趣味のガーデニング(マツバボタンは簡単なので初心者向き)

庭に植えるなら「マツバボタン」が簡単でおススメです。

手入れもほとんど必要なく、初夏から晩秋まで毎日花を咲かせてくれます。

放っておいてもあまりに広がるので、2ヶ月に1回刈り込みが必要なほどです。

ということで、今回は趣味のガーデニング(マツバボタンは簡単なので初心者向き)を書いていきます。

種よりも苗が簡単

種も安いですが…

20210726_マツバボタン2

マツバボタンの種はそれこそ一年中、ホームセンターやスーパーなどで安く売っています。

しかし、種を買ってきて庭に適当に蒔いてもあまり芽は出ません。

もちろん植木鉢で水を与えれば芽は出てくると思いますが、庭にばらまくだけではどうもダメなようです。

自分の庭では2~3回蒔いてみましたが、全然芽が出ませんでした。

理由はよく分かりませんけどね。

しかし、わざわざ種を買って育てなくてももっと簡単で確実な方法があります。

苗を植える

20210726_マツバボタン3

それはマツバボタンの苗を買うことです。

春から初夏にかけて、ホームセンターの園芸コーナーにでも行けばいくらでも売っています。

苗用の小さな黒い袋に入れられて売られていますが、1個300円ほどで手に入ります。

その中に数株植えられているので、1個買えばそれだけで2~3種類の色の花を咲かせます。

どの色の花が咲くかは咲いている花やつぼみで判断できます。

いろいろな色の花を咲かせたければ、違う色のものをもう1個買った方がいいですね。

2個くらい買って、株を分けられるだけ分けて植えればどんどん広がっていきます。

自分は最初に3個買いましたが。

そして、庭の3ヶ所に1メートル間隔で株分けせずにそのまま植えました。

それが失敗でしたね。

株を分けずに固まりのまま植えると密集し過ぎてしまいます。

そうすると、上ではなく横に地を這うように伸び始めます。

それでも広がることは広がるのですが、根っこは1ヶ所に残ったままです。

いかにも窮屈過ぎて、あまり健康的とは言えません。

世話が簡単

20210726_マツバボタン1

マツバボタンのいいところは、世話がめちゃくちゃ簡単だということです。

庭の適当なところに植えておけば、勝手にガンガン成長してくれます。

ただ1つ注意することは、日の当たらないジメジメしたところは嫌いなことです。

なので、そういうところには植えないようにします。

逆に乾燥には恐ろしく強いので、庭に直植えしている場合は水など与えなくても全然平気です。

真夏の炎天下でも元気いっぱいに花を咲かせます。

さらに、直植えしている場合は肥料なども特に必要ありません。

周囲の雑草と同じようにグングン成長してくれます。

その生命力は雑草顔負けと言っても良いでしょう。

ただ、マツバボタンの草丈は10~15センチくらいであまり高くありません。

日当たりを良くするために、周囲の背の高い雑草は取り除いた方が良いでしょう。

挿し芽でガンガン増える

20210726_マツバボタン1

マツバボタンは挿し芽でガンガン増えます。

挿し芽とは、伸びた芽を切って地面に差すことです。

自分流の挿し芽のやり方は以下の通りです。

  1. 長く伸びた芽を10センチくらい切る
  2. 下の3センチくらいの葉っぱを取る
  3. 地面を1センチくらいの深さで薄く掘る
  4. 葉っぱを取った部分を置き、土を被せて固める

自分流のポイントは、芽を地面に垂直に入れないことですね。

根は先端から出るので、深く差し込むより浅くしておいた方が早く根付くような気がします。

挿し芽の直後は地面に寝たような感じになりますが、元気になれば上を向いてくるので心配無用です。

根付き始めれば1週間ほどで脇芽が出始め、縦と横にどんどん広がっていきます。

一方で、ちょん切られた方も葉の付け根からまた脇芽が出てきます。

というふうに、差し芽をこまめにやれば無限に増やせそうな勢いです。

今なら苗を1個買えば、庭を2ヶ月でマツバボタンだらけにする自信があります。

毎日花が咲く

20210726_マツバボタン1

マツバボタンは7~9月くらいにかけて、毎日のように花を咲かせます。

花の色は、基本的に赤・ピンク・オレンジ・黄・白の5種類です。

それに加えて、同じ赤でも深紅・薄い赤など微妙に違う色が咲いたりします。

花は晴れた日で1日、曇りの日なら2日くらいでしぼみます。

それでもつぼみがめちゃくちゃたくさん付くので、花が咲かない日はほとんどありません。

「よくこれだけ毎日咲くな」と感心するほどです。

咲き終わった花は種を付けますが、より多く咲かせたいなら咲き終わった花を摘みます。

こぼれ種を作るのは9月くらいからでも十分間に合います。

こぼれ種で毎年育つ

20210726_マツバボタン1

マツバボタンは植えて2年目以降こぼれ種でも育ちます。

こぼれ種とは、咲き終わった花から種がこぼれて次の年に芽が出ることです。

気温が20~25度ほどないと発芽しないので、他の植物よりけっこう遅めです。

地域にもよりますが、芽が出るのはだいたい5~6月頃になると思います。

芽は小さくて分かりづらいですが、少し大きくなるとトゲトゲの葉が出てくるので分かります。

そのままだと周囲の雑草に埋もれてしまうので、周囲の雑草を取り除いてやればOKです。

まとめ

今回は、趣味のガーデニング(マツバボタンは簡単なので初心者向き)を書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • 種よりも苗が簡単
    種も安いですが…:庭に適当に蒔いてもあまり芽は出ません。
    苗を植える:1個300円ほどで手に入ります。
    2個くらい買って、株を分けられるだけ分けて植えればどんどん広がっていきます。
  • 世話が簡単
    勝手にガンガン成長してくれます。
    直植えしている場合は肥料なども特に必要ありません。
    日当たりを良くするために、周囲の背の高い雑草は取り除いた方が良い。
  • 挿し芽でガンガン増える
    根付き始めれば1週間ほどで脇芽が出始め、縦と横にどんどん広がっていきます。
    ちょん切られた方も葉の付け根からまた脇芽が出てきます。
  • 毎日花が咲く
    花の色は、基本的に赤・ピンク・オレンジ・黄・白の5種類。
    より多く咲かせたいなら咲き終わった花を摘みます。
  • こぼれ種で毎年育つ
    芽が出るのはだいたい5~6月頃。
    周囲の雑草を取り除いてやればOK。
マツバボタンの天敵ナメクジの駆除には「ナメトール」がおススメです。

ということで、今回は終わりにします。