【ジョージ・ハリスン】Somewhere In Englandについて好き放題語ってみる

前回からの続きです。

アルバム全体の印象

このアルバムはジョージがソロになってから7作目のアルバムですね。

1981年6月に発売されました。

前作の「George Harrison」は1979年2月に発売されましたので、2年以上経っての発売ということですね。

元ビートルズのメンバーだったジョンレノンが亡くなってから出した初のアルバムでもあります。

元々は1980年11月の発売予定でしたのでジョンレノン殺害前でしたが、なんとレコード会社の社長から曲の差し替えを要求されて急遽発売が伸びてしまいました。

その理由はジョージの音楽が時代に合っていないからとのことだったようですが、元ビートルズに対してなかなかシビアな要求ですね。

結局レコード会社の要求で、楽曲4曲とジャケットを差し替えられてしまいます。

今アルバムで聴けるのは差し替え後のバージョンなのでこれを聴くしかありませんが、全体的には良い出来だと思います。

相変わらず捨て曲的なものはありませんし、アレンジも1曲1曲凝っています。

ジョージファンなら十分楽しめる内容のアルバムに仕上がっているのではないでしょうか。

良い曲

それでは個々の曲について見ていきたいと思いますが、まずは特に良い曲です。

最初に選ぶのは、アルバムのオープニングを飾る「Blood From A Clone」です。

この曲はワーナーに差し替えを要求されて差し替えた曲のひとつです。

曲は怒りを無理やり明るく表現したような感じに聴こえますが、なかなか不思議なメロディが癖になります。

しかし歌詞については、ほとんどワーナーへの恨み節のようになっていますけどね。

次に3曲目の「Life Itself」はもう外せないでしょう。

この曲はベストアルバムの「Best of Dark Horse 1976-1989」にも収録されていますので、知っている人も多いかもしれませんね。

ジョージファンにとってはもう「聖なるお経」と言っていいくらいの曲で、切々と神様への感謝の心を歌い上げています。

歌詞にいろんな神様の名前が出てくるのも良いですね。

次に7曲目の「That Which I Have Lost」はジョージファンなら絶対に外せません。

カントリー風の軽快なイントロから始まり、ジョージが早口で軽快に歌っています。

歌詞はインドの宗教書を参考に書かれたそうでよく理解できませんが、そんなことはどうでも良いのです。

最初から軽快なメロディですがサビになるとさらに軽快になり、聴き慣れると虜になります。

個人的にはこの曲がアルバムで一番ですね。

その他の曲

ここからはその他の曲を見ていきますが、決してダメな曲というわけではありません。

「Unconsciousness Rules」はイントロのギターの入りからして、いかにもジョージと言う感じがして渋い曲です。

しかしこの曲を聴いているとどうしてもジョンレノンの「Rock ‘n’ Roll」と言うアルバムに入っていた「Sweet Little Sixteen」を思い出してしまうんですよね。

元々はチャックベリーの曲ですが、ジョンがカバーしたバージョンですね。

まあパクっていると言うつもりはさらさらありませんが、歌い出しなどが似ている気がします。

「All Those Years Ago」はジョンレノン追悼の曲として有名な曲ですよね。

シングルカットされ、全米2位まで上がったそうです。

元々ビートルズのメンバーだったリンゴスターに提供した曲だったのですが、発表前にジョンがお亡くなりになられたので歌詞を書き換え自分で歌ったとのことです。

ウイングスのポールとリンダもコーラスで参加しています。

まあ悪くはない曲ですが、個人的にそこまで好きではありませんので良い曲には入れません。

「Teardrops」は歌詞的には悲しそうな歌なのに、なぜか軽快なイントロから始まり出だしも軽快です。

途中でやや悲しそうなメロディに移行しますが、サビになるとまた軽快なメロディに戻ります。

差し替えで入った曲であるからか無理やり明るくしているようですが、どうも奥行きが感じられませんね。

「Writing’s On The Wall」はいつものジョージの暗い曲です。

それなりにメロディアスではありますが、個人的にはまあ普通かなと言う曲です。

アルバムラストの「Save the World」は、環境問題について歌った曲ですね。

ペーパータオルを作るために切り刻まれた熱帯雨林、クジラを助けなければいけない、グリーンピースがどうのこうのと歌っています。

ジョージも億万長者になったので、環境問題に関心を持ち出したのでしょうか?

ベストアルバムに入っていた「Cockamamie Business」でも環境問題について歌っていましたからね。

オゾン層を破壊しながらエアコンを使っている、マックとバーガーキングのために森を破壊しているなどと歌っておりました。

個人的に環境についての意見は全く違いますが、曲的にはひと言で言えばなかなか面白いメロディの曲です。

好きな人もいるとは思いますが、良い曲とまでは言えませんね。

「Baltimore Oriole」「Hong Kong Blues」の2曲はカバー曲です。

両曲ともホーギー・カーマイケルと言う人の作品ですが、ハッキリ言ってよく知りません。

しかしこのアルバムに入っていても違和感はなく、両曲とも渋い選曲だと思います。

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