「ダービースタリオンIII」(通称ダビスタ3)は、スーパーファミコン屈指の名作競走馬育成シミュレーションゲームです。
限られた資金と手持ちの牝馬からスタートし、名馬を生み出していく奥深いゲーム性が魅力。
配合次第で強い馬も駄馬も生まれるため、配合理論の理解が重要です。
この記事では、ニックスやインブリードなどの基本理論をベースに、初心者でも実践しやすい配合戦略をわかりやすく紹介します。
強い馬を生む配合の基本
ダビスタ3では、高価な繁殖牝馬に高価な種牡馬を種付けすれば、そこそこ強い馬が産まれます。
例えば、ノーザンテースト×パリティビット、リアルシャダイ×サヨナラなどですね。
しかし、それだけでは面白くありません。
配合理論を使うことで、安価な繁殖牝馬と安価な種牡馬の組み合わせでも、強い馬を作れる可能性があります。
ニックスで能力を底上げ
ニックスとは、相性の良い系統の馬同士を配合することで、能力の全体的な底上げが狙えます。
馬は父系を遡ることで、必ず系統が決まっています。
有名なところでは、ノーザンダンサー系、ヘイルトゥリーズン系などですね。
その中で、特定の系統同士を掛け合わせることでニックスが発生します。
ニックスが発生しているときは、種付けしたあとに牧場長が教えてくれます。
種付け料の高い馬なら「理想的な配合」、安価な馬なら「なかなか相性が良さそう」と言います。
種付け前に教えてくれればいいのですが、ちょっとケチですね。
覚えておきたい系統の組み合わせ
ニックスで覚えておきたい組み合わせは、ノーザンダンサー系の5つですね。
- ノーザンダンサー系×ヘイルトゥリーズン系
- ノーザンダンサー系×ゼダーン系
- ノーザンダンサー系×ファイントップ系
- ノーザンダンサー系×レッドゴッド系
- ノーザンダンサー系×クラリオン系
ノーザンダンサー系の種牡馬と繁殖牝馬はよく使うため、これくらい知っておけば十分です。
ちなみに、ニックスはどちらの系統が父馬でも発生します。
父ノーザンダンサー系×母ゼダーン系でも父ゼダーン系×母ノーザンダンサー系でも問題ありません。
- ニックスは相性の良い系統同士で発生する
- 牧場長のコメントでニックス発生が確認できる
- ノーザンダンサー系を中心に覚えておくと便利
爆発力を生むインブリード
ニックスと並んで、もう1つ重要な配合理論がインブリードです。
インブリードとは、3×4、4×4などで特定の馬の血を濃くすることで、その馬の特性を強く引き出します。
ただし、血を濃くし過ぎると体質が弱くなるので注意が必要です。
インブリードが発生している配合は、種付け時に赤く表示されます。
スピード特化の血統を活用
インブリードで、特に重要な特性はスピード◎です。
スピード◎のインブリードを多用することで、とんでもなくスピードのある馬が産まれます。
覚えておきたい馬は、下記の4頭です。
- グレイソヴリン:スピード◎、底力〇
- プリンスリーギフト:スピード◎、早熟〇
- ボールドルーラー:スピード◎、ダート〇
- ナスルーラ:スピード◎、気性×
グレイソヴリン、プリンスリーギフト、ボールドルーラーは、ナスルーラの仔です。
なので、3×3でインブリードさせればナスルーラも4×4のインブリードになります。
それだけでスピード◎の馬が4頭入るので、スピード能力の爆発が期待できます。
-
インブリードで特定能力を強化できる
-
スピード◎持ちの血統を複数重ねるのが効果的
-
血を濃くしすぎると体質が弱くなるので注意
勝負根性を伸ばす配合法
ダビスタ3でレースに勝つには、勝負根性が重要です。
そのため、勝負根性のある馬を作らなければいけません。
その方法としては、下記のようなものがあります。
安定と底力で根性継承
これが一番簡単な方法だと思います。
安定Aの種牡馬は、自分の能力を仔馬に安定して伝えます。
なので、底力A+安定Aの種牡馬を選べば勝負根性のある馬が産まれやすくなります。
底力A+安定Aの種牡馬は、下記の5頭です。
- ノーザンテースト
- トニービン
- ブライアンズタイム
- シンボリルドルフ
- マルゼンスキー
インブリードで底力強化
もう一つ考えられるのは、底力〇のインブリードを使うことです。
ただ、インブリードだけでは効果がイマイチ分かりづらいところがあります。
なので、底力A+安定Aの種牡馬+底力○のインブリードを使えば効果的です。
底力A+安定Aの種牡馬でできる底力○のインブリードは、下記になります。
- ノーザンテースト
ノーザンダンサー、ネアルコ、ハイペリオン - トニービン
ハイペリオン - ブライアンズタイム
ヘイルトゥリーズン、ターントゥ、リボー - シンボリルドルフ
パーソロン - マルゼンスキー
ノーザンダンサー
- 勝負根性を引き出すには底力A+安定Aの種牡馬が有効
- インブリードでも底力〇の特性を重ねられる
- 両方を組み合わせると効果的な配合になる
スピード型馬の育て方
ダビスタ3では勝負根性が一番重要ですが、その次に重要なのはやはりスピードです。
直線で置いていかれては、勝負根性を出す暇もないまま負けますからね。
スピードのある馬を作るには、下記の方法が効果的です。
繁殖牝馬でスピード底上げ
これが一番確実な方法です。
スピードのある繁殖牝馬の選び方としては、セリで「かなりの血統」かつ「スピードタイプ」または「スピード、スタミナともに申し分ない」と言われた馬を選べば確実です。
ただ、「かなりの血統」と言われる繁殖牝馬は、6歳時で1億円以上するため、かなり高額です。
セリで10億円を超えることも珍しくありません。
そのため、スピードのある繁殖牝馬を買うのは、ある程度資金が貯まってからになりますね。
インブリードで安定強化
先ほどスピード◎のインブリードが良いと書きましたが、あれはどちらかと言うと最強馬を作るためのインブリードです。
ハマればめちゃくちゃスピードのある馬が産まれますが、その確率は相当低いです。
そのため、普通にスピードアップを狙うのであれば、スピード〇のインブリードを使う方が無難です。
底力A+安定Aの種牡馬でできるスピード○のインブリードは、下記になります。
- ノーザンテースト
ニアークティック、ネアルコ、ネイティブダンサー(スピード◎)、ハイペリオン - トニービン
ゼダーン、ハイペリオン - ブライアンズタイム
グロースターク - シンボリルドルフ
パーソロン、マイリージャン、マイバブー、ファリス、パレスタイン - マルゼンスキー
ニジンスキー、ニアークティック、バックパサー、トムフール
当然ながら、複数を組み合わせる方が効果的です。
ネアルコ、ハイペリオン、パーソロンは、底力〇もあるため、特におすすめです。
- スピードのある繁殖牝馬はセリのコメントで判断できる
- スピード〇のインブリードは実用的で安定する
- 複数のインブリードを重ねると効果が高まる
スタミナ重視の配合戦略
スタミナは、勝負根性とスピードの次に重要です。
スタミナがなければ、中長距離のレースで勝てませんからね。
ダービーや天皇賞、有馬記念、ジャパンカップなど、大レースは中長距離が多いです。
凱旋門賞もその1つですね。
牝馬の資質でスタミナ補強
これが一番確実な方法です。
スタミナのある繁殖牝馬の選び方としては、セリで「かなりの血統」かつ「スピード、スタミナともに申し分ない」と言われた馬を選べば確実です。
「スタミナタイプ」の繁殖牝馬もいますが、スピードがいまひとつなのでおすすめしません。
ただ、「かなりの血統」かつ「スピード、スタミナともに申し分ない」と言われる繁殖牝馬はめちゃくちゃ高いです。
そのため、資金が十分に貯まってからでなければ買えません。
距離適性でスタミナ強化
「かなりの血統」かつ「スピード、スタミナともに申し分ない」繁殖牝馬が手に入った場合は、中長距離特性+安定Aの種牡馬を種付けするとかなりの確率でスタミナのある馬が産まれます。
ただ、スタミナのない繁殖牝馬に中長距離特性+安定Aの種牡馬を種付けしても、スタミナのある馬はあまり産まれませんが…。
底力A+安定Aで、中長距離特性の種牡馬は下記になります。
- トニービン
1600~2400m - ブライアンズタイム
1800~2400m - シンボリルドルフ
1800~2600m - マルゼンスキー
1600~2400m
ノーザンテーストは1600~2000mなので、中長距離特性とは言えません。
- スタミナ重視の牝馬は高額だが確実性がある
- 中長距離適性+安定Aの種牡馬でスタミナを狙う
- 両方を組み合わせてスタミナ馬を生み出せる
ニックスは補助で活かす
ニックスを使うと、能力の全体的な底上げが狙えます。
しかし、効いているのか効いていないのか、いまひとつ効果が見えにくいところがあります。
そのため、ニックスの有無を最優先にして種牡馬を選ぶ必要はないと思います。
底力A+安定Aの5頭で発生するニックスは、下記のようになります。
- ノーザンテースト
ヘイルトゥリーズン系、ゼダーン系、ファイントップ系、レッドゴッド系、クラリオン系 - トニービン
ノーザンダンサー系 - ブライアンズタイム
ノーザンダンサー系、エタン系 - シンボリルドルフ
なし - マルゼンスキー
ヘイルトゥリーズン系、ゼダーン系、ファイントップ系、レッドゴッド系、クラリオン系
- ニックスは能力全体の底上げが狙える
- 効果は見えづらいため優先度は低め
- 他の条件を満たしていれば活用価値あり
悪影響ある配合は避けよう
インブリードは、最強馬を作るためには欠かせません。
しかし、普通に遊ぶ分には特に必要ないと思います。
「良いインブリードが入っていればラッキー」くらいに考えましょう。
逆に、底力×や気性×のインブリードは極力避けましょう。
種牡馬のインブリードについては、下記のサイトに詳しく載っています。
👉 インブリード一覧
- 通常プレイでは無理にインブリードを狙わなくてよい
- 底力×・気性×のインブリードは避けるべき
- 良いインブリードがあれば活用する程度でOK
資金稼ぎに使える序盤配合
ダビスタ3は、かなりシビアなゲームです。
最初に生産した馬が駄馬だと、全く賞金が稼げません。
そうなると、すぐに破産してしまいます。
それを防ぐためには、早熟でスピードのある馬を生産しまくって高額で売るのが手っ取り早い方法です。
それに適した配合は、次の2つです。
- マチカネイワシミズ×オオシマナギサ
- マチカネイワシミズ×タケノマジック
オオシマナギサとタケノマジックは、運が良ければ初期牝馬として登場します。
マチカネイワシミズは、種付け料が0円の種牡馬です。
この配合ではスピード◎が大量に入っているので、スピードがある馬を作れます。
血が濃すぎるため、他の能力はほとんど期待できませんが…。
しかし、産まれた仔馬はだいたい2000万円以上で売れるので資金は貯まります。
この方法で資金を貯めて、徐々に強い馬を作っていけば安泰です。
- 初期は早熟・スピード型で資金確保を狙う
- マチカネイワシミズ配合でスピード◎を確保
- 売却益で資金を貯めてから本格育成へ
まとめ:ダビスタ3配合の攻略法
ダビスタ3では、強い馬を生産するために配合理論をしっかり理解することが大切です。
ニックスやインブリードをうまく活用し、スピードや根性、スタミナといった要素をバランスよく持った馬を育てましょう。
初心者のうちは、資金稼ぎに特化した配合からスタートすることで、無理なく牧場を発展させていくことができます。
今こそ遊びたい名作育成ゲーム
『ダービースタリオンIII』は、配合理論の奥深さをじっくり体感できる名作競馬育成ゲームです。
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