「提督の決断II」は、1995年2月17日に光栄から発売されました。
スーパーファミコン以外でも、セガサターンやプレステで発売されています。
大東亜戦争に突入する直前から始まる戦争シミュレーションゲームです。
プレイヤーは海軍のトップとなり、艦隊を指揮します。
陸軍はCOMが担当なので口出しできませんが、アホすぎて全く頼りになりません。
史実に即すると日本は圧倒的不利ですが、それを覆せた時は快感です。
このゲームでは、毎月1日に大本営会議が開催されます。
この会議でいかに自分の提案を押し通せるかがゲーム攻略の鍵となります。
ということで、今回は提督の決断II(スーパーファミコン)の攻略(大本営会議)を書いていきます。
大本営会議とは?
会議の概要
このゲームで1番面白いのは大本営会議でしょう。
異論は受け付けますけどね。
大本営会議は毎月1日に開催されます。
メンバーは総理大臣・参謀総長・外務大臣・大蔵大臣・プレイヤー(軍令部総長)の5名です。
アメリカでプレイする時も同じようなメンツです。
軍令部総長は、簡単に言えば海軍のトップです。
対する陸軍のトップは参謀総長ですが、海軍に協力する気などはさらさらありません。
100%陸軍のことしか考えていないので、ハッキリ言って邪魔な存在です。
そういう意味では総理大臣の東條英機も陸軍出身なので、陸軍寄りですが…。
議題は外交方針・作戦目標・予算配分・物資配分・兵員配分の5つあります。
各自提案を出し、最終的にどの提案を採用するかは多数決で決まります。
その時に重要なのがメンバーとの友好度です。
友好度はゲーム開始時に設定できますが「低」にすると周りは敵だらけです。
この中でいかに自分の意見を押し通していくかが大本営会議の面白いところですね。
会議の進め方
大本営会議は、総理大臣の司会進行で進められます。
時間は1つの議題につきゲーム時間で15分です。
会議の進め方は、次のような流れになります。
- 1人ずつ提案を発表
- 総理大臣→参謀総長→軍令部総長→大蔵大臣→外務大臣…の順にカードを切っていく
- 誰かがカードを切るたびに1分消費
- 時間切れになったら多数決を取る
残った提案が複数の場合は多数決を取り、最終的に1番多くの賛成があった提案が採用されます。
会議は順番に自分のカードを1枚ずつ切って進んでいきます。
持ちカードを1枚切ると、ランダムで1枚補充されます。
切りたいカードがなければ、カードを1枚捨てて補充することも可能です。
その時は無言で1分消費します。
カードの枚数
メンバーのカードは、ゲーム開始時点では次の枚数になっています。
- 総理大臣:7枚
- 参謀総長:6枚
- 軍令部総長:6枚
- 大蔵大臣:2枚
- 外務大臣:2枚
ただし、カードの枚数は作戦目標達成の成否によって増減します。
当然ながら、カードが多いほど選択肢が多くなるので有利です。
なるべく早く陸軍に達成不可能な目標を与え、参謀総長のカードを減らしていきましょう。
交渉カードの種類
交渉カードは全部で8種類あります。
- 発言
自分の提案を発表します。 - 説得
相手の提案を引っ込めさせます。 - 直談判
相手に自分の提案に賛同するよう迫ります。 - 裏取引
全員に自分の提案に賛同するよう迫ります。 - 拒否
説得・直談判・裏取引を拒否します。 - 振り
振った相手の順番にします。 - 延長
総理大臣に時間延長を提案します。 - 時間稼ぎ
時間稼ぎしたい時に使います。
どのカードが配られるかはランダムです。
大本営会議の攻略
多数決で勝つ条件
会議では、時間切れになった時点で残っている提案で多数決を取ります。
まず、残っている提案数ごとの勝利条件をチェックしておきます。
- 1案→多数決なしで勝ち
- 2案→3人賛成で勝ち
- 3案→3人賛成で勝ち
- 4案→2人賛成で勝ち
- 5案→?
5案は残ったことがないのでどうなるか分かりません。
これを見ると賛成2人で勝てるのは4案残った時だけで、基本的には3人の賛成が必要です。
5人でやっているので当たり前ですが。
なので、自分以外に2人を味方に付けることを考えます。
狙い目はカードが少ない大蔵大臣と外務大臣ですね。
説得カードの使い方
説得カードは総理大臣と参謀総長に使うのが効果的です。
成功すれば提案を引っ込めさせられます。
そうなると、もう一度提案するには発言カードを使わなければいけません。
発言カードがなければ提案できませんし、提案できたとしてもそれで1ターン使います。
提案していない状態では「説得」「直談判」「裏取引」もできないので、こちらが圧倒的に有利です。
ほとんどは拒否されますが、拒否された場合でも拒否カードを1枚減らせますからね。
直談判カードの使い方
直談判カードは大蔵大臣と外務大臣に使うのが効果的です。
拒否するには拒否カードが必要ですが、この2人はカードが少ないですからね。
拒否カードを持っていない可能性が他の2人よりは高くなります。
拒否できない場合は自分の意見に賛同した状態になります。
大蔵大臣と外務大臣を味方に付けられれば3票になるので、多数決で絶対勝てます。
裏取引カードの使い方
カードで1番破壊力があるのは、間違いなく裏取引カードです。
1枚で全員に「直談判」できますからね。
このカードが手に入った時は、使うタイミングに注意が必要です。
あまり早い時間に使ってしまうと、ひっくり返される可能性があります。
時間ギリギリに使いたいところですが、もたもたしていると時間切れになる可能性もあります。
ということで、少し安全を見て残り5分になったところで使いたいですね。
注意点としては、裏取引を使う前に「説得」や「直談判」を食らわないことです。
提案していなければ「裏取引」できませんし、他人の案で「裏取引」しても意味がありません。
なので、拒否カードは切らさないようにしましょう。
延長と時間稼ぎを上手く使う
議題によっては、なかなか自分の思い通りに行かない時があります。
カード運が悪かった時などですね。
そういう時は、延長カードを使って持久戦に持ち込みます。
延長カードを使えば最大で10分延長されるので、その時間で逆転を狙います。
良いカードが来るのを祈るしかありません。
逆に賛同者が2人以上確保できた時は、もたもたしているとひっくり返されてしまいます。
そういう時は、時間稼ぎカードを使います。
時間稼ぎカードを使えば最大で5分消費されるので、とっととその議題を終わらせましょう。
まとめ
今回は、提督の決断II(スーパーファミコン)の攻略(大本営会議)を書きました。
ざっくりまとめると次のようになります。
- 大本営会議とは?
会議の概要:毎月1日に開催。
メンバーは総理大臣・参謀総長・外務大臣・大蔵大臣・プレイヤー(軍令部総長)の5名。
議題は外交方針・作戦目標・予算配分・物資配分・兵員配分の5つ。
最終的にどの提案を採用するかは多数決で決まります。
会議の進め方:次のような流れ。
1.1人ずつ提案を発表
2.総理大臣→参謀総長→軍令部総長→大蔵大臣→外務大臣…の順にカードを切っていく
3.誰かがカードを切るたびに1分消費
4.時間切れになったら多数決を取る
カードの枚数:ゲーム開始時点では次の枚数。
・総理大臣:7枚
・参謀総長:6枚
・軍令部総長:6枚
・大蔵大臣:2枚
・外務大臣:2枚
作戦目標達成の成否によって増減します。
交渉カードの種類:全部で8種類。
・発言→自分の提案を発表します。
・説得→相手の提案を引っ込めさせます。
・直談判→相手に自分の提案に賛同するよう迫ります。
・裏取引→全員に自分の提案に賛同するよう迫ります。
・拒否→説得・直談判・裏取引を拒否します。
・振り→振った相手の順番にします。
・延長→総理大臣に時間延長を提案します。
・時間稼ぎ→時間稼ぎしたい時に使います。 - 大本営会議の攻略
多数決で勝つ条件:賛成2人で勝てるのは4案残った時だけで、基本的には3人の賛成が必要。
説得カードの使い方:総理大臣と参謀総長に使うのが効果的。
直談判カードの使い方:大蔵大臣と外務大臣に使うのが効果的。
裏取引カードの使い方:残り5分になったところで使いたい。
注意点としては、裏取引を使う前に「説得」や「直談判」を食らわないこと。
延長と時間稼ぎを上手く使う:延長カードを使えば最大で10分延長される。
時間稼ぎカードを使えば最大で5分消費される。
ということで、今回は終わりにします。