インデックス投資初心者は最初に楽ラップを使ってみるのもアリ

パソコンで楽天証券の楽ラップを操作している男性のイラスト。背景には上昇するグラフと金貨の山が描かれている。 インデックス投資

インデックス投資に興味はあれど、いきなり始めるのは不安という方も多いと思います。

そんな方は、まずは感覚をつかむために「楽ラップ」を使ってみるのも1つの方法です。

この記事では、楽天証券のロボアドバイザー「楽ラップ」の仕組みや使い方について解説します。

インデックス投資の基本を学びたい方におすすめです。

楽ラップとは?

資産運用プランを提案するロボットのイラスト。ユーザーが質問に答えると、ロボットが最適な運用コースを導き出している様子を表現

楽天証券のロボアドサービス

楽ラップは、楽天証券が提供しているロボアドバイザー型の資産運用サービスです。

利用者がいくつかの質問に答えることで、自動的に適した運用プランを提案してくれます。

運用プランの選択が終わると、あとは楽ラップが投資の実行・管理をすべて行います。

投資初心者でも迷うことなく始められるよう設計されており、仕組みは非常にシンプルです。

 

インデックス投資がベースの運用方針

楽ラップの運用スタイルは、基本に忠実なインデックス投資です。

株式や債券といった資産クラスに分散投資することで、リスクを抑えつつ長期的な成長を目指します。

自分でファンドを選ぶことはできませんが、楽ラップ側が適切な商品を選んで自動で運用してくれます。

次のセクションでは、楽ラップを通じて学べることについて解説します。

 

楽ラップで分かること

資産配分のイラスト。株式・債券・リートの棒グラフと円グラフが並び、右側で指が円グラフを指している。

アセットアロケーション

楽ラップでは、リスク許容度に応じて5つの運用コースが用意されています。

そして、運用コースごとのアセットアロケーションはすべて公開されています。

株式・債券・リートの比率を見ることで、アセットアロケーションづくりの参考になります。

アセットアロケーションを学ぶのに、こんな良いお手本はなかなかないと思います。

 

ポートフォリオ

楽ラップでは、運用コースごとに毎月マンスリーレポートを発行しています。

マンスリーレポートには、ポートフォリオもすべて記載されています。

インデックスファンドをどのように組み合わせているのかを見て、勉強しましょう。

ただし、楽ラップではラップ専用ファンドを使用しているため、個人で完全に再現することはできません。

そのため、eMAXIS Slimなどで代用する必要があります。

 

運用方法

運用履歴を見ることで、どういう売買をしているかが分かります。

積立はもちろん、リバランスをどのようにしているかも一目瞭然です。

暴落した時も、特に何もしていないのが分かります。

ただし、当然ながら、実際に楽ラップを始めなければ運用履歴は見れません。

 

楽ラップの始め方

楽ラップの開始手続きを行う男性。パソコン画面には楽天証券のロゴとチェックリストが表示されており、資産運用のスタートを示しているイラスト

楽ラップは、マンスリーレポートを見ることで運用内容をある程度把握することは可能です。

マンスリーレポートを見るだけなら、楽ラップを使う必要はありません。

しかし、運用履歴は自分で始めないと分かりません。

そのため、初心者は少額で良いので実際に始めてみることをおすすめします。

 

楽天証券の口座を作る

楽ラップは楽天証券のサービスです。

そのため、まずは楽天証券の口座を開設する必要があります。

口座は「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば、確定申告を避けられて手間がかかりません。

楽天証券の口座開設は、ポイントサイト経由で申し込むのがお得です。

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運用コースを決める

口座ができたら、楽ラップの申し込みに進みます。

16の質問に答えると、ロボアドバイザーが自分に合った運用コースを提案してくれます。

ただし、提案はあくまで目安なので、別のコースに自由に変更することも可能です。

判断がつかない場合は、ロボアドの提案に従って始めるのが無難です。

 

1万円から投資を始める

楽ラップは最低1万円から開始できるので、最初はこの金額で十分です。

積立は任意ですが、積立投資も体験したい場合は設定しておくと良いでしょう。

積立も1万円から設定可能で、毎月の自動投資が実行されます。

どのタイミングで何を購入したかは、運用履歴から確認できます。

 

慣れたら自分でインデックス投資

自分でインデックス投資を始めようとする若い男性投資家のイメージイラスト

楽ラップを始めてじっくり観察すれば、インデックス投資の基本が見えてきます。

やっていることは非常にシンプルです。

アセットアロケーション内でポートフォリオを組み、自動積立と不定期のリバランスをしているだけです。

この仕組みが理解できたら、自分でインデックス投資を始めてみれば良いでしょう。

 

まずは新NISAから始める

インデックス投資を自分で始めるなら、最初は新NISAの活用がおすすめです。

利益に対して税金がかからないため、特定口座よりも有利な運用ができます。

個人的にはiDeCoをおすすめしたいのですが、60歳まで引き出せないなど、難易度が少し高めです。

新NISAの方が成約が少ないため、最初のステップとして最適です。

 

次のステップはiDeCoの活用

新NISAの運用に慣れてきたら、次はiDeCoの利用を検討しましょう。

iDeCoは掛金が全額所得控除となり、節税メリットがあるのでおすすめです。

ただし、1つの金融機関につき取り扱い商品は35以内と限られており、金融機関選びが重要です。

必ず買いたい商品がラインナップにある金融機関を選びましょう。

【iDeCo】口座を作っても良い金融機関は17社だけだな

 

楽ラップは解約しても問題ない

自分でインデックス投資を始めたあとは、楽ラップは解約してもかまいません。

マンスリーレポートは解約後でも閲覧できるので、アセットアロケーションなどは確認できます。

ただし、運用がなくなるので、運用履歴は見られなくなります。

しばらくは併用して、もう必要ないと思ったら解約すれば良いと思います。

 

楽ラップの注意点

ロボアドバイザーの注意点を調べている若い男性のイラスト

楽ラップは便利ですが、始める時に知っておくべき注意点もあります。

投資である以上、元本割れリスクがあることを理解しておくことが大切です。

また、楽ラップは無料で使えるわけではありません。

楽ラップを利用するための手数料が必要になります。

 

元本保証はない

楽ラップはあくまで投資サービスであり、預金のように元本が保証されているわけではありません。

相場が下落すれば、資産の評価額が減る可能性もあります。

その代わり、相場が好調なときは銀行預金よりも高いリターンが期待できます。

リスクとリターンは表裏一体であることを理解しておく必要があります。

 

楽ラップの手数料がかかる

楽ラップでは、通常の投資信託の信託報酬とは別に、サービス利用料として手数料がかかります。

手数料体系は「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類があり、選択が可能です。

運用成績や投資額によって、どちらがお得かは異なります。

詳細な手数料体系は楽天証券の公式サイトで確認しておくと安心です。

楽ラップの手数料

 

利益には税金がかかる

楽ラップの運用益には、通常の金融所得課税(20.315%)がかかります。

これは特定口座で投資信託を保有している場合と同じ扱いです。

新NISAのように非課税になる制度とは異なるため、税金面での優遇は受けられません。

課税口座での投資になることを理解したうえで活用することが重要です。

 

まとめ:楽ラップはインデックス投資の良い練習になる

この記事では、楽天証券のロボアドバイザー「楽ラップ」について解説しました。

インデックス投資を自分で始める前に、仕組みや流れを体感するにはちょうど良いサービスです。

マンスリーレポートや運用履歴を確認することで、インデックス投資の勉強になります。

インデックス投資を始めたいけれど、何から手をつければよいか分からない方にはおすすめです。

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