タバコは今や高級嗜好品です。
昔は1箱200円ほどで買えましたが、今では500~600円もします。
ここまで値上がりすると、禁煙しようという気にもなってきます。
しかし、ただ禁煙と言っても何かモチベーションが上がる理由がないとなかなかできません。
モチベーションを上げる要素の1つは、やはりカネでしょう。
タバコ代を投資することで、どのくらい増えるのかが分かればモチベーションも上がるかもしれません。
ということで、今回は「タバコ代を投資に回すと数十年後にどのくらい増えるのか?」を書いていきます。
シミュレーションの条件
まず、タバコの銘柄はおそらく1番人気があるであろうセブンスターにします。
セブンスターの価格は、なんと1箱600円なのだそうです。
昔は1箱200円くらいだったのに、3倍の値段になってしまっています。
そんなことはどうでもいいのですが、とりあえず毎日だと計算が面倒です。
なので、毎日1箱吸うとして毎月30箱分の1万8000円を積立投資することにします。
投資の種類は、もちろんインデックス投資です。
過去20年の平均リターンは年率6%以上なので、とりあえずリターンは年率6%としておきます。
この条件で、10年後、20年後、30年後、40年後に得られるリターンを調べていきます。
計算には、楽天証券の積立シミュレーションを使います。
投資期間10年の場合
まず、10年後のシミュレーション結果を見ていきます。
積立金額 | 運用総額 | 運用益 | |
10年後 | 216万円 | 294万9828円 | +78万9828円 |
セブンスターを10年間禁煙して、インデックス投資すると約300万円になります。
運用益は、約80万円です。
10年間禁煙して約80万円もらえるとして、これはどうなんでしょうね?
これを多いと判断するのか少ないと判断するのかは、個人差がありそうな気がします。
積立投資は、10年くらいではそれほど複利効果が現れません。
投資期間20年の場合
次に、20年後のシミュレーション結果を見ていきます。
積立金額 | 運用総額 | 運用益 | |
20年後 | 432万円 | 831万6736円 | +399万6736円 |
セブンスターを20年間禁煙して、インデックス投資すると約830万円になります。
運用益は、約400万円です。
20年間禁煙して約400万円もらえるとして、これはどうなんでしょうね?
1年で20万円もらえる計算なので、禁煙を選ぶ人もけっこういそうな気がします。
ただ、そこまで魅力的な金額でもありません。
運用益が積立金額のほぼ2倍になっているので、複利効果はそれなりに現れていますが…。
投資期間30年の場合
次は、30年後のシミュレーション結果を見ていきます。
積立金額 | 運用総額 | 運用益 | |
30年後 | 648万円 | 1808万1271円 | +1160万1271円 |
セブンスターを30年間禁煙して、インデックス投資すると約1800万円になります。
運用益は、約1160万円です。
ここまで来ると、複利効果は目に見えて現れてきました。
30年間禁煙して約1160万円もらえるとして、これはどうなんでしょうね?
1年で40万円弱もらえる計算なので、禁煙を選ぶ人が多くなりそうな気がします。
ただ、それでも吸い続ける強者もいるでしょうけどね。
投資期間40年の場合
最後に、40年後のシミュレーション結果を見ていきます。
積立金額 | 運用総額 | 運用益 | |
40年後 | 864万円 | 3584万6833円 | +2720万1271円 |
セブンスターを40年間禁煙して、インデックス投資すると約3600万円になります。
30年後のほぼ2倍に増えています。
運用益は、約2700万円です。
さすがに40年ともなると、複利効果がスゴイです。
40年間禁煙して約2700万円もらえるとして、これはどうなんでしょうね?
1年で70万円弱もらえる計算なので、禁煙を選ぶ人がさらに増えそうな気がします。
ただ、それでも吸い続ける強者もいるとは思いますが…。
しかし、これだけ増えると老後2000万円問題も軽くクリアしてしまいます。