年金は、将来的にいくらもらえるのかちょっと不安ですよね。
ただ、もらえないのは困るので年金保険料はサボらずに納付しておかなければいけません。
自分の年金記録を管理するには、ねんきんネットが便利です。
ねんきんネットに登録することで、過去の記録や将来の年金額の試算がいつでも確認できます。
ということで、今回はねんきんネットで確認できることについて書いていきます。
ねんきんネットの登録は無料
ねんきんネットは、無料で登録できます。
登録方法は、下記に書いてあります。
マイナンバーカードを持っていれば、マイナポータルから利用できます。
マイナンバーカードを持っていない人はユーザーIDが必要になるのでちょっと面倒くさいですが、仕方ないですね。
過去の年金記録が確認できる
ねんきんネットでは、過去の年金記録が確認できます。
確認できることは、次の3つです。
- 記録漏れがないか
- 制度別の詳細な年金記録
- 年金額をさらに増やせるか
頻繁に確認する必要はありませんが、たまに確認しておく方が良いでしょう。
記録漏れがないか
ねんきんネットでは、月別の年金記録が確認できます。
年金保険料を納付した月については国民年金の場合は「国年」、厚生年金の場合は「厚年」と記載されています。
20歳から現在までの記録が一覧で表示できるので、非常に見やすいですね。
ここで記録漏れがないか、しっかり確認しておきます。
年金は、10年以上納付しておかないともらえませんからね。
年金記録に漏れや誤りがあると思った場合は、近くの年金事務所に問い合わせればOKとのことです。
制度別の詳細な年金記録
ねんきんネットでは、制度別の詳細な記録も確認できます。
- 国民年金加入記録
- 厚生年金加入記録
国民年金加入記録
「月別の国民年金加入記録の情報」では、国民年金を納付した月が一覧で表示されます。
付加保険料を納付した月は「付加」、付加保険料を納付していない月は「納付」と表示されます。
20歳から現在までの記録が一覧で表示できるので、非常に見やすいですね。
「国民年金加入期間の情報」では、加入月数や未納月数などが確認できます。
厚生年金加入記録
「厚生年金保険加入記録の情報」では、勤めた会社ごとの情報を見ることができます。
その時々の標準報酬月額・標準賞与額などが細かく確認できるので、なかなか面白いですね。
こういうものは、あまり見る機会がありません。
「厚生年金保険加入期間の情報」では、厚生年金の加入月数などを確認できます。
年金額をさらに増やせるか
ねんきんネットでは、今より年金額を増やせるかどうかも確認できます。
未納の分でまだ納付できるもの(付加年金を含む)があれば、表示されます。
保険料を納めなかった期間がありますが、今から納めることができますか。|日本年金機構
上記によると、国民年金の保険料は納付期限(納付対象月の翌月末日)から2年以内であれば納めることができるようです。
納付期限から2年を過ぎると、時効により納めることができなくなります。
将来の年金額を試算できる
ねんきんネットでは、将来の年金額(見込)を試算できます。
できることは、次の3つです。
- かんたん試算
- 詳細な条件で試算
- 試算結果一覧の表示
将来年金をもらうのであれば、この機能を使わないのはあり得ないでしょう。
かんたん試算
かんたん試算では、現在の加入条件が60歳まで継続すると仮定して見込額を試算できます。
ワンクリックで試算できるので、簡単ですね。
試算結果を複製することで、受給開始年齢を変更して試算することもできます。
試算結果は、名前を付けて保存できます。
90日間しか保存できないのがちょっと不便ですが…。
詳細な条件で試算
かんたん試算以外では、詳細な条件で試算もできます。
この場合は、今後の加入制度、収入及び期間などを入力して試算します。
未納分の国民年金保険料を納付・後払い(追納)する場合の設定もできます。
試算結果は、名前を付けて保存できます。(かんたん試算と合わせて5つまで)
試算結果一覧を表示
試算結果一覧では、保存した試算結果の比較ができます。
試算結果ごとの累計の年金額がグラフで表示されるので、非常に見やすくなっています。
グラフの下には累計の年金額が表で表示され、詳細の金額については表で確認できます。
あくまで見込額なので将来的に変わる可能性が大ですが、一応参考にはなります。
将来年金をもらうのであれば、定期的に見込額をチェックしておきたいですね。