Gone Troppo(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビュー

音楽_タイトル

Gone Troppo」は、1982年10月27日に発売されました。

ビートルズ解散後8作目のジョージ・ハリスンのソロアルバムです。

このアルバムも数えきれないくらい聴いています。

ジョージのアルバムは、どれも全部聴いていますけどね。

というわけで、下記の3点についてまとめてみます。

  • アルバムについて軽く紹介
  • 良い曲
  • その他の曲

このアルバムは、評価はそれほどでもないですが個人的にはけっこう好きなアルバムです。

ということで、今回はGone Troppo(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書いていきます。

アルバムについて軽く紹介

このアルバムの曲リストは、下記になります。

  1. Wake Up My Love
  2. That’s The Way It Goes
  3. I Really Love You
  4. Greece
  5. Gone Troppo
  6. Mystical One
  7. Unknown Delight
  8. Baby Don’t Run Away
  9. Dream Away
  10. Circles

前作の「Somewhere In England」は、1981年6月1日に発売されました。

なので、1年4ヶ月ぶりのアルバムです。

このアルバムを出した後、ジョージは5年間の休養に入ってしまいます。

前作の「Somewhere in England」では、ポップでないとの理由で4曲も差し替えられてしまいました。

それで音楽業界がイヤになったのか、ジョージはこのアルバムの宣伝活動を全くしなかったそうです。

とは言え、腐っても元ビートルズです。

宣伝しなくてもそれなりに売れたのかと思いきや、全米で108位が最高と全然売れませんでした。

なので、巷ではジョージの1番の駄作とか1番売れなかったアルバムとか散々こき下ろされています。

しかし、自分はそこまでひどいとは思いませんね。

むしろ、ジョージのアルバムの中でもけっこう好きな部類に入ります。

このアルバムは全く駄作ではなく、ジョージファンなら必聴のアルバムだと思います。

良い曲

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このアルバムで特に良いと思う曲は、次の2曲です。

  • Greece
  • Mystical One

Greece

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「Greece」とはギリシャのことです。

なぜギリシャなのかは分かりませんが、まずほのぼのとしたイントロから始まります。

いつ歌が始まるのかと聴いていると、ずっとイントロが続きます。

そしていつまでも延々イントロが続き、ようやく1分40秒くらいしてから歌が若干入ります。

そして、またイントロに戻っていきます。

ジョージにしては珍しく、全編ほぼインストゥルメンタルの曲ですね。

しかし、ほのぼのとしていつまでも聴いていられるような良い曲です。

Mystical One

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「Mystical One」は、とてもキレイなメロディの曲です。

こんなにキレイなメロディの曲は「Thirty Three & 1/3」の「Beautiful Girl」以来かも。

ジョージがエリッククラプトンに捧げた曲との情報もあります。

ウィキペディアの情報なので、本当かどうかは知りませんが。

どちらにしても、ジョージファンならずとも聴くべき曲でしょう。

その他の曲

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その他の曲についても簡単に書いていきます。

「Wake Up My Love」は、ジョージにしては珍しくアップテンポの曲です。

ジョージのベストアルバム「Best of Dark Horse 1976-1989」にも収録されていました。

なので、知っている人も多いかもしれませんね。

イントロのノリからジョージの曲とは思えませんが、頑張って歌っています。

「That’s The Way It Goes」は、淡々と落ち着いた曲です。

この曲もベストアルバムに収録されています。

スライドギターがいい感じですが、イマイチ盛り上がりに欠けます。

わざわざベストアルバムに入れるほどの曲ではないと思います。

「I Really Love You」は、「ステレオズ」というグループが1961年にヒットさせた曲です。

面白い曲ですが、ジョージらしい曲ではありません。

突如1950年代に戻ったかのような印象を受けます。

「Gone Troppo」は、いかにも南国と言う雰囲気の曲です。

アルバムタイトルになっている曲で、これもベストアルバムに入っています。

メロディは、ジョージにしてはなかなかキャッチ―です。

悪くはありませんが、ジョージ特有の渋さが全くないのが少し残念ですね。

個人的には、それほど好きではありません。

「Unknown Delight」は、いつものジョージのような渋い曲です。

聴いていても全く邪魔になりませんが、すごく良いとまでは言えませんね。

「Baby Don’t Run Away」も、ジョージ特有の渋い曲ですね。

サビのところのメロディがけっこういい感じです。

「Dream Away」は、ジョージにしてはノリがいい曲です。

ずっと同じメロディで押していくところもジョージっぽくていいですね。

ただ、すごく良い曲とまではいきません。

「Circles」は、ジョージらしく暗い曲です。

ジョージらしいと言えばジョージらしいのですが、そこまでいいとは思えませんね。

まとめ

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今回は、Gone Troppo(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • アルバムについて軽く紹介
    ジョージはこのアルバムの宣伝活動を全くしなかった。
    全米で108位が最高と全然売れませんでした。
    全く駄作ではなく、ジョージファンなら必聴のアルバム。
  • 良い曲
    Greece:ジョージにしては珍しく、全編ほぼインストゥルメンタル。
    ほのぼのとしていつまでも聴いていられるような良い曲。
    Mystical One:とてもキレイなメロディの曲。
    ジョージファンならずとも聴くべき曲。
  • その他の曲
    「Wake Up My Love」は、ジョージにしては珍しくアップテンポの曲。
    「That’s The Way It Goes」は、淡々と落ち着いた曲。
    「I Really Love You」は、「ステレオズ」というグループが1961年にヒットさせた曲。
    「Gone Troppo」は、いかにも南国と言う雰囲気の曲。
    「Unknown Delight」は、いつものジョージのような渋い曲。
    「Baby Don’t Run Away」も、ジョージ特有の渋い曲。
    「Dream Away」は、ジョージにしてはノリがいい曲。
    「Circles」は、ジョージらしく暗い曲。

ということで、今回は終わりにします。