宝くじは私たち庶民の夢です。
1発当てればその日から億万長者になれるわけですからね。
しかし、宝くじやロト・totoBIGなどの控除率はハッキリ言って低くありません。
控除率とは、簡単に言えば手数料のようなものです。
くじの種類によって多少違いますが、だいたい50%ほどになっています。
同じくギャンブルである競馬が25%ほど、パチンコは10~15%ほどと言われています。
なので、宝くじの控除率は圧倒的に高いと言って良いでしょう。
例えば1億円売り上げれば、5000万円は胴元(地方自治体など)が持っていってしまいます。
参加者は、残りの5000万円を取り合う形になります。
しかし、それはそういうルールですので仕方ありません。
イヤならやらなければいいのです。
ただ、世の中には一攫千金を目指したいという庶民もいますからね。
そういう人は、控除率がバカ高であることを理解した上で億のお金を狙うしかありません。
というわけで、今回は宝くじ・ロト・totoBIGを小遣いの範囲で買うのは全然アリだと思う理由について書いていきます。
庶民が数億円貯めるのは難しい
先ほども書いたように、宝くじの控除率はバカ高です。
しかし1回当たると数億円のお金が手に入ります。
その順番がいつ回ってくるのか分からないのが1番問題なのですが…。
大多数の人は死ぬまでに回ってこないと思って間違いありません。
しかし同時に買わなければ絶対に当たりません。
貯金すると500年かかる
数億円を庶民が貯めるのは、相当難しいと言わざるを得ません。
例えば6億円貯めようとすると、毎月10万円貯金してもちょうど500年かかります。
毎月10万円と言えば、そう簡単に貯金できる金額ではありませんよね?
それでも自分→子供→孫→ひ孫→…と引き継いで、いったい何代かかるのか見当もつきません。
その間に誰かが使い込んで計画が破綻しそうですが…。
そもそも貯金は資産形成に不向きです。
長期で考えるなら投資した方がいいと思います。
投資しても難しい
では最近流行り(?)のインデックス投資をした場合はどうなるでしょうか?
下記のサイトで計算してみます。
毎月の積立金額10万円、想定利回り(年率)6%、目標金額6億円で計算してみると…。
積立期間は57年5ヶ月となりました。
貯金するよりは圧倒的に短くなりましたが、それでも約60年です。
60年ならギリギリ自分1人で達成できそうですが、20歳から始めても80歳までかかります。
これではもう、人生のほとんどの時間を6億円貯めるために費やしたのと同じです。
達成したと同時に力尽きそうですよね。
そのお金は、息子と孫の代でキレイになくなりそうな気がしますが…。
複利の魔法
ちなみに2021年の年末ジャンボ宝くじでは、前後賞合わせると10億円の当選金でした。
それはさすがに自分1人では無理だろうと思うかもしれませんが、実は違います。
先ほどのサイトでシミュレーションしてみると、65年9ヶ月で達成できます。
57年5ヶ月にたった8年4ヶ月プラスするだけで、あと4億円増やせるということです。
これが複利の魔法です。
さらにお金に詳しくなりたい人は、FP(ファイナンシャルプランナー)を勉強しましょう。
とは言え、自分1人で貯めるのはしんどいですよね。
のめり込むのはNG
宝くじやロトなどは、1回当たれば一生働いても稼げないような大金が手に入ります。
しかし、宝くじやロトにのめり込むのはNGです。
のめり込むというのは、小遣い以上のお金を注ぎ込むということですね。
なぜ小遣い以上のお金を注ぎ込んではいけないのかというと、お金がもったいないからです。
宝くじやロトなどが当たる確率は、東京ドームでアリを見つけるほどの低さです。
それを20口や30口買ったところで当たる確率はほとんど変わりません。
当たる確率が0.000…%のくじを20枚買っても当たる確率は0.000…%ですからね。
どのくらいが妥当か
ではどのくらい注ぎ込むとダメかというと、それはもう感覚的なものになります。
ジャンボ宝くじなら、1万円以上買うのは買いすぎでしょう。
通常は10枚セットで3000円、奮発しても30枚セットで9000円がギリギリのラインです。
ロトはロト6、ミニロト、ロト7に加えてビンゴ5を月~金で1口ずつ購入すると1100円かかります。
1ヶ月を4週と考えると4400円になりますが、そのくらいがいい線でしょう。
1口ずつの購入が妥当で2口は多いと思います。
最後にtotoBIGですが、totoBIGもやたら種類がたくさんあります。
BIG、MEGA BIG、100円BIG、BIG1000、mini BIG、そしてtotoです。
mini totoとtotoGOAL3は当選金が少ないので省きます。
全部1口ずつ買うと1200円になります。
スポーツくじが毎週発売されるとすれば、1ヶ月を4週と考えると4800円になります。
こちらも1口ずつの購入が妥当で2口は多いと思います。
パチスロと競馬はダメ
何回も書きますが、宝くじやロトは控除率がバカ高です。
なので、同じギャンブルをするなら競馬やパチスロをやった方がいいと思うかもしれません。
しかしそれは全くおススメしませんね。
その理由は、苦労の割にショボい金額しか返ってこないからです。
パチスロなどはどれだけ出しても1日数十万円、競馬で万馬券を当てても数百万円がいいところでしょう。
やはりギャンブルでは最低億をめざしたいですよね?
と言いつつ、ミニロトやBIG1000、mini BIGも買っていますが…。
競馬やパチスロは真剣にやると、かなりの時間が取られますからね。
宝くじのように、時間をかけずに億のお金を手に入れるのがいいんです。
宝くじをよく当たっている売り場で買いたいなら、そういうサービスもあります。
どちらも同じようなサービスですが、どちらに依頼するかも少し悩みますよね?
ということで、今回は終わりにします。