退職後の年金手続き完全ガイド|国民年金と付加年金の得する納付法

退職_退職願・退職届を書くシーン 退職

退職すると、健康保険の次にやってくるのが「年金の切り替え」です。

会社にいた頃は、年金保険料なんて給料から勝手に引かれていたので、どれくらい払っていたのかすら知りませんでした。

でも、自分で払うとなると話は別。

この記事では、退職後に必要な年金の手続きと、ちょっと得する納付方法について、初心者にもわかりやすく紹介します。

退職後の年金はどう変わる?

退職_職場での送別会

会社を辞めると、厚生年金の資格を失い、国民年金に切り替える必要があります。

これを忘れている人も意外と多いんですが、放置すると未納扱いになるので要注意です。

国民年金は毎月1万6980円(2025年度)で、収入に関係なく定額です。

豆知識:厚生年金は会社と自分が折半していたので、実は結構な額を会社が負担していました。
注意点:会社を辞めたからといって自動で切り替わるわけではありません。自分で手続きが必要です。
  • 厚生年金→国民年金への切り替えが必要
  • 手続きは最寄りの年金事務所で行う
  • 未納は将来の年金受給に大きく響く

手続きに必要なものと流れ

退職_デスクの片付け

退職後に国民年金へ切り替えるには、年金事務所での手続きが必要です。

必要な書類は次の3つだけなので、忘れずに持っていきましょう。

  • 健康保険・厚生年金保険資格喪失等確認書
  • 離職票
  • 印鑑

印鑑以外は退職時に会社からもらえます。

窓口での手続きは30分程度で終わります。

豆知識:オンラインでも手続きの一部は可能ですが、初回は窓口の方が確実です。
注意点:住民票がある地域の年金事務所で手続きしましょう。他の地域では対応してもらえません。
  • 必要書類は3点(確認書・離職票・印鑑)
  • 書類は退職時にもらえる
  • 手続きはなるべく早めに済ませる

2年前納は「年金版の早割」

退職_定年退職の表彰やあいさつ

年金事務所で手続きした際に、「2年前納にしますか?」と聞かれて驚いたのを覚えています。

なんと、最大で1万5000円以上も割引になるというんです。

ちょっとした早割感覚ですよね。

支払いは口座振替やクレジットカードが選べて、PayPayカードなどでの一括払いも可能です。

私は迷った末、思い切って2年分を一括納付しました。

無職にとっては痛い出費ですが、将来を考えれば悪くない選択です。

👉 2年前納の最新割引額はこちら(日本年金機構)

豆知識:2年前納の支払い期限は、原則2月末。毎年1月頃から申し込み受付が始まります。
注意点:40万円近い支払いになるので、事前の資金準備が必要です。
  • 最大で約1.5万円の割引になる
  • クレジットカード納付も可能
  • 支払い時期と金額を事前に把握しておく

付加年金は迷わず加入すべき

退職_新しい人生のスタート(再出発)

年金事務所で「付加年金に加入しますか?」と聞かれた時は、何それ?って感じでした。

でも話を聞くと、「これは即決やろ」と思いました。

付加年金は、月額400円(年間4800円)の追加納付で、将来の年金が毎年2400円上乗せされます。

つまり、2年受給すれば元が取れる計算で、長生きすればするほど得になる仕組みです。

👉 付加年金の詳細と試算はこちら(日本年金機構)

豆知識:付加年金は自営業や無職の人のみが加入可能。会社員は対象外です。
注意点:2年前納と併用する場合、付加年金も2年分一括で納付する必要があります。
  • 月400円の追加で年2400円増額
  • 2年で元が取れる超お得制度
  • 加入は年金事務所で申請すればOK

ねんきんネットで年金記録をチェック

退職_失業による不安や孤独

自分の年金記録って、意外と間違ってたりするんです。

だからこそ「ねんきんネット」の登録をおすすめします。

私も使ってますが、過去の納付履歴や将来の受給額が確認できて便利です。

基礎年金番号があればすぐに登録でき、スマホからでも見られます。

今後の人生設計のためにも、ぜひ一度チェックしておくといいですよ。

👉 ねんきんネットの登録はこちらから(日本年金機構)

豆知識:ユーザー登録は無料で、マイナポータルと連携も可能です。
注意点:未登録だと、納付漏れや記録ミスに気づけないこともあります。
  • 年金の納付記録を自分で管理できる
  • 将来の受給見込みも確認できる
  • 登録は無料で簡単

まとめ:知らなきゃ損する退職後の年金対策

退職_退職願・退職届を書くシーン

退職後の年金手続きは、最初はちょっと面倒かもしれません。

でも、知らなかったでは済まされない重要な手続きです。

2年前納や付加年金のように、お得な制度を活用するだけでも老後の安心感が全然違ってきます。

手間を惜しまず、しっかり備えておきましょう。

将来の安心は収入と両輪でつくる

退職後、収入がない状態での年金納付はなかなか重い負担。

でも、だからこそ将来のために今できることをしておくべきです。

まずは収入の土台をつくるために、転職活動も視野に入れてみましょう。

👉 転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】(PR)

※ 本記事は筆者の実体験と公的機関の情報に基づいており、制度の詳細は最新の情報をご確認ください。