俺が会社を辞めたときは、退職代行を使わなかった。
使う暇もなく勢いで上司に「ちょっと話あるけどいいか、辞めます」と言ってしまったからだ。
ただ、結局3か月待ってくれと引き延ばされ、引き継ぎに追われて有給休暇を15日もドブに捨てて辞める羽目になった。
自力で言って損をした立場から見ても、退職代行なんて使っても全然いいんじゃないかと思う。
有休15日を捨てた後悔

勢いで伝えた結果、慰留されて「3か月待ってくれ」と言われ、律儀に待ってしまった。
無期雇用なら原則として2週間前に申し出れば退職できるルールのはずなのに、直接対面だと断りにくい空気を作られて会社の都合を押し付けられる。
有休を取る暇もなく引き継ぎをさせられ、15日も余して辞めたのは本当に後悔している。
俺が有休を取ると言って無理やり休まなかったのも悪いんだけど、やっぱり直接だとそういうことがしにくい。
その辺を第三者が事務的に淡々と交渉して終わらせてくれるなら、普通に便利だよね。
代行を使わせた職場の責任

世間では「直接言うのが筋だ」「代行なんてけしからん」と怒る会社や上司がいるけど、本当に違和感しかない。
言いやすい環境なら誰だって普通に直接言うわけで、使わせた原因はその職場の空気にも間違いなくある。
全部が全部会社のせいとは言わんけど、言いにくい環境を作っている会社側にも問題があるというわけだ。
文句を言う暇があるなら、普段から部下が普通に退職や有休の相談をできるようなコミュニケーションをとっておけよと思う。
会社と労働者は対等の関係

会社への義理立てで退職代行を使うことに罪悪感を持つ人もいるみたいだけど、それは社畜の罠に半分ハマっている。
労働力を提供して金をもらっているだけの対等な関係なんだから、最初からトントンじゃないか。
急に辞められたら困るとか、引き継ぎもしないのかとか言うけど、1人辞めたくらいで業務が回らなくなるような体制を、社員個人の善意に頼って支えるのはそもそもおかしい。
それを社員個人のせいにするのは筋違いだし、周りへの迷惑が気になるなら普段からフォローをしておけばいいだけの話だ。
偉そうに言っているが、俺もそんなことは全然できていなかったけどな。
数万円で面倒事を丸投げ

退職代行のサイトとか見ると「申し込んだ次の日からもう行かなくていいです」「会社には一切連絡しなくていいです」とうたっているけど、本当にそこまでやってくれるなら純粋にすごい。
そもそも辞める会社の上司や総務と、退職の話や「備品は何を返却して……」みたいな細々とした嫌な連絡なんて一切したくないのが本音だ。
そういう一番面倒で嫌なやり取りを第三者が代わりに全部やってくれるなら、数万円なんてむしろ安い。
高いか安いかではなく、その金額を払ってでも嫌なやり取りを丸投げしたいかどうかという価値観の差だよね。
俺なら全然払う。
トラブル回避なら弁護士へ

労働組合が交渉するとか民間業者がやるとか、細かい仕組みの違いははっきり言ってよくわからない。
ただ、お金を払う以上は中途半端にトラブルを残さず、最後まで責任を持ってやり切ってくれるところじゃないと意味がない。
たかが会社を辞めるくらいで、最悪裁判や損害賠償沙汰にされたら嫌すぎる。
万一そういうトラブルになった場合まで考えるなら、仮に俺が頼むとしたら弁護士が交渉してくれるところを選ぶかな?
縁切りと転職時のリスク

会社に未練がなく、関係をスパッと断ち切りたいなら、事務的に終わらせる選択肢として何の問題もない。
同僚に挨拶できないなんて気にする必要はなくて、辞めたあとも付き合いたい奴がいるなら、事前に個人間で携帯の番号でも交換しておけばいいだけの話だ。
ただ、自分が採用側だとして退職代行を使ったとわかったら、ちょっと警戒するのは確かにある。
だから情報が漏れそうな取引先や近しい業界は避けて再就職するくらいの、現実的な立ち回りは必要になってくる。
まとめ:退職代行は便利な道具だ

退職代行を使うべきだと押し付けるつもりはないけど、使いたい人は使えばいいし、会社側が文句を言う筋合いもない。
壊れる前に使える道具を使って、面倒な手続きを第三者に任せるという選択肢を持っておくのは全然アリだ。