巷には多くの証券会社があり、どこで口座を作るか迷う人は少なくありません。
インデックス投資では、ファンドの品揃えと制度対応が重要な判断基準になります。
本記事では、新NISAや特定口座でインデックス投資をする時に使うべき証券会社を5社に絞って紹介します。
これから始める人、口座の見直しを考えている人に向けた内容です。
証券会社選びで重視すべきこと
まずはファンドの取扱数を見る
証券会社選びでは、買いたいファンドを取り扱っているかが最も重要です。
いくらポイントが多くても、目的のファンドがなければ意味がありません。
特にeMAXIS SlimやSBI・Vシリーズなどの低コストインデックスファンドが揃っているかが基準になります。
その点で、多くの証券会社は比較対象から外れてしまいます。
最初に候補を絞っておくことで、無駄な検討を減らせます。
実際に選ぶべき5社はここ
ザイ・オンラインによると、主要な低コストインデックスファンドの取り扱い本数は以下の通りです。
取り扱い数が少ない証券会社は、選択肢そのものが限られるため除外します。
表1:低コストインデックスファンドの取扱数ランキング
順位 | 証券会社 | 取扱本数 |
1位 | SBI証券 | 144本 |
2位 | 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム) | 140本 |
3位 | マネックス証券 | 139本 |
4位 | 松井証券 | 138本 |
5位 | 楽天証券 | 137本 |
6位以下 | SMBC日興証券ほか | 83本以下 |
(出典:ザイ・オンライン)
上位5社は、取り扱い本数にほとんど差がなく、順位は頻繁に入れ替わります。
一方で、6位以下は本数に開きがあり、現時点では選択肢から外れます。
ポイント制度はおまけだが有利
インデックスファンドの品揃えがほぼ同じなら、次に注目すべきはポイント制度です。
証券会社によっては、投資信託の保有やクレカ積立に応じて、各種ポイントが還元されます。
うまく活用すれば、少しだけリターンを底上げすることも可能です。
ただ、ポイント制度は変更されることもあるので、副次的なものとして見ておくのが良いでしょう。
保有しているだけでもらえるポイント
投資信託を保有しているだけで、毎月ポイントがもらえる制度です。
ほとんどの証券会社では実施していませんが、先ほどの5社では実施しています。
手間なく還元が得られるので、長期投資との相性は抜群です。
ただし、付与対象や還元率は証券会社によって異なります。
クレカ積立で還元を増やす
クレカ積立とは、毎月クレジットカードで投資信託を自動購入し、ポイント還元も受けられる仕組みです。
積立金額の上限は5万円が一般的ですが、先ほどの5社では10万円まで積立が可能です。
積立はインデックス投資との相性が抜群なので、これを使わない手はありません。
ただし、利用できるカードや還元率は証券会社によって大きく異なります。
使ってもよい5社の特徴
ここからは、インデックス投資をする時に使っても良い5社について紹介します。
口座開設は、モッピーからの申し込みがお得です。
リンクからポイントの獲得条件が確認できます。
ポイントは1ポイント=1円相当で、楽天ポイントなどに交換できます。
SBI証券
投信保有ポイントは月間平均保有額に応じてVポイントが付与されます。
クレカ積立は「三井住友カード」「JCBカード」などで最大3.0%のVポイント還元があります。
三井住友カードユーザーにおすすめの証券会社です。
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三菱UFJ eスマート証券
投信保有ポイントとしてPontaポイントが付与される制度があります。
クレカ積立は「三菱UFJカード」「au PAYカード」で最大3.0%のPontaポイント還元があります。
auユーザーにおすすめの証券会社です。
マネックス証券
投信保有ポイントとして「マネックスポイント」がもらえます。
クレカ積立は「dカード」「マネックスカード」で最大3.1%という高還元率が魅力です。
ドコモユーザーにおすすめの証券会社です。
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松井証券
投信保有ポイントは月間平均保有額に応じて松井証券ポイントがもらえます。
クレカ積立は「JCBカード」で最大1.0%の還元があります。
JCBカードを使っている人におすすめの証券会社です。
松井証券|モッピー(PR)
楽天証券
投信保有ポイントは2025年7月時点で一部再開されており、対象ファンドに応じて還元されます。
クレカ積立は「楽天カード」で最大2.0%の楽天ポイントがもらえます。
楽天ユーザーにおすすめの証券会社です。
楽天証券|モッピー(PR)
どこを選んでも大差はない
ここまで紹介した5社であれば、どれを選んでも大きな差はありません。
インデックスファンドの品揃えは横並びで、制度対応もすべて満たしています。
あとは、使っているクレジットカードや貯めているポイントで選べば十分です。
迷ったら、今の生活圏に一番なじむ証券会社を選ぶのが無難です。
5社以外を使っているなら代える
インデックス投資をするなら、5社以外の証券口座を使っている場合は、5社のいずれかに代えるべきです。
欲しいファンドが買えない、ポイント制度が不十分な口座は長期的に不利になります。
5社のいずれかで口座を作り、いったん売却して買い直すのが現実的な方法です。
売却時の税金が気になるなら、移管するという方法もあります。
SBI証券と松井証券なら、移管手数料を全額肩代わりしてくれます。(その他の会社はキャンペーン時のみ)
使わなくなった口座は解約することで資産管理もスッキリします。
まとめ:インデックス投資では証券会社も大切
インデックス投資では、買いたいファンドが揃っている証券会社を選ぶのが基本です。
ポイント制度やクレカ積立の有無は、あくまで副次的な要素にすぎません。
そのうえで、5社の中から自分の生活に合う証券会社を選べば問題ありません。
5社以外を使っている場合は、いったん整理して乗り換えることをおすすめします。
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※ 本記事は2025年7月時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。