「George Harrison」は、1979年2月14日に発売されました。
ビートルズ解散後6作目のジョージ・ハリスンのソロアルバムです。
このアルバムも数えきれないくらい聴いています。
ジョージのアルバムは、どれも全部聴いていますけどね。
というわけで、下記の3点についてまとめてみます。
- アルバムについて軽く紹介
- 良い曲
- その他の曲
このアルバムは、ジョージにしては珍しく少しセールスを意識したような仕上がりになっていると思います。
ということで、今回はGeorge Harrison(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書いていきます。
アルバムについて軽く紹介
このアルバムの曲リストは、下記になります。
- Love Comes to Everyone
- Not Guilty
- Here Comes The Moon
- Soft-Hearted Hana
- Blow Away
- Faster
- Dark Sweet Lady
- Your Love Is Forever
- Soft Touch
- If You Believe
このアルバムが発売されたのは、ジョージが36歳くらいの時です。
前作の「Thirty Three & 1/3」は1976年11月に発売されたので、けっこう間隔が空いていますね。
アルバム名の原題は「George Harrison」です。
なぜこの作品で自分の名前をそのまま使ったのかは分かりません。
邦題の「慈愛の輝き」というタイトルもよく分かりませんけどね。
売上は全米で最高14位となっています。
なので、元ビートルズとしてはそこそこの売り上げでした。
アルバムの全体的な印象としては、ロックと言うよりアコースティックな感じです。
いつも通り捨て曲はなく、1曲1曲時間をかけて作り込まれています。
ジョージのアルバムとしては評価が高いようですが、個人的にはそこまで良いとは思いません。
ジョージとしてはごく普通の出来ではないでしょうか。
良い曲
このアルバムで特に良いと思う曲は、次の2曲です。
- Soft-Hearted Hana
- Blow Away
Soft-Hearted Hana
「Soft-Hearted Hana」は、ジョージファンなら好きな人が多いでしょう。
マウイ島で書かれた作品で、どことなく南国をイメージさせるような曲になっています。
演奏では、ジョージ得意のスライドギターやシタールも全開です。
よく分からない変なメロディとヘロヘロな歌い方がジョージらしいところです。
ただ、ジョージファン以外に受け入れられるかどうかは微妙なところですが…。
誰なのかは知りませんが、YouTubeにアップされているカバーもいいですね。
Soft-Hearted Hana (George Harrison) cover by derekclaptoe & Óscar Carriquí – YouTube
Blow Away
「Blow Away」は、アルバムの先行シングルとして発売された曲です。
そこそこヒットしました。
また、ベストアルバムである「Dark Horse Years 1976-1992」にも収録されています。
なので、ジョージの曲としては比較的有名な部類に入るのではないでしょうか?
曲としては、何回も繰り返されるサビのメロディがとにかくキャッチーです。
自分はキャッチーな曲はあまり好きではありませんが、なぜかこの曲は許せます。
あと、この曲はミュージックビデオが面白いですね。
ジョージが変な踊りをしたり、キューピーっぽいデカい人形の横で歌ったりしています。
George Harrison – Blow Away (Official Music Video) – YouTube
その他の曲
その他の曲についても簡単に書いていきます。
「Love Comes to Everyone」は、なかなかキレイなメロディの曲です。
このアルバムからのセカンドシングルになりました。
ただ、ヒットはしなかったようですが…。
個人的には、やや間延びしていてそこまで良いとは思いませんね。
「Not Guilty」は、ジョージがビートルズ時代に作った曲です。
ビートルズバージョンは「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」に収録されています。
あまりビートルズっぽくないので、採用されなかったのも分かりますね。
曲としては、ごくごく普通の出来です。
「Here Comes The Moon」は、「Here Comes The Sun」の続編的な曲です。
ただ、個人的には断然「Here Comes The Sun」の方が良いと思います。
キレイなメロディですが、盛り上がりに欠けます。
「Faster」は、淡々とした曲です。
F1の音が流れる以外は、特筆することはありません。
それにしても、このアルバムの曲はあまり書きたいことがありませんね。
他のアルバムの曲はもっとあるんですが…。
「Dark Sweet Lady」は、めちゃくちゃキレイなラブソングです。
ただ、良い曲に入れるにはもう1つですね。
「Your Love Is Forever」は、甘いラブバラードです。
ジョージ自身は、この曲を相当気に入っているようですね。
ビートルズ時代に作った名曲「Something」と同じくらい良い曲だと思っているのだそうです。
ソースはウィキペディアですが…。
もしそうなら期待度がグッと上がりますが、個人的には「そこまでかな?」という感じです。
「Soft Touch」は、ジョージとしてはごく普通の曲です。
まとまってはいますが、特筆するところは見つかりません。
つなぎの曲としては、まあまあだとは思いますが。
「If You Believe」は、このアルバムで唯一と言っていいほどノリの良い曲です。
この曲のみゲイリー・ライトとの共作になっています。
たまにはこういう軽い曲も入れないとダメですよね。
バラードばかりでは、気が滅入ってしまいます。
できればもう1曲くらい入れてほしかったですね。
まとめ
今回は、George Harrison(ジョージ・ハリスン)の超個人的レビューを書きました。
ざっくりまとめると次のようになります。
- アルバムについて軽く紹介
全体的な印象としては、ロックと言うよりアコースティックな感じ。
ジョージとしてはごく普通の出来。 - 良い曲
Soft-Hearted Hana:マウイ島で書かれた作品で、どことなく南国をイメージさせるような曲。
よく分からない変なメロディとヘロヘロな歌い方がジョージらしい。
Blow Away:何回も繰り返されるサビのメロディがとにかくキャッチー。
この曲はミュージックビデオが面白い。
ジョージが変な踊りをしたり、キューピーっぽいデカい人形の横で歌ったりしています。 - その他の曲
「Love Comes to Everyone」は、なかなかキレイなメロディの曲。
「Not Guilty」は、ジョージがビートルズ時代に作った曲。
「Here Comes The Moon」は、「Here Comes The Sun」の続編的な曲。
「Faster」は、淡々とした曲。
「Dark Sweet Lady」は、めちゃくちゃキレイなラブソング。
「Your Love Is Forever」は、甘いラブバラード。
「Soft Touch」は、ジョージとしてはごく普通の曲。
「If You Believe」は、このアルバムで唯一と言っていいほどノリの良い曲。
ということで、今回は終わりにします。