4000万円FIRE1年目の支出|税金・保険料の出費と投資のV字回復

デスクで書類とパソコンの画面を見比べながら想定外の事態に驚く日本人男性 FIRE

FIREした最初の1年目は、一体どれくらいのお金がかかるのか気になるところだ。

事前に生活費を計算しておけば、特に困ることもなく普通に暮らせると思うかもしれない。

あるいは、予想外の税金や保険料がどっと押し寄せて大変なことになるかもしれない。

この記事では、4000万円でFIREした1年目にどれだけお金がかかり、投資はどう動いたのかについて書いていく。

月3万5400円の健康保険

届いたばかりの納付書を手に持ち目を丸くして驚いている日本人男性

俺は48歳の4月末で会社を辞めて、5月から資産4000万円でFIRE生活に入った。

そこに退職金200万円が入ってきたけど、完全に忘れていたため、計算外の臨時収入だった。

だから、結果として4200万円からのスタートになったわけだ。

4200万円あれば月12万円くらい使っても大丈夫だと思っていたし、実際の生活費自体は月8万円ほどでちゃんと収まっていた。

でも、会社員時代は給料から勝手に天引きされていた税金や保険料といった支出を全く考えていなかった。

健康保険についても、退職するときに総務の人から勧められるがまま、とりあえず任意継続を選んでいた。

後日自宅に届いた納付書を見てみると、そこに書かれていた金額は月3万5400円だった。

生活費8万円で暮らすつもりだったところに、いきなり月3万5000円以上が上乗せされることになり、早くも計画が狂うことになった。

豆知識:退職後の健康保険は「任意継続」と「国民健康保険」のどちらが安くなるか、お住まいの自治体で試算できます。

 

住民税30万円超とふるさと納税

食卓に並んだうなぎや黒毛和牛の料理を見て少し安堵の表情を浮かべる日本人男性

7月頃になると、さらに追い打ちをかけるように住民税の納付書が届いた。

その額なんと30万円オーバーだ。

住民税は前年の高い給料をベースに計算されるから、無職になっても安くなるわけじゃない。

実際に届いた請求額を見て、初めて住民税の額を知った。

ただ、内訳を見てよかったことが1つだけあった。

前年に8万円分ふるさと納税をしていたおかげで、うなぎや黒毛和牛をもらいつつ、自己負担の2000円を除いてしっかり控除されていた。

会社員時代は天引きされていたからよくわかっていなかったけど、内訳でちゃんと確認できたのは良かった。

注意点:退職した年は給与収入が大幅に減るため、ふるさと納税の控除上限額も前年より大きく下がります。

 

年金40万円の一括払い

窓口で手元の書類にペンでサインをしながら複雑な表情をする日本人男性

会社を辞めたら、健康保険や住民税だけじゃなく国民年金も自分で払わなくてはいけない。

手続きのために年金事務所へ行ったら、割引が効く2年前納と、月額400円の付加年金を勧められた。

2年分をまとめて払うことで、約1万5000円の割引になるとのことだった。

確かにお得だと納得して付加年金込みの2年前納を選んだものの、請求された金額は40万円弱だ。

月額にならすと約1万6000円の負担になる計算だ。

これで、向こう2年間は年金の支払いを気にしなくてよくなった。

でも、無職になった直後に40万円弱の現金が一気に出ていくのは正直痛かった。

 

生活の足しになった失業保険

相談窓口に座り神妙な面持ちで職員と話をしている日本人男性

そんなふうに出費が続くなかで、貴重な支えになってくれたのが失業保険だ。

ただ自己都合退職だったから、当時は受給までに3か月の給付制限があった。

そのため、実際に振り込まれ始めたのは8月頃だった。

金額としては、15万円から16万円くらいを4、5回もらった気がする。

再就職する気はゼロだったけど、月に1回の認定日までにハローワークで職業相談やセミナーを受け、求職活動実績を作る必要があった。

実績作りのためだけにハローワークへ通うのは面倒だったけど、出費がかさむ時期の足しにはなってくれた。

 

含み益200万円超へのV字回復

パソコンの画面を見つめながら安堵したような明るい笑顔を見せる日本人男性

手元の現金は税金や保険料の支払いでどんどん削られていったけど、投資のほうは全く別の動きをしていた。

春先のコロナショックで、保有資産の含み損は一時200万円まで膨らんだ。

でも暴落の最中も、俺は淡々と銀行預金を毎月30万円分、投資へ振り替えていた。

その後、相場が急回復したことで、年末にはマイナスを脱出したどころか含み益は200万円を超えていた。

この戻りがあったおかげで、資産総額は減るどころか増えていた。

支出は想像以上にあったけど、投資の成績がそれをカバーしてくれたおかげで、気分的にはすごく楽だった。

 

最後にやってきた確定申告

デスクに領収書や書類を広げて真剣な表情で計算機を叩く日本人男性

そして翌年の2月には、FIRE生活1年目のラストを締めくくる確定申告がやってきた。

4月まで会社に行っていた分の給与が200万円ほどあったけど、退職しているから当然会社は年末調整をしてくれない。

大した金額ではなかったけど、所得税をきっちり自分で納めることになった。

退職した翌年であっても、前年に働いていた期間の税金は最後まで徴収される仕組みになっている。

 

まとめ:支出を投資が救ったFIRE1年目

リビングのソファに深く座りコーヒーカップを手に持ちながらリラックスした表情の日本人男性

この記事では、4000万円でFIREした1年目にどれだけお金がかかり、投資はどう動いたのかについて書いてきた。

生活費は8万円ほどで、これは想定の範囲だった。

でも保険料やら税金やらで、予想外の支出がけっこうあった。

ただ、投資の成績が予想以上によく資産総額も増えたことで、精神的にはかなり楽に過ごすことができた。

しかし、健康保険料の通知書を見たときは本当にびっくりしたな……。