暴落時に債券を売って株を買った結果|310万円増でも戻せない

窓辺のデスクでノートのメモを見つめながら考え込む日本人男性 インデックス投資

暴落したときに債券を売って株を買ったらどうなるのか、気になるところだよね。

実は俺自身、過去の暴落時に債券から株へ一気に乗り換えたことがある。

確かにタイミングが良ければ含み益は増えるけど、いいことばかりでもないんだよね。

この記事では、過去の暴落時に債券を売って株を買ったときの体験談を書いていく。

暴落のトリガーは楽ラップのDRC

テーブルの上のスマートフォンを手に取り画面を確認する男性の手元

暴落時に債券を売って株式を買うといっても、そう簡単じゃない。

どのタイミングで暴落が来たかを判断しなくちゃいけないからね。

でも、俺にはそんなことは全然わからない。

だから何かトリガーが欲しかったんだけど、俺は楽天証券の楽ラップを使った。

楽ラップでは、DRC機能というのがある。

これは株式市場が荒れてくると、株式の比率を下げて債券の比率を上げる機能なんだよね。

それが発動したときに、俺は逆に債券を売って株式を買ってやろうと思った。

だから、楽ラップのかなり積極型(DRC機能あり)に1万円だけ入れることにした。

入れておかないと、発動しても教えてくれないかもしれないから。

そうしたら2025年4月にトランプ関税ショックが起きて、DRCが発動したんだよね。

👉 下落ショック軽減機能(DRC機能)とは

 

債券とバランス型をすべて売却

チェックが入ったノートとペンが置かれた木製デスク

で、実際に何をやったかというと、手持ちの債券とバランス型ファンドを全部売った。

売った日は、DRCが発動された4月7日だったね。

特定口座だけじゃなくて、旧NISAや新NISAの口座にある分も全部売った。

国内債券、先進国債券、新興国債券、それから8資産均等型も一気に売却したね。

売却した金額は全資産の1割以上、合計で800万円以上になった。

今思えば、けっこう勝負に出たなって感じだよね。

 

入金のたびに即日で株式を購入

ノートパソコンを操作する手元とデスク脇の置時計

そして次に、債券を売ったお金で株式とリートを買っていった。

お金が口座に入るタイミングはまちまちだったから、入るたびに買った。

お金が全部揃うまで待つなどという、悠長なことはしなかった。

こういうことは、時間との勝負だと思っていたからね。

買い方は、債券の比率をゼロにした状態でポートフォリオを作り直して、ノーセルリバランスしながらだ。

そうやって、戻ってきた約800万円を順番に全部株式とリートに入れていった。

口座については、新NISAの成長投資枠から埋めていき、入りきらない分は全部特定口座に入れた。

 

債券のままより310万円得をした

明るい窓辺に置かれた小さな鉢植えと積み重ねられた木のブロック

じゃあ実際にやってみて、得したのか損したのかを計算してみる。

面倒くさかったから、まだこの検証はしてなかったんだけどね。

この記事を書いているのは2026年9月24日だから、暴落から約1年半経ってからの検証になる。

まずは、4月7日に売った債券を売らずにそのまま持っていた場合の今の評価額を出してみる。

表1:売却した債券を保有し続けた場合の評価額

売却した銘柄 売却した口数 今の基準価額 現在の評価額
eMAXIS Slim国内債券インデックス 66万9626口 8412円 約56万円
eMAXIS Slim先進国債券インデックス 257万7944口 15058円 約388万円
ニッセイ外国債券インデックスファンド 85万3617口 15763円 約135万円
iFree新興国債券インデックス 121万7669口 18641円 約227万円
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 55万4132口 21007円 約116万円
合計 – – 約922万円

(筆者の計算)

売ったときの金額は約800万円だったから、そのときからは100万円ほど増えてるね。

次に、売ったお金で4月7日以降に買った株式とリートの今の評価額を出してみる。

表2:買い換えた株式とリートの現在の評価額

買い換えた銘柄 購入した口数 今の基準価額 現在の評価額
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 132万5804口 32580円 約432万円
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 158万8882口 44702円 約710万円
eMAXIS Slim国内リートインデックス 42万4782口 10231円 約43万円
eMAXIS Slim先進国リートインデックス 26万2473口 18020円 約47万円
合計 – – 約1232万円

(筆者の計算)

計算上では、たった数日間の売買で310万円多く増やせたことになっている。

思っていたよりも、けっこう差が付いているね。

あれから株価が爆上がりしたことも、かなり影響しているとは思うけど。

 

ポートフォリオが崩れて戻せない

片側に少し傾いた木製のバランスオブジェとマグカップ

ただ1つ、大きな誤算があったんだよね。

それは、DRCが4月28日に解除されたことだ。

俺は一度DRCが発動されたら、1年くらいは解除されないと思っていたんだよね。

でも、発動から1か月も経たないうちに、あっさり解除されてしまった。

俺はDRCが解除されたら、リバランスしてポートフォリオの割合を元に戻そうと思っていたんだよね。

でも、さすがにそんな短期間でリバランスする気にはならない。

債券売ったときに税金取られているのに、また税金取られるからね。

だからリバランスはあきらめて、ノーセルリバランスで徐々に戻していくことにした。

そのせいで、いまだにポートフォリオは乱れたままだ。

いつになったら元に戻るんだろうか……。

注意点:相場が反発せず下落し続けた場合、債券を手放したことで資産全体の損失がさらに拡大する危険があります。

 

まとめ:利益は出たが悩みも残る

窓辺の椅子に座りカップを手に持ちながら思索にふける日本人男性

この記事では、過去の暴落時に債券を売って株を買ったときの体験談を書いた。

俺は2025年4月のトランプ関税ショックのときに、1回だけやってみた。

その結果、2026年9月の段階では、債券をそのまま持っていた場合より310万円ほど評価額が多くなっている。

でも、いつポートフォリオを元に戻すかなど、けっこう悩みどころもあるね。

しかし、DRCがあんなに早く解除されたのは誤算だったな……。