ビートルズのメンバーで一番好きなのは何を隠そうジョージハリスンです。
With the Beatles
「With the Beatles」は1963年11月に発売されました。
ビートルズ2作目のアルバムです。
ジョージは1943年2月生まれなので、まだ20歳になったばかりの時ですね。(若過ぎる…)
第1作目のアルバムは「Please Please Me」でしたが、残念ながらジョージ作曲の作品はありませんでした。(歌ってはいましたが)
このアルバムでジョージ初のオリジナル曲を発表しています。
それは「Don’t Bother Me」と言う曲です。
曲の水準としてはまあまあと言ったところですが、この頃はジョンもポールもアルバムではひどい曲も発表していましたからね。
それらに比べればまだ良い方でしょう。
まあ素晴らしい曲というところまでは行きませんが。
Help!
「Help!」は1965年8月に発売されました。
ビートルズ5作目のアルバムです。
ジョージが22歳の時ですね。
3作目のアルバム「A Hard Day’s Night」、4作目のアルバム「Beatles for Sale」ではジョージ作曲の作品はありませんでした。
ジョージがオリジナル曲を発表するのは、このアルバムが久しぶりということになりますね。
さてそれは「I Need You」「You Like Me Too Much」という2曲になりますが、残念ながらまだ素晴らしいとは言えない出来です。
両曲とも、もうひとつサビの盛り上がりに欠けるんですよね。
ボーっと聴いていたら、どこからがサビなのか分からないんじゃないかと思います。
このアルバムではジョンがめちゃくちゃカッコいい「Help!」、ポールも超有名な「Yesterday」を発表していますので、この天才2人とはまだまだ差があるという感じです。
Rubber Soul
「Rubber Soul」は1965年12月に発売されました。
ビートルズ6作目のアルバムです。
このアルバムくらいから、アルバムの中にジョージの作品が何曲か入っていて当たり前というようになってきました。
そして作品の質も徐々に良くなってきています。
まず「Think For Yourself」ですが、メロディがカッコいい曲です。
ファズのベースばかりが注目されますが、それがなくても十分良い曲の部類には入るでしょう。
次に「If I Needed Someone」は前作とは対照的にキレイなメロディで、これももちろん良い曲の部類に入ります。
このアルバムには「Girl」「In My Life」「Michelle」などの名曲も入っていますが、それらに準ずるところまで来ていると言って良いでしょう。
ジョンとポールはアルバムの数合わせのようなクズ曲も書きますからね。
そういう曲よりはるかにいいですね。
Revolver
「Revolver」は1966年8月に発売されました。
ビートルズ7作目のアルバムです。
このアルバムでジョージは3曲発表していますが、出来はまあまあと言ったところです。
まず「Taxman」はアルバムの1曲目に選ばれた曲ですが、個人的に好きか嫌いかと言われればごく普通です。
一番の聴きどころと言えばポールのリードギターと言うことになるのでしょうが、「言うほど曲に合っているかな?」と思うくらいであまりいいとは思えませんね。
「Love You To」はインド丸出しの曲ですね。
メロディ的には単調ですが、だからこそインド音楽と合っていると言えば合っているような気もします。
個人的には可もなく不可もなく、と言った感じでしょうか。
この直後にポールの名バラード「Here, There And Everywhere」が来てしまうのが、何だかアレですが。
「I Want To Tell You」は、ビートルズのジョージの曲でも1、2を争うほど好きな曲です。
何がいいかと言うと、あの独特の暗いギターリフ、不気味なコード進行、裏のリズムを取っているようなメロディ、デロデロ不協和音を奏でるピアノなどです。
全く褒めているような書き方には見えませんが、最高の賛辞を送っているつもりです。
これはぜひ聴いてほしい曲ですね。
そう言えば、テッド・ニュージェントと言うギタリストもこの曲をカバーしていました。
終始ご機嫌でリードギターを弾きまくっています。(ちょっとアホっぽいのが笑えますが)
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」は1967年6月に発売されました。
ビートルズ8作目のアルバムです。
このアルバムは一応世界初のコンセプトアルバムという触れ込みで、架空のバンドがショーをしているという形態をとっています。
しかしジョージの「Within You Without You」はそんなもの関係ないと言わんばかりに、独自のインド路線を突き進んでいます。
個人的な感想としては「とにかく長い」というだけですね。
この曲を1回聴くくらいなら、この前の「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」をあと2回聴いた方がマシかな?と思ってしまいますね。
2回聴くとだいたい同じ時間になりますから。
しかしそれにしてもこのアルバム時ジョージはまだ24歳ですか、その若さでこんな音楽を作るというのは驚きに値しますね。
ということで、今回は終わりにします。