ポールマッカートニーがいなかったら、ビートルズはそれほど長続きしていなかったかもしれませんね。
Please Please Me
「Please Please Me」は1963年3月に発売されました。
記念すべきビートルズのデビューアルバムです。
ポールは1942年6月生まれなので、まだ20歳の時ですね。(思ったより若い)
このアルバムでのポールと言えば、やはり「Love Me Do」「P.S. I Love You」でしょうか。
「Love Me Do」はデビューシングルのA面、「P.S. I Love You」はB面になりました。
「Love Me Do」はハッキリ言って全然大した曲ではなく、なぜこの曲がデビューシングルA面に選ばれたのかよく分かりません。
どちらかと言うと、まだ「P.S. I Love You」の方がマシなような気がしますけどね。
と最初からディスっていても仕方ありませんので次に行きますが、オープニングを飾る「I Saw Her Standing There」はなかなかいい曲です。
いわゆるノリのいい曲で、間奏でのジョージのたどたどしいソロもいい感じです。
むしろこちらの方をデビューシングルにして欲しかったですが、おそらくまだできていなかったのでしょう。
非常に残念ですね。
With the Beatles
「With the Beatles」は1963年11月に発売されました。
ビートルズ2作目のアルバムです。
このアルバムでのポールはあまり目立っていませんね、ジョンの方が圧倒的に目立っています。
と言っても何もしていないわけではなく、しっかり「All My Loving」を発表しています。
この曲はジョンの3連符ギターが有名で、さらにジョンは「自分が作曲したかった」などと絶賛していましたね。
まあそれくらい良い曲なのかもしれませんが、個人的にはごく普通のランクに位置する曲です。
あと「Hold Me Tight」も書いていますが、こちらの方はなぜかネットでボロカスに書かれていますね。
個人的には別に嫌いではなく「All My Loving」と同じくらいのランクですが、たぶん自分の耳がおかしいのでしょう。
A Hard Day’s Night
「A Hard Day’s Night」は1964年7月に発売されました。
ビートルズ3枚目のアルバムです。
同タイトルの映画は、日本ではなぜか「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という少し恥ずかしいタイトルになっています。
このアルバムはジョンの独壇場と言う感じですが、ポールも曲数は少ないのですがしっかり仕事をしています。
まずシングルにもなった「Can’t Buy Me Love」です。
この曲はノリのいい曲ですが、個人的にはそこまで好きではないので特に書くことはありません。
次に「And I Love Her」ですがこれは美しいバラードですね、めちゃくちゃいい曲でしょう。
このアルバムからポールは1曲ずつ素晴らしいバラードを発表していくことになりますが、その第1弾と言う感じです。
もうひとつ「Things We Said Today」は地味で単調な感じですが、なぜかそれほど嫌いではありません。
いい曲かと言われると微妙ですけどね、まあごくごく普通でしょうか。
Beatles for Sale
「Beatles for Sale」は1964年12月に発売されました。
ビートルズ4作目のアルバムです。
このアルバムはひとことで言って地味ですね、このアルバムでのポールも地味です。
まず「I’ll Follow The Sun」は前作から始まったポールバラード枠の曲ですが、さすがに「And I Love Her」よりいいとは言えませんね。
次に「What You’re Doing」はポール自身が穴埋めの曲と言っているくらいなので思い入れはないのでしょうが、個人的には別に嫌いではありませんね。
というか、むしろ少し好きです、ほんの少しだけ。
と、ここで終わろうと思いましたが「Eight Days a Week」と言うのがありましたね。
これは最初の頃のようなジョンとの共作でしょうが、なかなか好きですけどね。
シングルカットしても間違いなく1位を取れたでしょう。
なぜかジョンは酷評しているようですけどね。
Help!
「Help!」は1965年8月に発売されました。
ビートルズ5作目のアルバムです。
このアルバムでのポールはなかなか元気です。
まず何を差し置いても「Yesterday」ですか、ポールのバラード枠をビートルズでもトップクラスに有名な曲で埋めております。
個人的には「And I Love Her」の方が好きなくらいで、全く思い入れはありませんけどね。
しかし知っている人は少ないと思いますけどこの曲のAメロ7小節なんですよね、普通8小節とかなのに7小節であんなに自然なのはスゴイ。
しかし個人的には「I’ve Just Seen A Face」の方がずっと好きですけどね、ポールにしては珍しくカントリーぽくてなかなかいいじゃありませんか。
あと「The Night Before」「Another Girl」なども嫌いではありません。
ジョンのロックとは違うポールのポップスのような作品は、個人的にはなかなか好きですね。
ということで、今回は終わりにします。