今は株高だから投資を始めるのは危険なんじゃないか、という話をよく見聞きする。
10年や20年の長期チャートを見て、最近の右肩上がりの傾きが急になっているから今は株高だと感じる人もいるかもしれない。
ただ、複利で資産が増えていけば、チャートが右に行くほど曲線になるのは当たり前だ。
今回は株高を気にして投資を躊躇することに対する俺の考えを書いておく。
複利なら曲線になる

例えば、年利6%で運用できたとする。
72の法則で考えれば、資産は約12年で2倍になる。
72の法則とは、72を年利回り(%)で割ると、元金が2倍になるおおよその年数がわかる法則のこと。
例えば、1万円なら12年後に2万円、24年後には4万円、36年後には8万円になる。
これをチャートにしてみれば、等間隔で2万円、4万円、8万円と増えていくのだから、当然ながら右に行くほど傾きが急になっていく。
つまり、長期チャートの右側がグッと上向きになっているからといって、それだけで「今は株高だ」と判断することはできない。
年利6%で増えていくだけでも、チャートは直線ではなく曲線になるからだ。
もちろん、実際の株価が毎年6%ずつ増えるわけではないけどね。
ただ、複利で増える資産のグラフが曲線になるというのは、ごく自然なことだ。
決して直近で上がり過ぎているから、こうなっているわけではない。
株高かどうかなんてわからない

もちろん、本当に今の株価が割高なのかもしれない。
この先ずっと横ばいか、徐々に下がっていくこともあり得る。
でも逆に、10年後から振り返ってみれば、今が安かったということだって十分あり得る。
そんなことは今の俺にはわからない。
10年後の未来に行って、チャートを見ればおそらくわかるだろうが……。
俺にはそんな能力はないので、「今は株高かもしれない」と考えて投資を先延ばしにすることのほうが嫌だ。
逃した投資機会は戻ってこない

今月投資するはずだった1万円を「今は高そうだから」と見送ったとする。
その1万円を投資して年利6%で回り続けたと仮定すれば、12年後には2万円、24年後には4万円、36年後には8万円になる。
もちろん、実際にそうなる保証はないけどね。
それでも、投資をしなければ、その1万円を運用する時間そのものは確実に失われる。
株価がこれから上がるのか下がるのかなんて俺にはわからない。
だったら、そんなことを考えて投資機会を逃すのはもったいない。
俺ならさっさと投資を始めるな。
まとめ:株高を気にせず機会損失を防ぐ

今回は株高を気にして投資を躊躇することに対する俺の考えを書いた。
今が株高かどうかなんて、正直俺にはわからない。
でも、それで投資を先延ばしにするという考えは俺にはないな。
インデックス投資なんて、未来の経済成長に期待する投資だから、そんなことを考えても仕方がない。
そもそもタイミングを計っている人って、どうやって株安だと判断するんだろうか……。