自分は2017年から投資信託を始めました。
全く予備知識がないまま始めたので、最初はちんぷんかんぷんでしたけどね。
インデックス投資を知るまでの半年間は、けっこう損しました。
しかし、インデックス投資を始めてからはそこそこ含み益が出ています。
投資信託で失敗しないコツは、いつインデックス投資を始めるかにかかっていると思います。
当然ながら、理想は最初からインデックス投資をやることです。
しかし、初心者には少し難しいかもしれませんね。
ということで、今回は趣味の投資信託(初心者がインデックス投資を始める時の手順)を書いていきます。
証券口座を作る
インデックス投資を始めるには、まず証券口座を作らなければいけません。
口座開設する証券会社は、SBI証券がおススメですね。
「投信マイレージサービス」があり、投資信託を持っているだけでポイントが貯まります。
その反対に、銀行だけは絶対にやめた方がいいと個人的には思います。
その理由は、取り扱っている投資信託が少ない上に購入手数料まで取るからです。
SBI証券では購入手数料を取りません。
ちなみに口座の種類は「特定口座」の「源泉徴収あり」を選びます。
源泉徴収にしておけば、確定申告しなくて済む場合が多いですからね。
また、口座開設する時は「モッピー」または「ハピタス」経由で作ります。
SBI証券の口座開設は、けっこうポイントがもらえますからね。
資産配分を決める
証券口座を作ったら、次は資産配分を決めなくてはいけません。
これをアセットアロケーションと言います。
アセットアロケーションは非常に大切なので、自分で責任を持って決めるしかありません。
ここでは、資産の種類と平均リターン・リスクを書いておくことにします。
資産の種類
インデックス投資の主要な資産は、だいたい次の8種類に分かれています。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート
- 先進国リート
株式と債券とリート、それと日本と先進国と新興国の地域で資産を区分しています。
リートとは不動産のことです。
年率平均リターンとリスク
下記のサイトを参考にします。
インデックス投資のことなら 『myINDEX』 マイインデックス
過去20年の実績(2003年4月末-2023年4月末、円ベース)です。
- 国内株式
年率平均リターン:6.9%
リスク:16.9% - 先進国株式
年率平均リターン:10.1%
リスク:18.6% - 新興国株式
年率平均リターン:9.8%
リスク:22.3% - 国内債券
年率平均リターン:1.1%
リスク:2.0% - 先進国債券
年率平均リターン:3.5%
リスク:8.7% - 新興国債券
年率平均リターン:6.4%
リスク:11.4% - 国内リート
年率平均リターン:7.3%
リスク:17.8% - 先進国リート
年率平均リターン:8.5%
リスク:21.5%
年率平均リターンは、毎年平均してどのくらい増えたかということです。
リスクは破産する確率ではなく、リターンの振れ幅のことを言っています。
一般的にはリターンが高い資産ほどリスクも高いという傾向があります。
しかし、こうして見るとどの資産もけっこう増えていることが分かります。
銀行預金とは比べ物になりません。
データを鵜吞みにしない
上の結果を見ると、年率平均リターンが高い先進国株式だけを買えばいいと思うかもしれません。
しかし、それは短絡的な考えです。
今後もそうなるという保証は全くありません。
インデックス投資は、あくまでも平均点を取っていく投資方法です。
一攫千金を狙うような投資方法ではありません。
そう考えると、何があっても大丈夫なように全ての資産を持っておく方が無難だと思います。
今後、どの資産が上がってどの資産が下がるのかは誰にも分かりません。
全部上がる可能性もありますが、全部下がる可能性もあるのです。
最初は8資産均等でもいい
どういう資産配分がいいか分からなければ、最初は8資産均等でもかまわないと思います。
各資産の今後の値動きが分からない以上、ベストの資産配分は誰にも分かりません。
今後20年間で国内債券が1番上がる可能性もあります。(想像しにくいですが)
投資に慣れてきて資産配分を変えたくなったら、徐々に変えていけばいいだけです。
資産配分で悩むより、まずは早く投資を始めて投資に慣れることの方が重要だと思います。
投資の世界は思ったより値動きが激しいですからね。
1日で資産の1%が減るなんてことはざらにあります。
そんなことでいちいちビビっているようでは、インデックス投資などできません。
投資信託を選ぶ
資産配分を決めたら、次はどの投資信託を買うかを決める必要があります。
しかし、1000種類以上もあるのでその中から選ぶのは大変です。
資産ごとの投資信託は、次のサイトに詳しく載っています。
インデックスファンド選びで1番重要なのは、ズバリ「実質コスト」です。
実質コストとは、投資信託の運用にかかる費用です。
当然少なければ少ないほどいいに決まっています。
同じ指数との連動を目指しているなら、どの投資信託を買っても同じような値動きになります。
そうなると、投資信託を比較できるのは実質コストの低さくらいしかありません。
個人的には、今のところ「eMAXIS Slim」シリーズが良いと思っています。
もちろん最終的には自分で判断してください。
投資信託を買う
資産配分と買う投資信託が決まったら、いよいよ実際に投資信託を購入していきます。
最初はどうせ失敗すると思うので、慣れるまでは少額で投資した方がいいと思います。
少額から始めた方が、間違えた時に被害が少なくて済みます。
投資の方法としては、最初は積立投資がおススメです。
無理のない金額で、コツコツ積み立てていけば良いと思います。
そのうち投資に慣れてきて金額を増やしたいと思ったら、その時に増やせばいいだけです。
インデックス投資は、長期運用で複利効果を使いながら徐々に資産を増やしていくイメージです。
なので、1回投資したお金は老後まで使えないという気持ちで投資します。
まとめ
今回は、趣味の投資信託(初心者がインデックス投資を始める時の手順)を書きました。
ざっくりまとめると次のようになります。
- 証券口座を作る
口座開設する証券会社は、SBI証券がおススメ。
口座の種類は「特定口座」の「源泉徴収あり」を選びます。
口座開設する時は「モッピー」または「ハピタス」経由で作ります。 - 資産配分を決める
資産の種類:株式と債券とリート、それと日本と先進国と新興国の地域で資産を区分。
年率平均リターンとリスク:一般的にはリターンが高い資産ほどリスクも高い。
データを鵜呑みにしない:インデックス投資は、あくまでも平均点を取っていく投資方法。
何があっても大丈夫なように全ての資産を持っておく方が無難。
最初は8資産均等でもいい:ベストの資産配分は誰にも分かりません。
まずは早く投資を始めて投資に慣れることの方が重要。 - 投資信託を選ぶ
1番重要なのは、ズバリ「実質コスト」
今のところ「eMAXIS Slim」シリーズが良いと思っています。 - 投資信託を買う
慣れるまでは少額で投資した方がいい。
最初は積立投資がおススメ。
1回投資したお金は老後まで使えないという気持ちで投資します。

ということで、今回は終わりにします。