ミシシッピー殺人事件、ホント難しいんですよね。
もう買ってから40年近く経ちましたが、いまだに自力クリアはできておりません。
当時は「捜査ノート」なんかも一緒に買って、登場人物一人ひとりの証言を、せっせとメモってたものです(笑)
もうそのノートは残っていないと思っていたんですが……なんと、メルカリで見つけてしまいました。
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本当にメルカリって何でもありますね。
いやはや、驚きました。
まあ、そんな前置きはこのへんにして。
今回は、「ミシシッピー殺人事件」がなぜこんなにも難しいのか、その理由について語ってみたいと思います。
ゲームの基本情報とシステム
『ミシシッピー殺人事件』は、1986年10月31日にジャレコから発売されたファミコン用アドベンチャーゲームです。
プレイヤーは探偵チャールズとなり、助手のワトソンと共に、豪華客船「デルタ・プリンス号」で発生した殺人事件を捜査します。
物語はニューオリンズへ向かう船旅の途中から始まり、挨拶をしに部屋を出たところで事件に遭遇するという流れです。
本作はコマンド選択式ではなく、チャールズを自分で操作して歩き回るタイプ。
『ポートピア連続殺人事件』とは一線を画しています。
BGMの完成度は高く、ファミコン時代の中でも耳に残る名曲が揃っています。
- 操作形式がやや独特
- 会話や調査はキャラ移動で進行
- 音楽は評価が高い
キャラの動きが遅くテンポが悪い
とにかくチャールズの歩くスピードが遅い。
階段の昇り降りだけで数十秒かかることもあり、いろんな部屋を移動するたびにイライラさせられます。
Bダッシュ的な操作があればと思わずにいられません。
- 船内の構造が複雑で移動回数も多い
- スピード調整機能はなし
- 繰り返すと疲労感が倍増
助手ワトソンが全く役に立たない
助手のワトソンは、ただ後ろをついてくるだけの存在。
事件の解決に協力するどころか、罠にかかってチャールズが死んでも見てるだけ。
セリフで状況を説明するだけで、助けてもくれません。
さらに、証言の記録をする役割もいまひとつ。
本当に「助手らしいこと」は何もしません。
- ヒントは一切くれない
- プレイヤーの邪魔にすら感じる
- メモ機能も扱いに注意が必要
フォントが読みにくくて疲れる
本作のフォントは正直つらいです。
ひらがな中心の文章に、つぶれた文字。
読みづらさが際立ちます。
アドベンチャーゲームでこれだけ読みにくいのは致命的です。
同時期の『ポートピア』と比較しても、可読性はかなり劣ります。
- 長時間のプレイに不向き
- 重要なセリフを読み飛ばしやすい
- 子供には少々酷な設計
メモ機能が不完全すぎる
ワトソンは証言を記録してくれるものの、1人につき3件までという制限があります。
4件目を取ると、最初のメモが上書きされてしまいます。
何が重要で何が不要か、即時判断しなければならず、整理しないまま話を進めるとすぐに手詰まりになります。
- メモの保存数が極端に少ない
- 自動上書きで重要情報が消える
- 自力メモがほぼ必須
乗客が非協力的で捜査が進まない
事件が発生しているにもかかわらず、船の乗客たちは非協力的です。
部屋に入ると怒鳴られたり、同じ質問をしても二度と答えてくれなかったりと、まるで敵のような対応です。
しかも、その対応をワトソンがしっかりメモする始末。
ただでさえ3つしかメモできないのに、「もう言いました」なんて記録に残されても意味がないんですけど…。
- 会話ミスで情報が得られない
- 理不尽な対応も多くストレスに
- 質問の順番や選択も重要
手詰まりになっても教えてくれない
本作では、証言を聞き漏らしたりメモし損ねると、その時点で詰みます。
ただし、ゲームオーバーにはならず、延々と進めることはできてしまうのが厄介なところです。
唯一「死」がゲームオーバーと明示されるだけで、それ以外では詰みに気づけない設計になっています。
- ゲームオーバーの定義が曖昧
- 詰んでいることに気づかないまま進行
- セーブ&ロード機能が欲しくなる
まとめ:ミシシッピー殺人事件の理不尽さ
というわけで、『ミシシッピー殺人事件』が難しすぎる理由を6つご紹介しました。
一言でいえば「理不尽で不親切」な設計が、今も語り継がれる難易度の要因です。
それでも、BGMの良さや独特の世界観には光るものがあり、今プレイしてもどこか惹きつけられる部分があります。
難解なゲームだからこそ、クリアできた時の達成感はひとしおです。
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※ 掲載画像は私のプレイ画面を撮影したものであり、著作権は株式会社シティコネクションに帰属します。