
会社員を辞めてから、当時の働き方を振り返ることが増えました。
よくよく思い返してみると、「あれは本当にムダだったな」と感じることがいくつもあります。
この記事では、会社を辞めてから振り返って、当時「非常にムダだった」と感じることを書いていきます。
特に学びはないので、軽い気持ちで読んでもらえればと思います。
会社の仕事にムダを感じる人は多い

会社員をやっていると、「これ本当に意味あるのかな?」と感じる場面は、一度くらいはあったのではないでしょうか。
そして、そう感じているのはごく一部の人だけではありません。
ここでは、いくつかの調査結果をもとに、その感覚がどれくらい一般的なものなのかを見ていきます。
自分の仕事にムダがあると感じる人は半数超
日本生産性本部が行った調査では、日本の労働生産性が低い理由として「ムダな作業・業務が多い」と答えた人が全体の4割超でした。
理由の中では、この項目が一番多かったそうです。
リクルートワークス研究所の「企業のムダ調査」でも、就業者の56.6%が「自分の業務の中にムダな仕事がある」と答えています。
全業務に占めるムダな業務の割合は、平均で約15%という結果でした。
ざっくり言うと、「仕事の1〜2割はムダだと感じている人が多い」というイメージです。
日本生産性本部「生産性意識調査」/リクルートワークス研究所「企業のムダ調査」
職場でムダだと思われている業務
別のアンケートでは、男女500人のうち94.8%が「職場にムダだと思う業務がある」と答えています。
かなりの人が、「これは正直いらない」と感じる仕事を抱えているということですね。
具体的には、「朝礼への参加」「意味のない会議」「必要性の低い資料作成」などが上位に挙がっていました。
形式的なイベントや書類仕事が、ムダな業務として意識されやすいようです。
意味がない会議に参加した人も多い
会議に絞った調査もあります。
会社員2,000人超を対象にしたアンケートでは、75.0%が「意味がないと感じた会議に出たことがある」と答えています。
報告だけで終わる会議や、結論が出ないまま時間だけが過ぎていく会議に心当たりのある人も、多いのではないでしょうか。
こうした調査結果を見ると、会社には惰性で続いているムダな仕事がけっこうあると感じている人が多いと分かります。
ここから先では、こうした数字を前提にしつつ、私自身が会社員時代に「これはさすがにムダだったな」と感じていたことを書いていきます。
- 会社の仕事にムダが多いと感じている人は4〜5割程度いる
- 自分の仕事の1〜2割はムダだと思っている就業者も多い
- 朝礼や意味のない会議、不要な資料作成などは典型的な「ムダ業務」になりやすい
私が会社員時代にムダだと感じていたこと

前のセクションでは、会社の仕事にムダを感じている人が意外と多いことをデータで見てきました。
ここからは、そうした調査結果も踏まえつつ、私自身が会社員時代に「これはさすがにムダだったな」と感じていたことを書いていきます。
長い通勤時間
私が会社に行っていたときの通勤時間は、だいたい1時間くらいでしたね。
なので、往復では約2時間かかっていました。
今振り返ると、「なんてムダな時間を過ごしていたんだ」と感じます。
1日2時間ならざっくり計算で、週5日で10時間、1か月で40時間、1年なら480時間になります。
480時間は、24時間ぶっ通しで換算するとだいたい20日分になりますが、これだけの時間をバスの中でボーッと過ごしていたわけですからね。
バスの中で勉強でもしていたらよかったのでしょうが、朝は満員、夜は疲れてぐったりしており、とてもそんなことをする気にはなれませんでした。
今思えば、オーディオブック
を聞くとか、スタディサプリENGLISH
でTOEICの勉強でもしていれば良かったですね。
テレワークなら通勤時間はありませんが、家で会社にいるときと同じように仕事できるんですかね?
私なら絶対にサボります(笑)
長い会議
私がいた会社の会議は、とにかく長かったですね。
どのくらい長かったかというと、会議の日はそれだけで1日潰れていました。
参加人数もやたら多くて、答えられないことがあったらその場で電話で確認させたり……。
もう何が何だか分からないカオス状態でした。
一番アホだと思ったのは、会議の最初の方で「今日やる」と決めたことが、会議が1日かかるせいで結局できないことになってしまうことでした。
会議が終わった瞬間から、会議で決めたスケジュールが守れていませんでしたからね。
いったい何のための会議だったんでしょうか(笑)
会議など、本来は参加する人数を絞って、事前に議題を周知して、時間厳守でやれば良いのですけどね。
当時からムダだと思っていましたが、今考えてもあの会議はムダ中のムダでした。
こういう「何も決まらない長時間会議」に心当たりがある人も、けっこう多いのではないでしょうか。
時間外手当を稼ぐための残業
私の部署では派遣社員を使っていましたが、その中の1人はかなり計画的に残業していましたね。
なぜ分かるかというと、忙しいときでも暇なときでも、常に時間外がだいたい20時間だったからです。
その人を観察していると、あまり仕事がないときは、午後3時くらいまでは仕事するフリをしていました。
ところがある時間になるとスイッチが入り、自分が決めた残業時間きっちりに仕事を終わらせて帰っていくという……。
ある意味優秀と言えば優秀ですが、それなら朝からやれよ、と思ってしまいます。
本人はバレていないと思っていたのかもしれませんが、バレバレでしたよ(笑)
当時の職場では、こうした「残業ありきの働き方」をしている人は、決して珍しくありませんでした。
ただ、今のシステムでは、仕事の早い人より遅い人の方が時間外手当で給料が高くなってしまうんですよね。
すべて成果報酬にして、時間外手当などなくしてしまえば良いのに、と思います。
全ての飲み会
会社の飲み会もムダの極致ですね。
私の会社では、忘年会・懇親会・送別会・歓迎会などがありました。
「それくらいはいいだろう」と思うかもしれませんが、私からするとハッキリ言って迷惑でした。
そういう飲み会は断りにくいですからね。
そんな会はわざわざ会社で出欠を取らずに、やりたい人たちが個別でやればいいだけの話です。
私も何度か参加したことがありますが、超絶につまらなかったですね。
上司の話で「なるほど」と思ったことなどは、一度もありません。
酔っぱらうと、「転勤する時に○○さんがハンカチをくれた」と毎回同じことを言う上司がいたのは、今でも覚えていますが(笑)
そんなくだらないものに会費を4000〜5000円ほど払って、夜の貴重な時間を2時間も3時間も取られるのは、まったく時間とお金のムダでした。
こうした会社の飲み会を「時間とお金のムダだ」と感じていた人も、それなりに多いのではないでしょうか。
まとめ:あのムダな働き方には戻れない

この記事では、会社を辞めてから振り返って、当時「非常にムダだった」と感じることを書きました。
書き出してみると、自分でも「よくこんなことをやっていたな」とあらためて不思議に感じます。
前回の記事と同じく、自分で読み直してみても、もう会社員には二度と戻れそうにありません。
やっぱり、あとは「頼むから資産が枯渇しないでくれ」と毎日祈るしかありませんね(笑)

