今はネット上にインデックス投資の情報があふれていて、初心者でも正しいやり方にたどり着きやすい時代になったと思う。
証券会社のサイトでもインデックスファンドがおすすめに並ぶようになり、昔に比べれば運用の環境はかなりマシになっているはずだ。
俺が投資を始めた2017年当時はインデックス投資という言葉すらほとんど出回っておらず、知識ゼロのまま迷走を重ねていた。
楽ラップで勉強しつつも、自分の手では6か月間にわたって初心者特有の罠を踏み抜きまくっていた黒歴史があるわけだ。
騰落率ワースト買いの罠

最初にやらかした失敗は、値下がりしている投資信託は割安で買い場だという思い込みだよね。
証券会社のサイトで騰落率の低い順にソートして、上位に出てきた数字の悪いファンドを片端から買っていた。
値下がりしているのだから今買えば必ず上がるはずだと信じ込んでいたけれど、現実はまったく違っていたわけだ。
そこに並んでいたのは高手数料のアクティブファンドや新興国債券、毎月分配型といった沈むべくして沈んでいる商品ばかりで、結局すべて損切りする羽目になったし。
100本買いは分散ではない

次にハマった罠は、分散投資という言葉の意味を勘違いして本数さえ増やせばいいと思い込んだことだ。
毎月10万円の予算があったから、1000円ずつ100本の投資信託を買えば完璧な分散になると本気で考えていた。
相変わらず騰落率の低い順に100本を選んで買い集めていたわけだけど、本来の分散は資産の種類や地域を分けることだよね。
銘柄数だけを無駄に増やしたところで、中身は新興国債券やコモディティなど同じ高リスク商品ばかりで何の分散にもなっていなかったというわけだ。
ファンドスコアを鵜呑み

自分の判断に自信が持てなくなった俺は、証券会社が設定しているファンドスコアという評価を参考にし始めた。
最高の評価である5つ星がついているファンドなら間違いないだろうと考えて、片端から買いあさっていたわけだ。
しかし、ファンドスコアは過去のデータを機械的に計算しているだけで、将来の成果を保証するものではなかった。
高コストなアクティブファンドでも平気で5つ星がついていたし、インデックス投資の選定基準としてはまったく参考にならないと後から気づいたよ。
証券会社のおすすめの罠

100本買いの異常さに気づいた後、次に頼ったのが証券会社のおすすめファンドという表記だよね。
プロがおすすめしている銘柄なら安心だと思い込んで購入していたけれど、これも大きな間違いだった。
当時の証券会社が推していたのは顧客のためになる商品ではなく、自分たちが高い手数料を稼げるアクティブファンドばかりだったわけだ。
おすすめの言葉を真に受けて買い揃えた結果、無駄に高い運用コストを支払わされることになったし。
無駄な売買による税金

迷走している間、俺は買い付けた投資信託の銘柄を頻繁に入れ替えて売買を繰り返していた。
当時は投資の利益に対して20.315%の税金がかかることすら知らず、いらないと思った銘柄を平気で売り払っていたわけだ。
利益が出るたびに税金を引かれていることに気づいておらず、自ら運用の効率を著しく落としていた。
無用な売買を重ねて税金という余計なコストを垂れ流していたのは、完全に勉強不足による失敗だったと思う。
不要なファンドを全売却

ただ、唯一の救いは楽ラップの運用を同時にしていたことだな。
楽ラップとは楽天証券のロボアドで、お金を入れれば勝手に資産運用してくれるサービスだ。
楽ラップの運用手法を6か月間じっくり観察したことで、ようやくインデックス投資の本質が見えてきた。
アセットアロケーションに沿って、低コストのインデックスファンドを淡々と運用しているだけだったからな。
その正しさに気づいたとき、自分が抱えていた高コストなアクティブファンドや不要な銘柄をすべて売り払った。
無駄な遠回りを重ねたけれど、過去の取引履歴を清算してシンプルなインデックスファンドへ一本化できたのは大きな前進だったと思う。
数々の黒歴史を作ったからこそ、手数料の低さとシンプルな資産配分こそが運用の最適解だと身をもって理解できたわけだ。
まとめ:失敗を経て最短で正解へ

知識がないまま投資を始めると、騰落率やおすすめ表示といった表面的な情報に惑わされて無駄なコストを支払うことになる。
銘柄数を闇雲に増やすことや頻繁な売買はリスクを減らすどころか、運用効率を悪化させる原因でしかない。
俺の散々な失敗談を反面教師にしてもらえば、初心者でも無駄な遠回りをせずに正しいインデックス投資を始められるはずだ。
環境が整っている今だからこそ、正しい知識を身につけて最短ルートで資産運用をスタートさせてほしいと思う。