スーパーファミコンの名作『いただきストリート2 〜ネオンサインはバラ色に〜』は、戦略性と運のバランスが絶妙なボードゲーム風ソフトです。
マップごとに特徴が異なり、プレイスタイルや攻略法も大きく変わります。
本記事では全マップを網羅し、それぞれの地形やワープの特性、狙い目エリア、そして勝つための具体的な立ち回り方を徹底解説します。
シンプルなルールの中に潜む深い駆け引きと、思わぬ展開が楽しめる魅力的な本作をさらに楽しみたい方は必見です。
狭くて運次第のマップ(貝がら島)
8の字を横にしたような形のマップです。
このマップは狭いため、サイコロ運が非常に重要です。
戦略の立てようがないですね。
どこのエリアでも良いので、1エリアは3軒以上にしたいところです。
お店の交換や5倍買いを駆使して、早めに手に入れたいですね。
- 狭いため運要素が強い
- 1エリアに3軒以上持つことを目指す
- お店の交換や5倍買いが有効
運要素強めの山岳マップ(レイクマウンテン)
貝がら島を一回り大きくしたようなマップです。
ここも狭いため、かなりサイコロ運が重要です。
銀行周辺の2つのエリアは、買い物料が高いと避けられます。
なので、できれば外周の4エリアのいずれかを3軒以上にしたいところです。
お店の交換や5倍買いを駆使して、早めに手に入れたいですね。
- 貝がら島よりやや広いが運要素が強い
- 外周エリアのどこかを3軒以上にしたい
- 銀行周辺は避けられやすいため注意
銀行脇が要のクローバ型(クローバランド)
クローバーの形状をしているマップで、3つの葉の部分をすべて回ればサラリー獲得となります。
ここで絶対手に入れたいのは、銀行の左右にあるお店です。
この2軒だけは周回する際に必ず2回通ることになるため、買い物料が他のお店の2倍期待できます。
そのため、お店の交換や5倍買いを駆使して、早めに手に入れたいところです。
このエリアで3軒以上お店を持てれば、かなり有利になります。
- 銀行左右の2軒は通過頻度が高く収益性が高い
- お店の交換や5倍買いで早めに確保したい
- 3軒以上お店を持てれば有利に展開できる
分岐で悩む月の街(ムーンシティー)
銀行を中心に十字型になっているマップです。
スタートで縦を2回、または横を2回通れば、お店を買い占めできる可能性があります。
ただ、サラリーをもらう前に資金不足に陥るリスクが高いため、おすすめはしません。
COMは、けっこうやってきますけどね。
たまに成功してしまうことがありますが、その時は苦戦します…。
欲しいエリアは、銀行から遠い2エリアです。
この2エリアは迂回されにくいため、買い物料が期待できます。
銀行周辺は買い物料が高いと迂回されるため、なかなか止まってくれません。
- 銀行から遠い2エリアが収益源として狙い目
- 買い占め狙いは資金難リスクが高く非推奨
- 銀行周辺は高額設定だと避けられやすい
通過必須の口エリア狙い(スラリン)
スライムのような形をしたマップです。
目玉の部分にはワープでしか行けませんが、マークもないので行く価値はありません。
そのため、ワープを飛び越えられるなら先に飛び越え、飛び越えられなければ下に迂回する方が良いと思います。
ただ、チャンスカードの57と59では目玉に飛ばされるため、100%回避はできませんが…。
欲しいエリアは、口の部分の2エリアです。
お店の交換や5倍買いを駆使して、何とか押さえたいですね。
サラリーをもらうにはここを通るしかないため、高いお店を並べて待ち構えたいところです。
- ワープの目玉エリアは価値がなく避けるのが基本
- サラリー必須ルートの口エリアに集中投資したい
- チャンスカードによる強制ワープは完全回避不可
1F集中で差がつく高層マップ(摩天楼)
2階建てのマップです。
サラリーを取るには、1Fと2Fを1周ずつするか、2Fを半周して1Fを1周半するかのいずれかになります。
おすすめは、断然2Fを半周して1Fを1周半するルートです。
1Fを1周半すれば、2Fの左上と右下のエリアに行く必要がないため、その他のエリアに集中投資できます。
これで、多少はゲームを有利に進められるはずです。
- サラリーは2F半周+1F1周半ルートが効率的
- 投資先を1Fと2Fの一部に絞れる
- 移動ルート選択で戦略に差が出る
対称構造で読み合い勝負(左半球)
銀行を中心に左右対称になっているマップです。
ここは正攻法で、お店の交換や5倍買いを駆使して戦えば、何とかなると思います。
銀行は迂回する際によく通るため、銀行周辺のエリアを独占されるのだけは避けたいですね。
- 左右対称でルート選択が読み合いに直結
- 銀行周辺の独占を許すと不利になりやすい
- 正攻法での5倍買いや交換が有効
バッテン活用がカギの夢世界(ドリームワールド)
二重丸にバッテンを重ねたようなマップです。
サラリーを取るには外周を1周する必要がありますが、ハートの左とクローバーの右にはワープゾーンがあります。
そのため、外周は左回りで進むようにします。
マークを取る直前にワープしてしまうのだけは避けたいですからね。
欲しいエリアは、バッテン上にある3エリアです。
このマップでは何だかんだでバッテンを通ることが多いため、買い物料が期待できます。
- 外周は左回りが基本ルート
- ワープ直前でのマーク取得失敗に注意
- バッテン上の3エリアが収益源として有効
資金難とワープが試練の街(フリーウェイ)
東京を模したマップです。
このマップは高いお店が多いため、序盤は資金不足に苦しみます。
そのため、序盤はサラリーを早く取りたいですね。
しかし、1つ目と3つ目のワープで飛ばされると、遠回りを余儀なくされます(2つ目は問題なし)。
そのため、飛ばされないことを祈るしかありません。
お金が足りない場合は、お店を競売にかけるのも1つの方法です。
- 序盤は資金難対策にサラリー優先
- ワープの位置によって大きく遠回りの可能性
- 競売も視野に入れた柔軟な資金管理が必要
序盤勝負の惑星マップ(太陽系)
形は違いますが左半球とよく似たマップです。
ここは正攻法で、お店の交換や5倍買いを駆使して戦えば、何とかなると思います。
このマップでは、スタートで4、5、6、7が出れば、空き地を買うことができます。
なので、空き地が欲しいなら買っておきましょう。
銀行は迂回する際によく通るため、銀行周辺のエリアを独占されるのだけは避けたいですね。
- 空き地を早めに確保できるチャンスあり
- 銀行周辺の独占には要注意
- 正攻法での着実な運用が効果的
4隅集中の深海マップ(海底都市)
チャンスカードのマスがたくさんあるマップです。
そのため、チャンスカードの引きがけっこう重要になります。
欲しいエリアは4隅です。
ここは迂回されにくいため、買い物料が期待できます。
他のエリアは買い物料が高いと銀行の方へ迂回されるため、なかなか止まってくれません。
- チャンスカードの引きが勝負を左右する
- 4隅のエリアは迂回されにくく収益性が高い
- 他エリアは高額設定に注意が必要
一方向回りで稼ぐ街(カジノタウン)
あみだくじのようになっているマップです。
このマップは右回りと左回りで、通る縦のエリアが異なります。
通るエリアは少ないに越したことがないため、スタートで出た方向でずっと回り続ける方が良いと思います。
ワープで戻されても、回る方向を変えてはいけません。
欲しいエリアは、横のラインの2エリアです。
この2エリアは右回りでも左回りでも必ず通るため、買い物料が期待できます。
- スタート時の進行方向を維持するのが有利
- 横ラインの2エリアは必ず通るため重点投資
- ワープ後も方向転換は避けるべき
地下3階で夢をつかめ(ソフィーの洞窟)
地下1階、地下2階、地下3階に分かれたマップです。
地下1階と地下2階を回ればマークは揃いますが、地下3階を1周してもマークをすべて揃えることができます。
ただ、地下3階へはワープでしか行けません。
手堅く行くのであれば、スタートで7が出たらスペードの方向へ進んでワープを飛び越えます。
そうすれば、クローバーはワープの手前で取れます。
楽してサラリーを狙うなら、スタートで5、6、7が出た場合に、自らワープで地下3階に行くのも1つの方法です。
ただ、1周する前にワープで戻される可能性もありますが…。
地下3階には空き地があるので、ヘリポートを建てたいですね。
地下3階でマークを集め、ヘリポートで銀行にワープできれば理想的です。
- 地下3階ルートはヘリポート活用で効率的
- 地下1・2階ルートは安定重視の進行向け
- ワープの出目と戻りに注意が必要
本州1周がカギの列島戦(日本列島)
日本列島のような形をしたマップです。
本州と四国を1周すればマークは揃いますが、北海道にはハートとダイヤが、九州にはスペードとクローバーがあります。
ただ、北海道と九州へはワープでしか行けません。
サラリーを考えると、スタートでは関西か北陸に向かうほうが良いと思います。
九州でスペードが取れれば、東北に行く前にサラリーがもらえます。
スタートで東北に向かうと、北海道に行ってもクローバーを取ることができません。
なので、サラリーをもらうには結局本州を1周することになり非効率的です。
欲しいエリアは、銀行周辺の4エリアです。
銀行周辺は通行量が多くなるので、買い物料が期待できます。
このマップでは、銀行周辺の4エリアの価格が10%ダウンするチャンスカードがありますが、そこは我慢しましょう。
- サラリーを狙うなら関西・北陸ルートが効率的
- 銀行周辺の4エリアは収益源として有力
- 北海道・九州はワープ限定で戦略的判断が必要
竜王島を避けて進め(アレフガルド)
『ドラクエ』のアレフガルドを模したマップです。
真ん中にある竜王の島にはワープでしか行けませんが、マークもないため行く価値はありません。
なので、スタートで7以上が出た場合は右下に進んでワープを飛び越えます。
クローバーとダイヤを取る時は、ワープを飛び越えられるなら先に飛び越え、飛び越えられなければ逆に進んで先にマークを取るようにします。
マークを取る前に竜王の島に飛ばされるのだけは避けたいですからね。
ただ、チャンスカードの85と86では竜王の島に飛ばされるため、100%回避はできませんが…。
- 竜王の島はワープ限定・マークなしのため回避優先
- クローバーとダイヤ取得時は進行方向の判断が重要
- チャンスカードによる強制ワープは完全回避不可
まとめ:いただきストリート2攻略の鍵
いただきストリート2では、マップの構造と出目運、そして資産運用のバランス感覚が勝利のカギになります。
ワープや空き地、買い物料の調整など、細かな戦略を重ねていくことで確実に差がついていきます。
マップごとの特徴を理解し、自分のプレイスタイルに合った動きを見つけてください。
スーファミで今も遊べる名作です
いただきストリート2は、今遊んでも色あせない名作ボードゲームです。
スーファミのシンプルな操作性と奥深い戦略性が融合した傑作として、今もファンが多く存在します。
ゲーム好きなら一度は体験して損はありません。
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