ジョンレノンのビートルズ時代の傑作は「I Am The Walrus」だと思います。
Revolver
「Revolver」は1966年8月に発売されました。
ビートルズ7作目のアルバムです。
このアルバムは、ジョンの曲がどうとか言う以前に素晴らしいアルバムですね。
まだ聴いていないという人がいたら、ビートルズの中でも特に聞いてほしいアルバムのひとつです。
とまずアルバムの紹介から入りましたが、ジョンについては少し「これまでと同じような曲作りに飽きてきたかな?」という印象です。
なので「これは素晴らしい!」と言う作品は特にありません。
「I’m Only Sleeping」はスローテンポの曲ですね。
とにかく気だるそうに歌っており、歌詞も「眠いから邪魔しないでくれ」的なものになっています。
ギターが逆回転の再生になっているのが特徴ですね。
「She Said She Said」はドロドロした感じの曲ですね。
曲自体は大したことありませんが、転調がものすごくカラオケで歌うとめちゃくちゃ難しいと思います。
ジョンは簡単そうに歌っていますが、なかなか真似できません。
まあこの曲をカラオケで歌おうという人はあまりいないと思いますが…。
「And Your Bird Can Sing」はノリの良いロック系の曲ですね。
ジョージとポールのツインギターがなかなかカッコいいですね。
個人的には好きな曲です。
「Doctor Robert」はこれまで散々書いてきたロック系の作品です。
歌詞がドラッグの香りが漂っており危険ですが、出来は全く普通ですね。
「Tomorrow Never Knows」はよく分からない曲です。
一部マニアの間では非常に人気がありますが、個人的には普通です。
「曲が始まってから終わるまでずっとカモメが鳴いているお経」という感じですかね。
この曲を知らない人には「?」でしょうが、実際に聴いてみると分かります。
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」は1967年6月に発売されました。
ビートルズ8作目のアルバムです。
このアルバムは、ポールの独壇場と言っても過言ではありません。
全13曲のほとんどがポールの曲で埋め尽くされている、と言っても良いくらいの印象を受けます。
このアルバムでのジョンは、まだ曲の準備ができていないまま突入してしまった感じです。
だからと言って曲のデキが悪いかというと、全くそんなことはありませんけどね。
「Lucy In The Sky With Diamonds」はサイケデリック感満載の曲です。
曲自体は普通ですけどね。
「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」は面白い曲ですね。
サーカスのことを歌詞にしていて、途中馬のヘンリーがワルツを踊る歌詞のあとはちゃんとワルツになっていたりします。
この曲は、ビートルズの曲の中でもお気に入りの曲のひとつです。
「Good Morning Good Morning」も先ほどの「Being …」と似た感じの曲ですね。
どこが似ているかと言うと、あまりメロディアスではないところですかね。
おそらく両曲とも歌詞を先に作ってメロディを後付けしたのではないでしょうか?
何となくそういう感じがします、根拠はありませんけどね。
「A Day In The Life」はアルバムラストを飾る曲で、ポールとの共作ですね。
メインのフレーズをジョン、繋ぎの部分をポールが作曲しています。
ジョンの作ったところはなかなか良いメロディになっています。
しかし名曲なのかと問われると、そうでもないと思います。
聴きどころは曲の途中と最後で盛り上がっていくところくらいしかないような気もします。
まあこのアルバムはなぜか世界的に評価が高いですが、全体的にポップな感じと言う印象です。
個人的には大して好みではありませんね。
Magical Mystery Tour
「Magical Mystery Tour」は1967年12月に発売されました。
テレビ番組のサウンドトラックですが、米国版ではアルバムみたいな形になっています。
テレビ番組は見たことありますが、意味不明ですが面白かったですよ。
この頃になるとジョンの意識はいい曲を作ることにはなく、やりたいようにやるというふうに変わっていますね。
「I Am The Walrus」は、意味不明ですけど良い曲です。
自分がジョンの曲の中でもっとも好きな曲のひとつですね。
それほどメロディアスなわけではなく歌詞もほとんど意味不明ですが、理由は分かりませんけどとにかく好きなんですよね。
何回聴いても飽きません。
ジョンはこの曲を100年楽しめると言ったようですが、おそらく100年以上楽しまれる曲になることは間違いないでしょう。
この曲は1967年に出たのでもう50年以上経っていますが、自分は今でも楽しんでいます。
「Strawberry Fields Forever」は巷でよく名作と言われている曲ですね。
自分はそこまで良いとは思いませんが。
確かに独特な雰囲気を持っており、途中でいきなり演奏が切り替わるアレンジも面白いんですけどね。
ただどちらかと言うと、個人的にはポールの作った「Penny Lane」の方が好きです。
シングルは両A面で出ましたが、連続1位記録が止まってしまい残念でしたね。
「All You Need Is Love」は世界初の衛星放送のために作られた曲です。
エンジニアのジェフ・エメリックによると直前まで忘れていたようで、元々それほど気合が入っていなかったとのことです。
個人的にはそこそこ好きな曲ですけどね。
しかしジェフ・エメリックの本を読んでいると、ポールも衛星放送にほとんど興味を示していなかったとのことですがホントですかね?
何となくそういう時に張り切りそうなイメージがあるのですが…。
まあそれはどうでもいいですけど。
ということで、今回は終わりにします。