スーファミ版エアマネジメント2攻略|スロット交渉の極意

エアーマネジメント2_タイトル スーパーファミコン

1993年に光栄から発売されたスーパーファミコン用ソフト『エアーマネジメントII 航空王をめざせ』は、航空会社の社長として世界中の空を制覇する経営シミュレーションゲームです。

本作のキモとなる要素の一つが「スロット交渉」。

航空路線の拡大に不可欠なこのシステムを制することが、クリアへの近道です。

本記事では、スロット交渉に特化して、効率よく拡大戦略を進めるための実践テクニックを解説します。

初心者から上級者まで、ぜひ参考にしてください。

航空会社経営SLG『エアマネ2』概要

エアーマネジメント2は、1993年4月2日に光栄から発売されました。

ゲーム内容は、航空会社の社長となり、20年以内にクリア条件を達成するというものです。

航空会社は全部で4社あります。(プレーヤーは人でもCOMでも可)

前作とは異なり、エリアは東南アジア、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、アフリカの7つに分けられています。

プレーできるシナリオは、下記の4つがあります。

  1. ジェット時代の幕開け(1955~1975年)
    速くて快適なジェット機の登場はレシプロ機を次第に過去のものへとかえていった。
  2. 大量輸送時代(1970~1990年)
    世界的に航空需要は急増しジャンボジェットをはじめ航空機は大型化を続けていた。
  3. 世界を覆う航路網(1985~2005年)
    航続性能は飛躍的に向上しほとんどの都市間がノンストップで結ばれつつあった。
  4. 新世代のネットワーク(2000~2020年)
    新たな時代の航路網は大量輸送と高速輸送の2形態で進化しつつある。

シナリオによって使える航空機や都市のパラメータ、国の友好度などが異なります。

当然ながら、あとの時代になるほど航空機の性能は上がっています。

プレーするレベルは、次の5つから選べます。

  • ビギナー(レベル1)
    クリア条件:4つのエリアで年間旅客数1位
  • イージー(レベル2)
    クリア条件:5つのエリアで年間旅客数1位
  • ノーマル(レベル3)
    クリア条件:6つのエリアで年間旅客数1位
  • ハード(レベル4)
    クリア条件:7つのエリアで年間旅客数1位
  • プロ(レベル5)
    クリア条件:7つのエリアで年間旅客数1位

レベルが上がるほど、初期資金が少なくなり、クリア条件も厳しくなります。

資金がマイナスの状態が1年続くと、倒産(ゲームオーバー)します。

  • 航空会社の社長として20年以内に目標達成を目指す
  • 時代や地域によって使える機体や条件が異なる
  • 難易度によって初期資金や目標が変化する

スロットの役割と取得のコツ

スロットとは飛行場を使う権利のようなものです。

週1便飛ばすのに1スロットが必要になります。

このゲームでは、1路線につき最大で週14便飛ばせるため、最大の便数を飛ばすにはお互いの都市で14スロットを取得しなければなりません。

路線構築するにはスロットが大量に必要になるので、いかに効率良くスロットを取得していくかが勝敗の分かれ目になります。

スロットは都市との交渉で取得します。

  • 路線運航にはスロットの取得が不可欠
  • 最大便数には各都市で14スロットが必要
  • スロット交渉の効率が勝敗を左右する

スロット交渉を早める3つの要素

効率よくスロットを取得していくには、交渉期間をできるだけ短くする必要があります。

スロット交渉にかかる時間は、次の3つの条件で決まります。

  1. 幹部社員の能力
  2. 都市の友好度
  3. 本社・支社の有無

幹部社員の能力と交渉速度

幹部社員は、上の画像で分かるように全部で4人います。

4人には能力差があり、交渉スピードに差があります。

能力差は、上の2人>左下>右下となっています。

都市の友好度が交渉に与える影響

都市の友好度には「高」「中」「低」の3つがあります。

都市の友好度は、国同士の友好度で決まっています。

プレーヤーの国は、本社を作った国です。

交渉にかかる期間は友好度が高い都市ほど短くなります。

本社・支社設置と交渉時間の関係

本社は7エリアのいずれかに1つ、支社はそれ以外のエリアに1つずつ作れます。

本社・支社を作った都市は他の都市よりスロットの交渉期間が短くなります。

スロット交渉時間の早見表

3つの条件から、スロット交渉にかかる時間をまとめます。

まずは本社・支社のある都市の交渉期間です。

  • 友好度「高」の都市
    全員→3ヶ月
  • 友好度「中」の都市
    全員→6ヶ月
  • 友好度「低」の都市
    上2人→6ヶ月、下2人→9ヶ月

次に本社・支社のない都市の交渉期間です。

  • 友好度「高」の都市
    全員→6ヶ月
  • 友好度「中」の都市
    上2人→6ヶ月、下2人→9ヶ月
  • 友好度「低」の都市
    上2人+左下→9ヶ月、右下→12ヶ月
  • 交渉時間は幹部の能力・友好度・拠点の有無で決まる
  • 本社・支社のある都市では交渉が早く進む
  • 能力の高い幹部ほど交渉が短期間で完了する

交渉で獲得できるスロット数とは

効率よくスロットを取得していくには、1回で多くのスロット数を交渉することも重要です。

1回で交渉できるスロット数には、旅客数の順位が大きくかかわってきます。

さらに、大都市と地方都市でも条件が異なります。

大都市と地方都市の違いとは

このゲームでは全7エリアに89の都市があります。

その中で本社・支社が作れる都市は32都市です。

この本社・支社が作れる32都市を大都市、残りの57都市を地方都市と呼びます。

マップでは大都市は緑、地方都市は白で表示されます。

大都市で獲得可能なスロット数

大都市で1回で交渉できるスロット数は、下記になります。

  • エリア間の旅客数1位:14スロット
  • エリア間の旅客数2位:11スロット
  • エリア間の旅客数3位:8スロット
  • エリア間の旅客数4位:5スロット

エリア間の旅客数とは、「本社⇔支社」「支社⇔支社」の路線の旅客数を足した数字です。

エリア間の旅客数の順位は、3ヶ月ごとの会社別結果報告で確認できます。

14スロットで交渉していても、その間に順位が下がった場合は、その順位のスロット数しか取得できません。

地方都市で交渉できるスロット数

地方都市で1回で交渉できるスロット数は、下記になります。

  • エリア内の旅客数1位:14スロット
  • エリア内の旅客数2位:11スロット
  • エリア内の旅客数3位:8スロット
  • エリア内の旅客数4位:5スロット

エリア内の旅客数はエリアごとに計算されます。

各エリアの旅客数の順位は、3ヶ月ごとの会社別結果報告で確認できます。

14スロットで交渉していても、その間に順位が下がった場合は、その順位のスロット数しか取得できません。

  • スロット数は旅客数の順位で決まる
  • 大都市と地方都市で判定基準が異なる
  • 交渉中に順位が下がると取得数も減る

スロット交渉を効率化する戦略

ここからは、効率よくスロット交渉をしていく方法を書いていきます。

必要最小限のスロット取得に抑える

全ての路線で週14便飛ばすと仮定すれば、必要なスロット数は路線数×14です。

本社・支社はエリア間+エリア内の路線と接続するので、大量のスロットが必要になります。

ただし、都市のスロット数には限りがあるため、欲しいスロット数が確保できない場合がほとんどです。

都市は空きスロットが少なくなると、拡張工事を行う場合があります。

スロットが足りない場合は、拡張工事が完了したらすぐに交渉を行いましょう。

一方で、本社・支社以外の都市は本社または支社としか接続しないので14スロットしか必要ありません。

旅客数1位を維持して交渉有利に

エリア間の旅客数1位をキープすると、いつでも大都市で14スロットの交渉ができます。

大都市は世界各地に32都市もあるので、それらの都市で14スロットの交渉ができるのは大きなアドバンテージです。

また、こちらがエリア間の旅客数1位であれば、他の会社は大都市で14スロットの交渉ができません。

なので、スロット取得のスピードに大きく差が出ます。

新規エリア進出は大都市を優先

新しく進出するエリアでは、エリア内の旅客数は当然0です。

その場合は、他の会社の旅客数が0でもエリア内の旅客数の順位は4位とみなされます。

なので、地方都市では5スロットしか交渉できません。

一方、大都市ではエリア内の旅客数が0でも、エリア間の旅客数が1位であれば14スロットの交渉が可能です。

なので、新しいエリアに進出する場合はまず大都市と交渉するようにします。

友好度が低くても、1回で14スロットを取得できればそちらの方が早いです。

幹部社員を交渉条件で使い分け

幹部社員の交渉能力には差がありますが、下記の条件では交渉期間が変わりません。

  • 本社・支社の友好度「高」の都市:全員→3ヶ月
  • 本社・支社の友好度「中」の都市:全員→6ヶ月
  • 本社・支社以外の友好度「高」の都市:全員→6ヶ月

なので、これらの条件の時は能力の低い幹部社員を優先で割り当てます。

そうすることで、有能な幹部社員の稼働が空き、別の交渉に割り当てられます。

  • 必要なスロット数だけを計画的に取得する
  • 旅客数1位を維持して大都市で優位に交渉
  • 幹部社員を交渉条件に応じて最適に配置する

まとめ:スロット交渉攻略の要点

エアーマネジメント2_本社・支社以外の都市

『エアーマネジメントII』では、スロット交渉が航空網拡大の鍵を握っています。

旅客数の順位や都市の選び方、幹部社員の使い方を見極めて、効率的にスロットを確保すれば、ライバルに差をつけることができます。

限られた期間の中で最適な判断を重ね、世界の空を制覇しましょう。

航空会社経営SLGを遊ぶなら今!

スロット交渉の戦略性とリアルな航空経営が楽しめる『エアーマネジメントII』は、今なお遊ぶ価値のある名作シミュレーションです。

じっくり考えて進めるゲームが好きな方にはぴったりの一本です。

経営のロマンを味わいたい方はぜひプレイしてみてください!

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※ 掲載画像は私のプレイ画面を撮影したものであり、著作権は©コーエーテクモゲームスに帰属します。