Somewhere In England(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビュー

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Somewhere In England」は、1981年6月1日に発売されました。

ビートルズ解散後7作目のジョージ・ハリスンのソロアルバムです。

このアルバムも数えきれないくらい聴いています。

ジョージのアルバムは、どれも全部聴いていますけどね。

というわけで、下記の3点についてまとめてみます。

  • アルバムについて軽く紹介
  • 良い曲
  • その他の曲

このアルバムは、個人的にはかなり好きなアルバムの中に入ります。

ということで、今回はSomewhere In England(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書いていきます。

アルバムについて軽く紹介

このアルバムの曲リストは、下記になります。

  1. Blood From A Clone
  2. Unconsciousness Rules
  3. Life Itself
  4. All Those Years Ago
  5. Baltimore Oriole
  6. Teardrops
  7. That Which I Have Lost
  8. Writing’s On The Wall
  9. Hong Kong Blues
  10. Save The World

前作の「George Harrison」は1979年2月に発売されました。

なので、2年以上経っての発売でした。

元々このアルバムは、1980年11月の発売予定でした。

しかし、レコード会社から曲の差し替えを要求されて発売が伸びてしまいました。

その理由は、ジョージの音楽が時代に合っていないからとのことだったようです。

元ビートルズに対して、なかなかシビアな要求ですね。

結局、レコード会社の要求で4曲とジャケットを差し替えられてしまいました。

そういういきさつがありましたが、全体的には良い出来だと思います。

相変わらず捨て曲的なものはありません。

ジョージファンなら十分楽しめる内容のアルバムに仕上がっていると思います。

良い曲

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このアルバムで特に良いと思う曲は、次の3曲です。

  • Blood From A Clone
  • Life Itself
  • That Which I Have Lost

Blood From A Clone

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最初に選ぶのは、アルバムのオープニングを飾る「Blood From A Clone」です。

この曲は、差し替えを要求されて差し替えた曲の1つです。

曲は、差し替えられた怒りを無理やり明るく表現したような感じに聴こえます。

しかし、なかなか不思議なメロディが癖になります。

歌詞については、ほとんどワーナーへの恨み節のようになっていますけどね。

Life Itself

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「Life Itself」は、もう外せないでしょう。

この曲は、ベストアルバムの「Best of Dark Horse 1976-1989」にも収録されています。

なので、知っている人も多いかもしれませんね。

ジョージファンにとっては、もう「聖なるお経」と言っていいくらいの曲です。

切々と神様への感謝の心を歌い上げています。

歌詞にいろんな神様の名前が出てくるのも面白いですよね。

That Which I Have Lost

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「That Which I Have Lost」は、ジョージファンなら絶対に外せません。

カントリー風の軽快なイントロから始まり、ジョージが早口で歌っています。

歌詞はインドの宗教書を参考に書かれたそうで、何を言っているかほとんど聴き取れません。

しかし、そんなことはどうでも良いのです。

軽快なメロディですが、サビになるとさらに軽快になります。

聴き慣れると、癖になること間違いなしです。

個人的には、この曲がアルバムで1番ですね。

その他の曲

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その他の曲についても簡単に書いていきます。

「Unconsciousness Rules」は、なかなか渋くてカッコいい曲です。

イントロのギターの入りからして、いかにもジョージと言う感じがします。

なんとなく、ジョン・レノンの「Sweet Little Sixteen」を思い出しますね。

「All Those Years Ago」は、ジョン・レノン追悼の曲として有名な曲です。

シングルカットされ、全米2位まで上がりました。

元々リンゴ・スターに提供した曲だったそうですが、急遽歌詞を書き換えて自分で歌ったとのことです。

ウイングスのポールとリンダもコーラスで参加しています。

悪くはない曲ですが、個人的にそこまで好きではないので良い曲には入れません。

「Baltimore Oriole」は、ホーギー・カーマイケルと言う人の作品です。

なかなか渋い選曲です。

かなり好きですが、他人の曲なので良い曲には入れません。

「Teardrops」は、なかなかキャッチーな曲です。

歌詞的には悲しそうですが、なぜか軽快なイントロから始まり出だしも軽快です。

途中でやや悲しそうなメロディに移行しますが、サビになるとまた軽快なメロディに戻ります。

悪くはありませんが、個人的にはやや軽すぎます。

シングルカットされましたが、全然売れませんでした。

「Writing’s On The Wall」は、いつものジョージの暗い曲です。

それなりにメロディアスではありますが、個人的には普通の曲です。

「Hong Kong Blues」も、ホーギー・カーマイケルと言う人の作品です。

この曲は別に好きではないので、オリジナルをもう1曲入れてほしかったですね。

差し替えられた「Tears of the World」の方が、よほど良い曲だと思います。

「Save the World」は、環境問題について歌った曲です。

クジラがどうだのグリーンピースがどうだのと歌っています。

ハッキリ言って、余計なお世話ですけどね。

歌詞は別として、曲的にはなかなか面白いメロディの曲です。

好きな人もいるとは思いますが、良い曲とまでは言えませんね。

まとめ

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今回は、Somewhere In England(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • アルバムについて軽く紹介
    レコード会社の要求で4曲とジャケットを差し替えられてしまいました。
    そういういきさつがありましたが、全体的には良い出来。
    ジョージファンなら十分楽しめる内容のアルバム。
  • 良い曲
    Blood From A Clone:差し替えを要求されて差し替えた曲の1つ。
    差し替えられた怒りを無理やり明るく表現したような感じ。
    Life Itself:ジョージファンにとっては、もう「聖なるお経」と言っていいくらいの曲。
    切々と神様への感謝の心を歌い上げています。
    That Which I Have Lost:カントリー風の軽快なイントロから始まり、ジョージが早口で歌っています。
    軽快なメロディですが、サビになるとさらに軽快になります。
    聴き慣れると、癖になること間違いなし。
  • その他の曲
    「Unconsciousness Rules」は、なかなか渋くてカッコいい曲。
    「All Those Years Ago」は、ジョン・レノン追悼の曲として有名な曲。
    「Baltimore Oriole」は、ホーギー・カーマイケルと言う人の作品。
    「Teardrops」は、なかなかキャッチーな曲。
    「Writing’s On The Wall」は、いつものジョージの暗い曲。
    「Hong Kong Blues」も、ホーギー・カーマイケルと言う人の作品。
    「Save the World」は、環境問題について歌った曲。

ということで、今回は終わりにします。