資産4000万円でFIREの見通し|仕事のやる気が尽きて辞めた理由

オフィスの窓辺で柔らかな日差しを浴びながら穏やかな表情で遠くを見つめる日本人男性 FIRE

会社員がFIREを決意して実際に会社を辞めるまでの経緯や理由は、人によってさまざまだと思う。

目標額が貯まった瞬間に、明確な目的や前向きな計画を持ってスパッと退職する人もいる。

一方で踏ん切りがつかず、ダラダラと会社に残り、やる気が尽き果てたところで辞めていく人もいるだろう。

今回は、俺が会社を辞めてFIREした理由について書いていく。

46歳で資産4000万円に到達

自宅の机の上に置かれた開いた銀行通帳と温かい湯呑み

そもそも俺は、意識してコツコツ貯金をして4000万円を貯めたわけではない。

学生時代からの貧乏耐性で物欲はもともとない。

それに、会社の家賃補助で家賃を払ったことがなかったため、自然とお金が手元に残っていた。

さらに実家に入れる食費を下ろしてもらうために、20代のころから母親に通帳を預けていた。

母親は200~300万円貯まると勝手に定期預金に移しており、自分でも残高をまったく把握していなかった。

46歳のとき、久しぶりに通帳を見せてもらったら、定期預金が3000万円を超えていた。

別の口座にも1000万円ほどあったから、合わせて4000万円ほど持っていることに気づいた。

 

実家ならFIREできる見通し

陽の当たる木製デスクの上でノートにペンを添えて静かに思案する手元

45歳からインデックス投資を始めたとき、いくらあればFIREできるのかをざっくり計算していた。

俺は自分のポートフォリオの想定利回りを6%で見ていたが、安全策として採用したのが4%ルールだ。

4%ルールで考えれば、1000万円あれば年間40万円が取り崩せる計算になる。

特定口座で取り崩すなら、元本が2倍に増えている投資信託であればざっくり1割くらい税金で持っていかれる。

なので、手元に残るのは税引き後で36万円、つまり1か月あたり3万円という計算だ。

仮に4000万円すべてを運用に回したとすれば、税引き後で月12万円くらい出せる計算になる。

俺は普段から月に8万円程度しか使っておらず、FIREしたからといって派手に金を使う気もなかった。

実家暮らしで独身なら、月12万円あれば十分暮らせる見通しはすでに立っていた。

注意点:実際の特定口座での税率は20.315%ですが、本文は筆者が当時おこなった独自の計算に基づいています。

 

逃げ道で消えた仕事のやる気

オフィスの自席で肩の力を抜いて静かに一息つく日本人男性会社員

とはいえ、当時はすぐにFIREするつもりなどまったくなく、急いで会社を辞める理由もなかった。

しかし、頭の中に「いつでも実家でFIREできる」という逃げ道ができてしまったことで、徐々に仕事への情熱がなくなっていった。

今まで100の力でやっていた仕事の基準が、気づけば70くらいまで下がっていた。

手を抜いているわけではないが、どうしても踏ん張りが利かなくなる。

そうやって妥協してやり過ごす自分自身に、だんだん嫌気が差していた。

そういう中で、48歳のときに決定的な出来事があったのを機に、ついに退職を宣言した。

会社から3か月待ってくれと言われて引き継ぎをしている間に、ちょうどコロナショックが直撃した。

相場は大荒れになって一時的に含み損も出たが、タイミングが悪いとは思わなかった。

それよりも、早く会社を辞めたいという思いのほうが強かった。

今思えば、それだけ会社が嫌だったんだろうな。

 

まとめ:見通しが立ちやる気が尽きて退職

明るい日差しが差し込む歩道を穏やかな表情で歩いていく日本人男性

今回は、俺が会社を辞めてFIREした理由について書いた。

まず、資産が4000万円あることに気づいたことが大きい。

4000万円あれば、実家でならFIREしても大丈夫だという見通しが立っていた。

とはいえ、すぐにFIREする気はなかったけど、最後はやっぱりモチベーションが持たなかった。

しかし今思えば、よくコロナショックのタイミングで辞めたよな……。