インデックス投資は、誰でも簡単にできる投資方法です。
自分も2017年から始めています。
インデックス投資で1番最初にしなければいけないことは、アセットアロケーション(資産配分)を決めることだと思います。
アセットアロケーションを決めずして、インデックス投資などできません。
ということで、今回は参考になるアセットアロケーションを書いていきます。
GPIFのアセットアロケーション
GPIFとは、年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
長ったらしい名前なので覚える必要はありませんが、GPIFでは日本の公的年金の運用をしています。
2020~2024年度のアセットアロケーションは、下記です。
国内債券 | 外国債券 | 国内株式 | 外国株式 | ||
資産構成割合 | 25% | 25% | 25% | 25% | |
乖離許容幅 | 各資産 | ±7% | ±6% | ±8% | ±7% |
債券・株式 | ±11% | ±11% |
非常にシンプルですが、リバランスする乖離許容幅が明確に決まっていて「なるほど」という感じです。
2024年度の運用状況を見ると、2001年度~2024年度第3四半期の収益率は+4.40%(年率)です。
アセットアロケーションは5年ごとに見直されるので、2025年度は変更があるかもしれません。
個人的にはこれが基本だと思っているので、とりあえず載せました。
楽ラップのアセットアロケーション
楽ラップは、楽天証券のロボアドです。
最初に16個の質問に答えるだけで、ロボアドが運用コースを提案してくれます。
ロボアドが提案する運用コースは、大きく分けて下記の5つです。
- 保守型
- やや保守型
- やや積極型
- 積極型
- かなり積極型
その5つのアセットアロケーションが公開されているので、参考にできます。
保守型
保守型は、楽ラップの説明によると「とにかく「慎重派」だという方のための運用コース」となっています。
運用開始(2016年7月)から2024年12月末までの利回りは、自分の計算では年率2.9~3.0%ほどです。
※信託報酬控除後、手数料控除前
「アセットクラス・銘柄の基本構成比」の円グラフに大まかなアセットアロケーション、右の表に詳細なアセットアロケーションが書いてあります。
やや保守型
やや保守型は、楽ラップの説明によると「基本は慎重だけど、攻めの姿勢も忘れない方のための運用コース」となっています。
運用開始(2016年7月)から2024年12月末までの利回りは、自分の計算では年率4.9~5.0%ほどです。
※信託報酬控除後、手数料控除前
「アセットクラス・銘柄の基本構成比」の円グラフに大まかなアセットアロケーション、右の表に詳細なアセットアロケーションが書いてあります。
やや積極型
やや積極型は、楽ラップの説明によると「資産の保全を図りつつ、攻めたい方のための運用コース」となっています。
運用開始(2016年7月)から2024年12月末までの利回りは、自分の計算では年率7.0~7.1%ほどです。
※信託報酬控除後、手数料控除前
「アセットクラス・銘柄の基本構成比」の円グラフに大まかなアセットアロケーション、右の表に詳細なアセットアロケーションが書いてあります。
積極型
積極型は、楽ラップの説明によると「リスクをある程度見込んで収益性を追求したい方のための運用コース」となっています。
運用開始(2016年7月)から2024年12月末までの利回りは、自分の計算では年率8.8~8.9%ほどです。
※信託報酬控除後、手数料控除前
「アセットクラス・銘柄の基本構成比」の円グラフに大まかなアセットアロケーション、右の表に詳細なアセットアロケーションが書いてあります。
かなり積極型
かなり積極型は、楽ラップの説明によると「とことん収益性を追求していきたい方のための運用コース」となっています。
運用開始(2016年7月)から2024年12月末までの利回りは、自分の計算では年率10.4~10.5%ほどです。
※信託報酬控除後、手数料控除前
「アセットクラス・銘柄の基本構成比」の円グラフに大まかなアセットアロケーション、右の表に詳細なアセットアロケーションが書いてあります。
便利なサイト
アセットアロケーションを作るのに、非常に便利なサイトがあるので紹介します。
myINDEX 資産配分ツール
「myINDEX 資産配分ツール」では、自分のアセットアロケーションのリスク、リターン、シャープレシオを確認できます。
自分のアセットアロケーションのリターンを計算するのは非常に面倒くさいので、これはなかなか助かります。
まあ、見るのはたまにで良いと思いますけどね。
会員登録をした方が使いやすい
「myINDEX 資産配分ツール」の資産配分ツールは、会員登録をしなくても使えます。
ただし、機能制限がありポートフォリオ(ここではアセットアロケーションと同義)の保存などはできません。
それでは不便なので、個人的には会員登録する方が良いと思います。
会員登録は無料です。
ポートフォリオの入力方法
まず「ポートフォリオをつくる」のタブを開きます。
そこに、自分のポートフォリオの割合を資産ごとに打ち込んでいきます。
資産の割合は、トータルで100%になるようにします。
ポートフォリオが保存できる
ポートフォリオを作ったら「このポートフォリオを保存する」で、名前を入力して保存します。
保存したポートフォリオは「保存したデータ」タブで見ることができます。
ポートフォリオは、最大5個まで保存できます。
他の人のポートフォリオも見れる
「保存したデータ」タブでポートフォリオを選ぶと、そのポートフォリオのリスク・リターン・シャープレシオが表示されます。
リスク・リターン・シャープレシオの表示は、過去5年・10年・20年・30年から選べます。
「みんなのポートフォリオ」タブを開けば、会員登録した人が保存したポートフォリオも見ることができます。
他の人が作ったポートフォリオも参考になるかもしれません。