ねんきんネットの便利な使い方

 

ねんきんネットは、自分の年金記録をネットで確認できる便利なサイトです。

過去の年金記録の確認、将来の年金見込額の試算などができます。

年金を納付しているなら登録必須のサイトです。

個人的にも、将来の年金見込額の試算でたまに使っています。

ということで、今回は「ねんきんネットの便利な使い方」を書いていきます。

ねんきんネットに登録する

ねんきんネットを利用するには、まず登録が必要です。

ねんきんネットの登録方法は、2種類あります。

  1. マイナポータルからの登録
  2. ねんきんネットのユーザID取得

マイナポータルからの登録には、マイナンバーカードとメールアドレスが必要です。

ねんきんネットのユーザID取得には、基礎年金番号とメールアドレスが必要です。

基礎年金番号は、年金手帳や年金証書などに書いてあります。

年金手帳を会社に預けている場合は、総務部にでも聞けば分かります。

登録の手順については、下記を見れば分かります。

「ねんきんネット」の登録方法

過去の年金記録を確認する

ねんきんネットでは、過去の年金記録を確認できます。

次のように、年齢別、月別に一覧で表示されるので非常に見やすくなっています。

過去の年金記録が一瞬で分かるので、非常に便利です。

納付漏れがないかチェックする

過去の年金記録で最初にチェックしておくべきことは、年金保険料の納付漏れです。

納付漏れがあると、将来の年金額が減ってしまいます。

先ほどの表では、納付していない月があればすぐに分かるようになっています。

さらに、まだ納付可能かどうも分かります。

なので、納付できる月がある場合はすぐに納付しておきます。

付加保険料の納付漏れもチェックする

付加保険料は、国民年金保険に加入している人が納付できる保険料です。

ねんきんネットでは、付加保険料が納付可能な月も分かります。

付加保険料は毎月400円ですが、付加年金は2年で必ず元が取れる非常にコスパの良い年金です。

なので、納付可能な月は全て納付しておきます。

そもそも付加保険料を毎月納付していない人は、納付の手続きをした方が良いと思います。

そうすることで、付加保険料込みの納付書が届くようになります。

付加保険料の納付手続き方法は、下記を見れば分かります。

付加保険料を納付したいとき

間違いがないかチェックする

過去の年金記録では、年金記録に間違いがないかもチェックしておきます。

もし自分の記憶と相違がある場合は、年金事務所に問い合わせます。

問い合わせ方法は、下記を見れば分かります。

年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合

ただ、年金保険料の納付状況がねんきんネットに反映されるまでに多少の時間を要します。

なので、反映されるまで1~2ヶ月くらいは様子を見た方が良いと思います。

数ヶ月経ってもまだ反映されない場合は、年金事務所に問い合わせます。

将来の年金見込額を確認する

ねんきんネットでは、将来の年金額の試算ができます。

実際の年金額は年々変わるので正確ではありませんが、ある程度参考にはなります。

自分の将来の年金額を全く知らずして、老後の生活設計はできません。

受給年齢ごとに試算する

ねんきんネットでは、いろいろな条件で将来の年金額を試算できます。

変更できる条件は、下記の3つです。

  1. 今後の職業などの設定
  2. 受給開始年齢の設定
  3. 国民年金保険料の納付等に関する設定

その中で、最低でも試算しておきたいのは受給開始年齢ごとの年金額です。

ただ、ねんきんネットでは試算結果を最大5件までしか保存できません。

なので、候補を5つまでにして試算します。

試算結果を5件保存すると、それ以上試算できなくなるので注意が必要です。

試算結果を比較する

ねんきんネットでは、保存した試算結果を一覧で比較できます。

比較した結果はグラフで表示されるので、非常に見やすくなっています。

例えば、次のような感じです。

保存した試算結果ごとに、100歳までの累積額が表示されます。

グラフの下には表も表示され、累積額の詳細も分かるようになっています。

受給開始年齢を60歳、65歳、70歳、75歳に設定したところ、個人的には次のような試算結果が出ました。

  • 79歳以下は60歳受給開始が1番お得
  • 80歳は65歳受給開始が1番お得
  • 81~90歳は70歳受給開始が1番お得
  • 91歳以上は75歳受給開始が1番お得

この結果を見ると、平均寿命まで生きれば70歳受給開始が1番お得です。

しかし、自分が何歳まで生きるかは自分にも分かりませんからね。

そう考えると、60歳から受給した方が良いような気もします。

これはあくまでも一例なので、自分の年金見込額で試算することをおススメします。

おススメの年金・保険

個人的におススメの年金・保険は下記です。

ということで、今回は終わりにします。