会社員時代を振り返ってみると、けっこう無駄な時間を過ごしていた気がする。
通勤みたいに、当時は仕事だからそんなものだと思って疑いもしなかったものもある。
あるいは、会議や飲み会みたいに、無駄だとわかっていても立場上付き合わざるを得なかったものもある。
この記事では、会社を辞めた今の視点から、会社員時代に感じていた無駄について考えてみる。
往復1時間半の無駄な通勤

まず思うのは、毎日の通勤にかかる時間だ。
俺はいくつか勤務地を変わったけど、だいたい片道40~50分、往復では1時間半ほどを通勤に費やしていた。
これを年間240日で計算すると、合計360時間、丸々15日分を通勤だけに消していた計算になる。
その間、車通勤なら運転に縛られ、公共交通機関でもスマホでニュースを流し見するくらいしかできなかった。
駅まで少し歩いたところで、大した運動にもならない。
会社に勤めていたころは気にも留めていなかったけど、今振り返るとかなりの無駄だったと思う。
通勤時間は長くても片道30分以内、できれば徒歩20分くらいが理想だな。
往復で40分ほど歩ければ、それなりに運動にもなる。
ただ、職場に近すぎると、今度はプライベートで会社の人と遭遇するリスクがある。
だから近すぎるのも、生理的に受け付けないけどな。
丸1日潰れる100件の進捗会議

次に思い出すのは、長すぎる定例会議だ。
俺の職場では毎週1回、親会社が関係者全員を集めてやる定例会議があった。
その中で何をやるかというと、すべての現場の進捗確認だ。
俺の職場は100個以上の現場を持っていたけど、毎回すべての現場の進捗をすべて確認していた。
すでに終わった現場まで律儀に確認するため、何か月経っても会議の時間が一切短くならないという意味不明なシステムだったな。
親会社が主催する会議だから、こちらの一存でやり方を変えられるはずもない。
そのため、会議は丸1日かかっていた。
だから、会議中に今日やるように言われた仕事がその日のうちにできない。
その結果、会議の翌日にはすでに納期が守れていないという、冗談のような状況になっていた。
これでは長い時間をかけて会議をやっている意味がまったくない。
会議なんてものは、議題を絞って少人数で短時間でやるほうがいい。
こんなことは会社を辞める前から思っていたけどな。
時間外を稼ぐ「生活残業」

残業についても、無駄なものが本当に多かった。
もちろん、すべての残業を否定する気はまったくない。
どうしてもその日に終わらせなければいけない仕事があるなら、残業してでも終わらせるべきだと思う。
だけど、残業代を稼ぐためにやる残業は、はっきり言って時間の無駄だ。
そういう人は、昼間はけっこう暇そうにしていたのに、夕方になると突然忙しそうになる。
そして自分が欲しい残業代を稼いだら、さっさと帰っていく。
あの切り替えの早さは、見ていて見事だった。
ただ、俺の部下にもそういう社員はいたけど、別にクレームを付けたりはしなかった。
派遣社員などは、時給も安かったからね。
おそらく計画的に残業をしないと、欲しいだけのお金が稼げなかったんだろうと思う。
だから否定はしないけど、単に「無駄だな」と思っていたというだけの話だ。
上司の自慢話を聞く自腹飲み会

会社の飲み会は、会社にいたときから無駄だと思っていた。
その理由は、4000円から5000円も払って、一緒に飲みたくもない連中と飲むだけだから。
だから、俺は普段の飲み会にはほとんど行かなかった。
ただ、送別会や歓迎会のような公式な場になると、理由がなければ断りづらい。
「送別したくないのか」とか思われたら面倒だからね。
そういう義理の飲み会だけでも、長年勤めていれば数十回は参加する羽目になった。
だから仕方なく行ったけど、飲み会で今でも覚えていることはほとんどない。
誰と誰がけんかしたとかは、まだ覚えているけど。
あと覚えているのは、毎回同じ上司から聞かされた「転勤のときに○○さんからネクタイをもらった」という話くらいだ。
数十回も付き合わされたのに、本当にそれくらいしか覚えていない。
でもよく考えてみると、飲み会に誰が来ていなかったとかは、俺はほとんど覚えていない。
だから、気にせず欠席しておけばよかったかな。
まとめ:会社員特有の理不尽だった無駄

この記事では、会社を辞めた今の視点から、会社員時代に感じていた無駄について考えてみた。
パッと思い付くのは、通勤、進捗会議、生活残業、自腹の飲み会の4つだ。
通勤以外は当時から無駄だと気づいていたけど、組織の中にいる以上は理不尽でも受け入れるしかなかった。
そう考えると、こういう理不尽な無駄と完全に無縁になれただけでも、まあ気楽でいいなと思う。
まあ、今の俺が無駄な時間を過ごしていないかと言われると、怪しいところだけどな……。