インデックス投資はいいですよね。
ポートフォリオにもよりますが、利回りは6%ほど期待できます。
それでいて、始めてからやることはほとんどありません。
ただ、資産配分をどうするかについては熟考に熟考を重ねなくてはいけません。
まあ、正解は分かりませんけどね。
ということで、今回は超個人的なインデックス投資の資産配分の考え方について書いていきます。
基本はGPIF
自分がインデックス投資を始めた2017年頃は、今よりずっとインデックス投資の情報が少なかったですね。
ネットで検索しても、ポツポツ出てくるくらいでした。
その中で、よく出てきたのがGPIFの資産配分です。
GPIFとは、年金積立金管理運用独立行政法人です。
年金の運用をしているところですね。
現在の資産配分は、下記のようになっています。
資産構成割合 | 国内債券 | 外国債券 | 国内株式 | 外国株式 | |
25% | 25% | 25% | 25% | ||
乖離許容幅 | 各資産 | ±7% | ±6% | ±8% | ±7% |
債券・株式 | ±11% | ±11% |
GPIFでは、賃金上昇率+1.7%を満たしつつ最もリスクの小さい資産配分を選定しています。
なので、基本はこれでいいと思いますね。
自分が始めた頃は、これくらいしか目安になるものがなかったというのもありますが。
GPIFの資産配分は、5年ごとに見直されます。
前回が2020年4月だったので、2025年4月にまた変わるかもしれません。
慣れてきたらカスタマイズする
最初は、GPIFと同じ資産配分でいいと思います。
ただ、投資にある程度慣れてきたら徐々にカスタマイズしても良いと思います。
カスタマイズには、いろいろな方法があります。
その一例を挙げていきます。
資産の種類を増やす
インデックス投資でよく使われる資産は、次の8種類です。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート
- 先進国リート
GPIFでは、この中の4資産に投資しています。(外国株式、外国債券はほぼ先進国のみなので)
これに、新興国とリート(不動産)をプラスしていきます。
これらの資産はハイリターンを期待できますが、その分リスクも伴います。
なので、少し上級者向けでしょうか。
ただ、資産分散の効果はあります。
重要なのはリスクとリターン
資産配分を決める時に参考になるのは、各資産のリスクとリターンです。
下記のサイトで、過去20年のリスクとリターンを確認することができます。
ただし、会員登録する必要があります。
会員登録は無料です。
資産の比率を変える
徐々に資産の比率を変えていくという方法もあります。
具体的には、自分がどれだけリスクを取れるか(リスク許容度)によって資産の比率を変えていきます。
基本的に、株式の方が債券よりハイリスクハイリターンです。
なので、リスク許容度が高ければ株式の比率を上げ、低ければ債券の比率を上げます。
ただ、あまりにも極端な資産配分にするのはおススメしませんけどね。
オルカンやS&P500のみは…
最近は、オルカンや米国株式(S&P500)のみという人もいるようですね。
新NISAからインデックス投資を始めた自分の周囲の人たちも、そんな感じです。
しかし、個人的には「それで大丈夫なの?」と思ってしまいます。
自分の感覚が古いのかもしれませんが…。
昔は「できるだけ資産分散することが大切」と言われていましたからね。
まあ、このまま上がり続ければいいんですけど。
ロボアドを参考にする
ロボアドとは、ロボットアドバイザーのことです。
自分の代わりに、ロボットに資産運用してもらおうというサービスですね。
ロボアドには、運用している資産の配分を公開しているものもあります。(全部かもしれませんが)
その中で、自分が知っているのは楽ラップです。
楽ラップは楽天証券のロボアド
楽ラップは、楽天証券のロボアドです。
自分は、実際に数年間使っていました。
なので、それなりに詳しく知っています。
楽ラップはインデックス投資をしている
楽ラップがやっていることは、非常にシンプルです。
資産配分通りにインデックスファンドを買い、割合が崩れた時はリバランスする。
数ヶ月に1回資産配分を見直して、信託報酬の低いインデックスファンドがあれば入替する。
まさに、インデックス投資のお手本のようなことを淡々と続けています。
この「淡々と」というのが大事なんですよね。
人は暴落すると慌てますから。
自分は、楽ラップでインデックス投資を勉強したと言っても過言ではありません。
運用コースごとの資産配分が分かる
楽ラップでは、リスク許容度に応じて運用コースを5つに分けています。
そして、それぞれのコースで毎月1回マンスリーレポートを出しています。
マンスリーレポートには、資産配分が細かく書かれています。
なので、それを参考にするのもアリですね。
と言うよりも、個人的にはこの方法が1番好きです(笑)
とりあえず、資産配分について語れるのはこんなところでしょうか。
ということで、今回は終わりにします。