Extra Texture(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビュー

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Extra Texture」は、1975年9月22日に発売されました。

ビートルズ解散後4作目のジョージ・ハリスンのソロアルバムです。

このアルバムも学生の頃に買ったので、数えきれないくらい聴いています。

というわけで、下記の3点についてまとめてみます。

  • アルバムについて軽く紹介
  • 良い曲
  • その他の曲

ジョージに悪いアルバムはありませんが、このアルバムは聴く人を選びそうな気がします。

ということで、今回はExtra Texture(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書いていきます。

アルバムについて軽く紹介

このアルバムの曲リストは、下記になります。

  1. You
  2. The Answer’s at the End
  3. This Guitar (Can’t Keep from Crying)
  4. Ooh Baby (You Know That I Love You)
  5. World of Stone
  6. A Bit More of You
  7. Can’t Stop Thinking About You
  8. Tired of Midnight Blue
  9. Grey Cloudy Lies
  10. His Name Is Legs (Ladies and Gentleman)

前作の「Dark Horse」は、1974年11月20日に発売されました。

なので、約10ヶ月ぶりに出たアルバムです。

この頃は、アルバムを出すスパンがけっこう短いですね。

契約の問題とかあったのでしょうか?

その辺の事情はよく知りませんけど。

アルバムの邦題は「ジョージハリスン帝国」です。

誰が付けたのか知りませんが、センスないですよね。

このアルバムの個人的な印象は「とにかく暗い」です。

なぜこんなに暗いのかと思い調べてみましたが、この時期にパティ・ボイドと離婚していました…。

「そりゃ暗くなるはずだ」と思いつつ改めて聴いてみると、やはり暗さしかありません。

ただ、売上はビルボードのアルバムチャートで3週連続8位を記録しています。

なので、そこそこ売れてはいますね。

当時は駄作だと思っていましたが、今聴いてみると実はそうでもないということが分かってきました。

しかし、万人に受けるアルバムとは言い難いですね。

ジョージファンならたまに聴くのも悪くない、というくらいでしょうか。

ただ、個人的に好きな曲も収録されていますので侮れません。

良い曲

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このアルバムで特に良いと思う曲は、次の2曲です。

  • This Guitar
  • Tired Of Midnight Blue

This Guitar

音楽配信_H3見出し1

「This Guitar」は、めちゃくちゃカッコいい曲です。

正直、ジョージのソロ曲ではNo.1か2だと思います。

ビートルズ時代では「Something」ですが。

タイトルに「Guitar」の文字がある通り「While My Guitar Gently Weeps」の続編とも言われています。

世間的な評価では、圧倒的に「While …」の方が高いでしょうね。

しかし、個人的にはこちらの方が断然好きです。

何が良いのかと聞かれても困ってしまいますが、全体的な雰囲気ということにしておきます。

とにかく渋くてカッコいいのです。

ただ、難しい曲なので1回聴いただけでは「どこが?」という感じでしょうね。

しかし、10回聴けば必ず良い曲だと思うはずです。

Tired Of Midnight Blue

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「Tired Of Midnight Blue」もいいですね。

イントロから渋さ全開で、何ともカッコいい曲です。

しかし、邦題が「哀しみのミッドナイト・ブルー」ですからね。

曲全体としては、もう真っ暗という感じです。

この邦題はなかなか曲に合っていると思います。

その他の曲

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その他の曲についても簡単に書いていきます。

いつもより良い曲の数が少ないような気もしますが、仕方ありませんね。

「You」は、一言で言うとキャッチーな曲です。

シングルカットもされており、そこそこヒットしています。

イントロや間奏のサックスは調子良く、このアルバムでは1番といっていいほどノリが良い曲です。

ただ、この曲はキーが高くテープスピードを下げてボーカルを録音しています。

そのためなのか、間奏明けの「You」の歌声が気持ち悪いのがイマイチです。

邦題の「二人はアイ・ラヴ・ユー」もダサいですね。

「The Answer’s At The End」は、サビがなかなか良い曲です

最近聴き返して、けっこういい曲だと思うようになりました。

「Isn’t It a Pity」とか「All Things Must Pass」より好きかも、という感じです。

ただ、聴いた当初は「暗くて長い曲」という印象しかありませんでしたが…。

「Ooh Baby」は、スローなバラードです。

悪い曲ではないのですが、それほどいいとも思いません。

聴いていて眠たくなりますね。

「World Of Stone」は、このアルバムで2番目に暗い曲です。

何と言っても「悲しみの世界」という邦題が付いていますからね…。

そう言えば、このアルバムは全曲に変な邦題が付いていますね。

そんなものは全く必要なかったと思いますが…。

「A Bit More Of You」は、ただのつなぎです。

「こんな曲あったっけ?」と思ったら「You」の間奏部分の切り取りでした。

例のサックスのところですね。

あまりにも暗い曲が続くので、入れたのでしょうか?

「Can’t Stop Thinking About You」は、悲痛なバラードです。

この辺は、ひたすら暗い曲が続きます。

「Gray Cloudy Lies」は、このアルバムで1番暗い曲です。

イントロの出だしから、もう奈落の底に突き落とされそうな感じです。

何と言っても、邦題が「暗い偽り」ですからね。

当然と言えば当然かもしれませんが…。

曲の終わり方も真っ暗です。

「His Name Is Legs」は、なかなかノリの良い曲です。

ジョージの友達のレッグス・ラリー・スミスのことを歌っています。

イントロは前曲の流れを引きずっており、一瞬最後まで真っ暗なのかと思わせます。

しかし、突如明るくなるので安心します(笑)

この曲はけっこう好きですね。

アルバムの締めにはちょうど良いと思います。

まとめ

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今回は、Extra Texture(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • アルバムについて軽く紹介
    アルバムの邦題は「ジョージハリスン帝国」
    個人的な印象は「とにかく暗い」
    万人に受けるアルバムとは言い難い。
    ジョージファンならたまに聴くのも悪くない。
  • 良い曲
    This Guitar:ジョージのソロ曲ではNo.1か2。
    とにかく渋くてカッコいい。
    難しい曲なので1回聴いただけでは「どこが?」という感じ。
    しかし、10回聴けば必ず良い曲だと思うはず。
    Tired Of Midnight Blue:イントロから渋さ全開で、何ともカッコいい曲。
    曲全体としては、もう真っ暗という感じ。
  • その他の曲
    「You」は、一言で言うとキャッチーな曲。
    「The Answer’s At The End」は、サビがなかなか良い曲。
    「Ooh Baby」は、スローなバラード。
    「World Of Stone」は、このアルバムで2番目に暗い曲。
    「A Bit More Of You」は、ただのつなぎ。
    「Can’t Stop Thinking About You」は、悲痛なバラード。
    「Gray Cloudy Lies」は、このアルバムで1番暗い曲。
    「His Name Is Legs」は、なかなかノリの良い曲。

ということで、今回は終わりにします。

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