アセットアロケーションに悩むなら楽ラップを参考にするのもアリ

アセットアロケーションに悩む投資初心者がパソコンの前で考え込んでいるイラスト インデックス投資

資産運用では、アセットアロケーションに迷う方が少なくありません。

何をどれだけ保有すべきか、判断に困ることもあるでしょう。

この記事では、楽天証券の「楽ラップ」を参考にする方法についてご紹介します。

特に「自分で配分を考えるのが不安な初心者」にとって、ヒントになるはずです。

楽ラップとは

積み上がる円のコインと成長する植物、グラフやレポートで資産運用のイメージを描いたイラスト

楽ラップの基本情報

楽ラップは、楽天証券が提供するロボアドバイザーサービスです。

資産運用を自動化してくれるため、初心者でも始めやすいのが特徴です。

目標に応じた運用方針を自動で提案し、資産配分も定期的に見直してくれます。

自分で細かく判断する必要がないので、投資のハードルを下げてくれます。

 

診断で自分に合ったコースが分かる

楽ラップでは、最初に16の質問に答えることで運用コースが提案されます。

質問内容は、リスク許容度や運用目的、投資期間などです。

診断は自動で行われ、すぐに自分に合ったコースが分かります。

契約しなくても診断だけ利用できるため、気軽に試すことが可能です。

 

5つの運用コースを比較してみよう

5つの資産運用コースを比較する様子をイメージしたイラスト。チェックリスト、円グラフ、棒グラフ、虫眼鏡、円マーク、スーツ姿の人物が描かれている

運用スタイルは保守型〜積極型まで

楽ラップでは、リスクに応じて5つの基本コースが用意されています。

  • 保守型
    とにかく「慎重派」だという方のための運用コース。債券が多め。
  • やや保守型
    基本は慎重だけど、攻めの姿勢も忘れない方のための運用コース。債券がやや多め。
  • やや積極型
    資産の保全を図りつつ、攻めたい方のための運用コース。株式と債券のバランスが取れている。
  • 積極型
    リスクをある程度見込んで収益性を追求したい方のための運用コース。株式がやや多め。
  • かなり積極型
    とことん収益性を追求していきたい方のための運用コース。株式が多め。

保守型からかなり積極型まで、投資スタンスに応じた運用が可能です。

それぞれのコースは、株式や債券などの比率が異なります。

どのコースも明確な資産配分が示されており、再現もしやすくなっています。

豆知識:同じ運用コースであれば、DRC(下落ショック軽減機能)の有無にかかわらず、アセットアロケーションは同じです。

 

各コースの資産配分をマンスリーレポートで確認

各運用コースには、毎月発行されるマンスリーレポートがあります。

この中には、資産の配分比率や、過去の運用実績などが掲載されています。

アセットアロケーションを確認するには、円グラフやその横にある表の「サブアセットクラス」の割合を見てください。

マンスリーレポートは、毎月15日頃に更新されます。

豆知識:先進国は「為替ヘッジあり・なし」に分かれています。為替ヘッジとは、為替変動の影響を抑える仕組みです。為替リスクを無視するなら、考慮しなくてもOKです。

 

過去の利回り(年率)でコースを比較

運用開始日(2016年7月4日)から2025年6月30日までの期間は、約8.99年です。

この期間の騰落率から算出した年率利回り(DRCなし・手数料控除前)は以下の通りです。

  • 保守型:約2.99%
  • やや保守型:約4.94%
  • やや積極型:約6.86%
  • 積極型:約8.64%
  • かなり積極型:約10.22%

※信託報酬控除後、手数料控除前

一般的なインデックス投資の利回りは、年平均で3〜7%程度が目安とされています。

それを考えると、一定の成果をあげているといえます。

結果的に、似たような資産配分で運用していれば、近い成績になった可能性が高いということです。

注意点:あくまで過去の利回りなので、今後もこの利回りが得られるとは限りません。

 

楽ラップを参考にする3つのメリット

3つのメリットを表すイラスト。レポートを示すグラフと虫眼鏡、頭上にひらめきの電球がある男性、時計と右肩上がりのグラフが描かれている

レポートは誰でも確認できる

楽ラップの運用レポートは、契約していない方でも閲覧できます。

楽天証券の口座がなくても、公式サイトから誰でもアクセス可能です。

資産配分や過去の運用実績も、毎月のレポートで確認できます。

実際のデータに基づいて、自分の運用方針を考える材料になります。

 

自分で配分を考えなくていい

参考にするコースさえ決めてしまえば、あとは資産配分を真似するだけです。

何をどれだけ持つかを、自分で一から設計する必要はありません。

すでに実績のあるモデルポートフォリオなので、迷いが減ります。

運用のストレスを軽減し、長く続けやすくなる効果もあります。

 

定期的に見直されている

楽ラップでは、おおむね3ヶ月に1回のペースで配分が調整されます。

これは、世界経済や市場環境の変化に対応するためです。

自分でやっていると、いつリバランスすべきか判断に迷う場面もあります。

定期的に見直された配分を参考にできる点も、大きなメリットです。

 

自分に合ったコースはどう選ぶ?

リスクと資産のバランスを天秤で考える若い女性と、それを見守る高齢者のイラスト

判断の軸はリスク許容度

どの運用コースを参考にするかは、リスクに対する考え方で変わります。

年齢や収入、家族構成などによって、取れるリスクの幅も異なります。

たとえば、定年が近い方と独身の20代とでは、適した運用方針はまったく違います。

最終的には、自分の状況を踏まえて判断することが大切です。

 

個人的には「かなり積極型」を選択

個人的には、かなり積極型のアセットアロケーションを参考にしています。

理由はもう「最終的に一番儲かりそうだから」としか言いようがありません。

先進国の為替ヘッジは無視して、すべて為替ヘッジなしのファンドを買っています。

その理由は、個人的に好きなファンドである「eMAXIS Slim」に為替ヘッジありのファンドがないからです。

なぜ「eMAXIS Slim」が好きなのかについては、続きの記事をご覧ください。

 

まとめ:分からないなら、楽ラップを参考にしてみよう

楽ラップは、誰でも見られる資産配分のモデルとして参考になります。

5つの運用コースには、それぞれ明確な特徴があります。

レポートは無料で公開されており、契約なしでも確認可能です。

自分で悩むより、まずは実例を見ることが一歩目になるかもしれません。

自分でも楽ラップを使ってみたい方へ

パソコンを見つめながら顎に手を当てて考える若い男性。背景には銀行のアイコンと円グラフ、植物が描かれている。

「資産配分を真似するだけじゃなく、実際に運用してみたい」

そう思ったら、楽ラップをそのまま使ってみるのも選択肢です。

利用には楽天証券の口座が必要なので、まずは口座開設から始めてください。

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※ 本記事は2025年7月時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。