インデックス投資は、一度軌道に乗るとあとは比較的簡単です。
しかし、始めるまでの敷居が高いんですよね。
始めようとしても、iDeCo・NISA・特定口座などいろいろありますからね。
一体どれから始めれば良いのか迷ってしまいます。
また、始めたとしてもどれを優先的に使えば良いのか悩んでしまいます。
ということで、今回は趣味の投資信託(超個人的なiDeCo・NISA・特定口座の優先順位)を書いていきます。
iDeCoが最優先
インデックス投資で最優先に投資すべき口座は、断然iDeCoです。
その理由は、iDeCoへ投資したお金が所得控除になるからです。
所得控除になれば、多少なりとも所得税と住民税は減らせます。
さらに、受取時にも退職所得控除などの税制優遇があります。
投資することで節税でき、受取時も税制優遇がある素晴らしい制度です。
これをやらない手はないですよね。
ただし、原則60歳まで受け取れないので老後資金を投資しましょう。
iDeCoで投資(拠出)できる限度額は、加入資格によって異なります。
投資資金は人によって違いますが、できれば限度額一杯まで拠出したいところです。
追納はできない
iDeCoの掛金(投資するお金)は、毎月26日に口座振替で納付します。
26日が休業日の場合は、翌営業日の口座振替となります。
口座の残高が掛金より少ない場合は、その月の拠出はされません。
あとで追納はできないので、注意が必要です。
また、掛金の金額変更は1年に1回しかできません。
区切りは、12月分の掛金から翌年11月分の掛金(実際の納付月は1〜12月)で1回となっています。
なので、残高不足にならないように無理のない掛金に設定しておく必要があります。
その点は、やや使い勝手が悪いですね。
付加保険料納付を優先
自営業や無職の人は、国年年金保険に加入していると思います。
そういう人は、iDeCoの拠出限度額が月額6万8000円となっています。
ただ、国民年金保険では付加保険料を納付できます。
付加保険料は、年金受給後2年できっちり元が取れます。
それ以降は、生きている限りずっとプラスになります。
月額400円と安いので、国民年金保険に加入している人は納めるべきです。
付加保険料を納付する場合は、iDeCoの拠出限度額が月額6万7000円になります。
個人的には、iDeCoを6万7000円にして付加保険料を納付する方が断然良いと思います。
iDeCoの次はNISA
iDeCoに投資しても投資資金が余る場合は、NISAへ投資します。
NISAの場合は、投資して儲かったお金に税金がかかりません。
ただ、iDeCoのように投資するだけでは節税になりません。
なので、投資の優先順位としては2番目です。
ただ、NISAはiDeCoのように60歳の縛りがありません。
なので、お金が必要な時はいつでも売却できます。
2024年からは新しいNISA
2023年までは一般NISAとつみたてNISAでしたが、2024年からは新しいNISAに変わります。
新しいNISAは、つみたて投資枠と成長投資枠の2本立てです。
つみたて投資枠と成長投資枠の概要は、下記になります。
- つみたて投資枠
年間投資枠120万円。非課税保有限度額1800万円。株式とバランス型の投資信託しか買えない。 - 成長投資枠
年間投資枠240万円。非課税保有限度額1200万円。ほとんど何でも買える。
両方の枠とも、非課税保有期間が無期限であるのが素晴らしいところです。
注意点としては、新しいNISA全体の非課税保有限度額が1800万円であるということです。
成長投資枠に1200万円投資した場合は、つみたて投資枠に600万円しか投資できません。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
つみたて投資枠は、株式とバランス型の投資信託しか買えません。
成長投資枠では、ほとんどの投資信託が買えます。
なので、下記のように使い分ければ良いでしょう。
- 株式とバランス型の投資信託
つみたて投資枠優先で購入。足りない分は成長投資枠で購入。 - 債券・リートの投資信託
成長投資枠で購入。
どちらの投資枠を優先するかについては、つみたて投資枠の方を優先して使いたいですね。
本当は、自由度の高い成長投資枠を1800万円分使いたいというのが本音です。
年間投資枠内で一括投資もできますし、買える投資信託の種類も多いので。
しかし、残念なことに非課税保有限度額が1200万円しかありません。
なので、先につみたて投資枠を600万円分埋めてしまうのが理想です。
ただ、成長投資枠では変な投資信託もたくさん売っています。
間違っても、証券会社だけが儲かるような極悪な投資信託は買ってはいけません。
下記のサイトに載っている投資信託であれば、ほぼ大丈夫だと思いますが…。
NISAの次は特定口座
iDeCoと新しいNISAを限度額一杯まで投資するのであれば、月額30万円以上必要になります。
それでも投資資金が余るという人は、特定口座で投資します。
特定口座では、儲かった場合に金融所得課税(現在は20.315%)を取られます。
その点が、NISAより劣るところです。
ただ、儲かっても元本には税金がかかりませんけどね。
税金がかかるのは、あくまで売却益に対してのみです。
特定口座には、iDeCoやNISAのような投資枠がありません。
なので、余った投資資金は全額特定口座で投資すればOKです。
NISA枠が余る場合
NISA枠が30万円になると、全部使い切れない人がほとんどだと思います。
その時は、特定口座の投資信託を取り崩してNISAに投資すべきです。
もし特定口座で投資信託を保有しているのであれば、の話ですが。
特定口座で保有している投資信託は、時間が経つほど評価損益が増える可能性が高くなります。
そうなると、売った時に取られる金融所得課税も増えていきます。
そう考えると、できるだけ早くNISAに移す方が賢明です。
一度NISAに移してしまえば、もう金融所得課税を取られることはありません。
金融所得課税率は、今後上がることはあっても下がることはまずないでしょう。
そういう観点からも、早めにNISAに避難させる方が良いと思います。
お得な口座開設方法
iDeCo口座やNISA口座・特定口座をこれから開設するなら、ポイントサイト経由がお得です。
ポイントサイトを経由するだけで、数千~1万円相当のポイントがもらえます。
個人的に良いと思っているポイントサイトは、下記の4サイトです。
どのサイトも、ポイントサイトではトップレベルのポイント還元率です。
4つとも登録して、その時々でポイント還元が多いサイトを選びましょう。
あまり多くのポイントサイトに登録するのは、ちょっとおススメしません。
ポイントが分散すると、ポイント交換まで時間がかかってしまいます。
何よりも、いちいちポイント還元率の高いサイトを調べるのが面倒です。
なので、登録するポイントサイトは4つくらいでちょうど良いと思います。
まとめ
ということで、今回は趣味の投資信託(超個人的なiDeCo・NISA・特定口座の優先順位)を書きました。
ざっくりまとめると次のようになります。
- iDeCoが最優先
投資することで節税でき、受取時も税制優遇がある素晴らしい制度。
原則60歳まで受け取れないので老後資金を投資。
追納はできない:掛金の金額変更は1年に1回しかできません。
残高不足にならないように無理のない掛金に設定しておく。
付加保険料納付を優先:国民年金保険では付加保険料を納付できます。
月額400円と安いので、国民年金保険に加入している人は納めるべき。 - iDeCoの次はNISA
投資して儲かったお金に税金がかかりません。
ただ、iDeCoのように投資するだけでは節税になりません。
2024年からは新しいNISA:つみたて投資枠と成長投資枠の2本立て。
・つみたて投資枠:年間投資枠120万円。非課税保有限度額1800万円。株式とバランス型の投資信託しか買えない。
・成長投資枠:年間投資枠240万円。非課税保有限度額1200万円。ほとんど何でも買える。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け:下記のように使い分ければ良い。
・株式とバランス型の投資信託:つみたて投資枠優先で購入。足りない分は成長投資枠で購入。
・債券・リートの投資信託:成長投資枠で購入。
先につみたて投資枠を600万円分埋めてしまうのが理想。 - NISAの次は特定口座
儲かった場合に金融所得課税(現在は20.315%)を取られます。
その点が、NISAより劣るところ。
余った投資資金は全額特定口座で投資すればOK。 - NISA枠が余る場合
特定口座の投資信託を取り崩してNISAに投資すべき。
一度NISAに移してしまえば、もう金融所得課税を取られることはありません。 - お得な口座開設方法
ポイントサイト経由がお得。
個人的に良いと思っているポイントサイトは、下記の4サイト。
・モッピー
・ハピタス
・ちょびリッチ
・ECナビ
どのサイトも、ポイントサイトではトップレベルのポイント還元率。
ということで、今回は終わりにします。