「ダービースタリオン3」は、シンプルな見た目とは裏腹に、配合や調教による奥深い戦略性が楽しめる競馬育成ゲームです。
なかでも“最強馬”を生み出すには、スピードやスタミナの数値だけでなく、血統や成長タイプなど複数の要素を見極める必要があります。
この記事では、私自身のプレイ経験に基づき、最強馬を作るための配合例や、見込みのある馬を売却価格から見抜くコツをまとめています。
最強馬に必要な資質
最強馬は、ただスピードがあれば良いというものではありません。
最強馬となり得る条件は、下記になります。
- スピードの限界値が高い
これは当然です。 - 超晩成であること
ピークが遅いため、たくさん調教できます。
- 勝負根性があること
ゴール前で競り勝てます。
- スタミナがある
逃げても最後までバテません。
- 気性が良過ぎない
道中は掛かり気味で行く方が良いです。気性が良過ぎると、道中で折り合ってしまいます。
これらの条件が全て揃っていなければ、最強馬とは言えません。
ブリーダーズカップに登録している強い馬は、これらの条件を全て満たしていると言っても良いでしょう。
- 最強馬にはスピードやスタミナだけでなく多様な資質が必要
- 気性の良過ぎる馬はレースで不利になる場合がある
- 強豪馬はこれらすべての条件を満たしていることが多い
最強馬を生む配合法
最強レベルの馬を作るには、ひたすら以下の配合を繰り返します。
- スピード◎のインブリードを多用する
- 安定Cの種牡馬を種付けする
- 長距離特性の種牡馬を選ぶ
- ニックスを使う
ただ、これだけ条件を揃えても最強レベルの馬はなかなか産まれません。
100頭に1頭産まれたらラッキーという感じですね。
スピード爆発を狙う配合
最強馬を作るためには、これが1番重要です。
スピード◎のインブリードをできるだけ多くの系統に入れます。
そうすることで、スピードの大爆発が期待できます。
スピードが大爆発した馬は、最後の直線で画面の端に消えていきます。
有効なスピード血統例
スピード◎の代表的なインブリードは、下記になります。
- ナスルーラ
- グレイソヴリン
- プリンスリーギフト
- ボールドルーラー
グレイソヴリン、プリンスリーギフト、ボールドルーラーの3頭は、いずれもナスルーラの仔です。
なので、3×3のインブリードにするとナスルーラも自動的に4×4のインブリードになります。
安定Cで一発狙い
最強馬を作るには、これも必須だと思います。
安定Cの馬は、仔馬に伝える能力に大きな振れ幅があります。
なので、良い方に振れてくれればとてつもなく強い馬が産まれます。
しかし、逆のケースの方が圧倒的に多くほとんどは駄馬ばかり産まれますが。
逃げ切るためのスタミナ
最強馬の理想のレース展開は、大逃げしてそのまま逃げ切ることです。
そのためには、長距離レースでもバテないほどのスタミナが必要になります。
そのため、種牡馬は長距離特性の馬を選びます。
ただ、安定Cの種牡馬は仔馬に伝えるスタミナについても大きく振れてしまいますが…。
血統相性で能力底上げ
ニックスでは、能力の全体的な底上げが期待できます。
なので、最強馬を作るなら使った方が良いでしょう。
ただ、ニックスが発生する系統は限られています。
そのため、最強馬を作る繁殖牝馬はニックスが発生する系統を選ぶ必要があります。
狙いたいニックス血統
ニックスが発生する代表的な系統は、下記になります。
- ノーザンダンサー系×ヘイルトゥリーズン系
- ノーザンダンサー系×ゼダーン系
- ノーザンダンサー系×ファイントップ系
- ノーザンダンサー系×レッドゴッド系
- ノーザンダンサー系×クラリオン系
まずは、ノーザンダンサー系のニックスだけ押さえておけば良いでしょう。
ニックスは、どちらの系統が父馬でも発生します。
具体例で学ぶ配合戦略
最強馬を作りやすい配合は、ほぼ決まっています。
ここでは、初期牝馬で作る場合と2代目で作る場合について書いていきます。
お得な牝馬スキップフロア
スキップフロアは、6歳時でも1,200万円でセリに出てくる安価な繁殖牝馬です。
しかし、ゼダーン系でスピード◎のグレイソヴリンが4×3、ナスルーラも4代目に入っています。
血統的には、最強馬を作るために存在する繁殖牝馬と言っても良いでしょう。
スキップフロア自体に、もう少しスタミナがあれば完璧です。
万能種牡馬ノーアテンション
ノーアテンションは種付け料が270万円なので、それほど高額な馬ではありません。
しかし、ノーザンダンサー系でゼダーン系とのニックスが発生します。
血統にはグレイソヴリンが3代目、ナスルーラが4代目に入っています。
距離適性は2400~3200mとなっており、スタミナも抜群です。
しかも、底力Aです。
さらに安定Cなので、スキップフロアとの配合で最強馬を作るための条件がすべて揃っています。
配合で得られる効果
スキップフロアにノーアテンションを種付けした時の効果は、下記になります。
- ノーザンダンサー系×ゼダーン系のニックス
- グレイソヴリン:3×3×4のインブリード
- ナスルーラ:4×4のインブリード
- 種牡馬はスタミナ抜群で底力A、安定C
先ほど書いた条件を全て満たしています。
1つ難点を挙げるとすれば、スキップフロアの能力が低い(特にスタミナがない)点でしょうか。
なので、スタミナのある馬はなかなか産まれません。
2代目牝馬を活用する
2代目で作る場合の繁殖牝馬は、スーパーシェビニオンが1番良いと思います。
スーパーシェビニオンは、初期価格9,000万円の比較的高額な繁殖牝馬です。
セリで手に入れることができます。
血統的にはグレイソヴリンが3代目、ナスルーラが4代目に入っており、エタン系でヘイルトゥリーズン系とのニックスが発生します。
これにリアルシャダイを種付けして、牝馬を作ります。
能力の高い(できればスタミナと勝負根性があり、気性が良い)牝馬ができたら、繁殖に上げます。
そして、その牝馬にノーアテンションを種付けします。
この配合もニックスが発生し、スピード◎のグレイソヴリンのインブリードがあります。
なので、スピードが爆発すれば期待できます。
ちなみに、最強馬として名高いサイキョウクラウドの血統もこの配合です。
- 初期牝馬ではスキップフロア×ノーアテンションが鉄板
- 2代目ではスーパーシェビニオン系配合が有効
- ニックスとインブリードを両立する血統構成が鍵
価格で見抜く最強馬候補
産まれた仔馬が最強馬となる可能性があるのかについては、売却価格で判断できます。
とはいえ、分かるのはスピードの限界値だけです。
それ以外の能力は、3歳になるまで分かりません。
価格を左右する4要素
産まれた仔馬の売却価格を決める要素は、以下の4つです。
- スピード
スピードの限界値が高いほど高くなる。 - 血統
高額な種牡馬や繁殖牝馬の仔であるほど価格が上がる。
- 成長系
早熟であればあるほど価格が高くなる。
- 性別
牝馬より牡馬の方が高くなる。
そのため、単に売却価格が高ければ良いというわけではありません。
超晩成でスピードの限界値が高い馬より、早熟の駄馬の方が売却価格が高くなります。
目安となる売却価格
ノーアテンション×スキップフロアで期待できる売却価格は、下記になります。
2代目の繁殖牝馬を未勝利で引退させてノーアテンションを種付けした場合も、同様の価格になると考えられます。
表1:売却価格の目安(ノーアテンション×スキップフロア)
性別 | 売却価格 | デビュー時期 |
牡馬 | 700万円 | 年明けデビュー |
牡馬 | 600万円 | 12月3~4週デビュー |
牝馬 | 500万円 | 12月4週~年明けデビュー |
牝馬 | 400万円 | 12月2~3週デビュー |
(出典:筆者調べ)
ただし、700万円の馬が産まれても、喜ぶのはまだ早いです。
超晩成でない場合は、駄馬確定です。
それは3歳の10月になるまで分かりません。
その時に牧場長から「デビューOK」が出ていなければ、超晩成で間違いありません。
もちろん、超晩成でもスタミナや勝負根性がなければ意味がありませんが…。
-
仔馬の売却価格はスピードの目安になる
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高価格でも早熟なら駄馬の可能性がある
-
「デビューOK」の時期で成長タイプを見極める
まとめ:最強馬の育て方と判断法
ダビスタ3で最強馬を育てるには、スピードやスタミナだけでなく、気性や成長タイプ、血統の掛け合わせも欠かせません。
インブリードとニックスを意識した配合を繰り返し、数多くの試行錯誤を経て、やっと理想の1頭に辿り着けます。
その達成感は、何度プレイしても色あせません。
ダビスタ3は今こそ遊ぶべき名作
今あらためてプレイしても、「ダービースタリオン3」は競馬ゲームの醍醐味を存分に味わえるタイトルです。
配合や調教でじっくり最強馬を育てる体験は、ほかのゲームではなかなか得られません。
名馬を育て上げる楽しさを、ぜひあなたも再体験してみてください。
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