【インデックス投資の攻略】ポートフォリオはeMAXIS Slim中心で

インデックス投資のポートフォリオをイメージしたイラスト(eMAXIS Slimを中心に構成) インデックス投資

インデックス投資は、指数に連動するインデックスファンドに投資する投資方法です。

私は2017年から始めて、そこそこの運用成績をあげています。

インデックス投資では、アセットアロケーションの次にポートフォリオ(資産ごとに買う商品)を決めます。

この記事では、ポートフォリオを決めるための商品(インデックスファンド)の選び方について書いていきます。

ポートフォリオの作り方

ポートフォリオ構築をイメージした棒グラフと円グラフのイラスト

ポートフォリオを作るには、アセットアロケーションが必要です。

仮にアセットアロケーションが下記であったとします。

  • 国内株式:25%
  • 国内債券:25%
  • 先進国株式:25%
  • 先進国債券:25%

ポートフォリオでは、資産の中でさらに指数ごとの細かい配分を決めていきます。

  • 国内株式:25%
    日経平均:12.5%
    TOPIX:12.5%
  • 国内債券:25%
    国内債券:25%
  • 先進国株式:25%
    先進国株式:15%
    S&P500:10%
  • 先進国債券:25%
    先進国債券:10%
    米国債券:15%

あとは、その指数に連動しているインデックスファンドを配分通りに買えばおしまいです。

 

インデックスファンドの選び方

信託報酬や純資産を選ぶ基準として示すインデックスファンドの選び方を表現したイラスト

最優先は信託報酬の安さ

インデックスファンドを選ぶ時に1番重要なのは、信託報酬の安さだと思います。

同じ資産に投資しているインデックスファンドなら、中身はだいたい同じです。

それなら少しでも信託報酬が安いファンドの方が良いに決まっていますからね。

普通に考えれば、信託報酬が安いインデックスファンドほどリターンが増えます。

 

次に見るべきは純資産総額

信託報酬の安さの次に重要なのは、純資産額の多さだと思います。

純資産額が多いということはそれだけ人気があるということなので、繰上償還になる可能性が低くなります。

繰上償還になっても他のインデックスファンドを買えばいいだけなのでそれほど困りませんが、買い替えるのは面倒くさいですからね。

できれば、そんなことはしたくありません。

また、純資産額が増えるほど信託報酬が安くなるインデックスファンドもあります。

なので、純資産額が多いインデックスファンドを買う方があとあと信託報酬が下がる可能性が高くなります。

豆知識:「eMAXIS Slim」シリーズや「たわらノーロード」など、一部のインデックスファンドでは、純資産額が一定以上になると信託報酬率が段階的に引き下げられる仕組みが採用されています。

 

なぜeMAXIS Slimが最有力なのか?

eMAXIS Slimシリーズが選ばれる理由を表現した金融モチーフのイラスト

「eMAXIS Slim」は、三菱UFJアセットマネジメントが販売しているインデックスファンドです。

👉 eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)

業界最低水準の運用コストを目指すと謳っており、他社のインデックスファンドが信託報酬を下げると追随してくれます。(絶対ではありませんが)

商品ラインナップも株式、債券、リート、バランスがあり、ほぼ揃っています。(個人的には新興国債券がないのが残念ですが)

人気のS&P500やオルカンもあるので、ほとんど「eMAXIS Slim」だけでポートフォリオが組めます。

なので、どのインデックスファンドを選べば良いか分からなければ「eMAXIS Slim」を選んでおけばほぼ正解でしょう。

あんまり「eMAXIS Slim」1強になるのもちょっと困るんですけどね。

 

信頼できるファンド比較サイト

信頼できるファンド比較サイトのイメージとして、評価やランキングを表示するノートパソコンのイラスト

ザイ・オンラインは、投資とお金の総合サイトです。

👉 インデックスファンド コスト比較ランキング

上記のページでは、資産ごとに信託報酬の安いインデックスファンドをランキング形式で紹介しています。

純資産額は載っていませんが、詳細情報を開けば証券会社のページに飛ぶのでそこで確認できます。

ページの更新もそれなりにされているので、インデックスファンドを探す時はここを見れば良いと思います。

ポートフォリオを決めたあともたまに覗いて、ポートフォリオのインデックスファンドが時代遅れになっていないか確認すれば良いでしょう。

あまりにもランキングの下の方にあるなら、ポートフォリオの変更も検討する方が良いと思います。

 

私の8資産ポートフォリオを公開

8資産に分けたポートフォリオを示す円グラフと資産内訳のチェックリストを描いたイラスト

個人的には、8資産でアセットアロケーションを構成しています。

8資産のポートフォリオは、今のところ下記のインデックスファンドで固定しています。(資産配分は楽ラップのかなり積極型に追随)

  • 国内株式:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  • 先進国株式:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • 新興国株式:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • 国内債券:eMAXIS Slim 国内債券インデックス
  • 先進国債券:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  • 新興国債券:iFree 新興国債券インデックス
  • 国内リート:eMAXIS Slim 国内リートインデックス
  • 先進国リート:eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

単純に「eMAXIS Slim」があれば「eMAXIS Slim」にしています。

新興国債券だけは「eMAXIS Slim」がないので、代わりに1番信託報酬の安い「iFree」にしています。

特にこれと言って捻りはないですね。

たまにザイ・オンラインを見て、もっと良いファンドがないか一応探してはいますが…。

注意点:複数のインデックスファンドを組み合わせると、リバランスや購入手続きが煩雑になる場合があります。ファンド数は多ければ良いというわけではなく、運用管理のしやすさとのバランスも重要です。

 

まとめ:とりあえずeMAXIS Slimで良い

ポートフォリオを作るなら、今のところeMAXIS Slim中心で作るのが良いと思いますね。

理由は先ほども書いた通り、業界最安コストを目指していることと、ラインナップが充実していることです。

特に他のインデックスファンドを選ぶ理由がありませんね。

ただ、もっと良いインデックスファンドが出てこないかは、常にチェックしないといけませんけどね。

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