インデックス投資を続けていると、突然の暴落に出くわすことがあります。
基準価額が毎日下がっていくのを見ていると、不安でたまらなくなることもあるでしょう。
そんなとき、間違った行動を取ってしまうと、取り返しのつかない損失にもなりかねません。
この記事では、暴落時にやるべきこと・やってはいけないことを、私の経験を交えてお伝えします。
暴落時に生活を見直しておく
暴落した時や下落が続いている時は、速やかに節約モードへ移行します。
これは当然で、資産がどんどん減っている時に贅沢するなんてただのアホですからね。
嵐が過ぎ去るまでは無駄使いをできるだけ避け、質素な生活を送るように心がけます。
これは意識しなくても、暴落や下落を何回か経験すると自動的にスイッチが入るようになります。
- 暴落時は支出を抑えて精神的な安定を保つ
- 節約することで「これ以上減らさない」という感覚を持てる
- 節約は無力感への具体的な対処法にもなる
積立はいつも通りに続ける
節約スイッチが入って節約モードへ移行しても、投資をやめてはいけません。
これまで通り、増額も減額もせずに淡々と投資を続けます。
これは当然のことですが、下落時は同じ金額でいつもよりたくさんの口数が買えます。
ドルコスト平均法が力を発揮する時に、そこで減額するのはただのアホだと言って良いでしょう。
- 増額も減額もせずに積立を継続する
- 下落局面こそドルコスト平均法が活きる
- 一貫した行動が長期的な成果につながる
暴落時に避けるべきNG行動
暴落した時は、節約しながら淡々と投資を続けるだけで良いと思います。
しかし、どうしても不安になるのでやってはいけないことをやりがちです。
暴落時にやってはいけないことは、とりあえず下記のようなことでしょうか。
- 投資信託を売る
- 買い増しをする
- テレビを見る
- SNSを見る
- 証券口座を見る
投資信託を焦って売る
暴落すると、毎日のように投資信託の基準価格が下がっていきます。
そうなると「今日売る方が被害が少なくて済むのではないか?」と思ってしまいます。
しかし、そこで慌てて売ってしまうのは愚の骨頂です。
過去の暴落を見ても必ず回復しているので、今回も回復する可能性が大です。
なので、とりあえず静観するのが正解です。
そもそも投資信託の基準価格が下がっている時に、わざわざ売る必要はありません。
底値狙いで買い増しする
世の中には「暴落時はバーゲンセールなので買い時だ」と言う人がいます。
確かにそうなのでしょうが、そもそも今が安いのかどうかなんて誰にも分かりません。
それが分からないから、安い時も高い時もコツコツ積立投資をしているのです。
なので、個人的には買い増しなどする必要はないと思います。
そもそも買い増ししてから下がり続けると、精神的なダメージが大きいですからね。
素人は暴落時もいつも通りに積立投資を続ける、これに尽きます。
かくいう私も2025年4月のトランプショックの時に債券のインデックスファンドを全部売って株式のインデックスファンドを買いました。
しかし、安値で買えるとほくそ笑んでいた矢先にトランプが関税を90日間延期すると発表。
そこから先進国株式が1000円以上も上がり、痛い目を見ました。
やはり、慣れないことはやるものではないですね。
テレビ報道をうのみにする
少し暴落しただけでも、テレビのニュースは大げさに報道します。
植田ショック(?)の時も「ブラックマンデー以来の下げ幅」などと騒いでいました。
解説者や専門家とやらも、ここぞとばかりに騒ぎ立てます。
しかし、テレビなんて普段から適当な情報ばかり発信していますからね。
そんなものは、いちいち信じる必要はありません。
暴落した時はテレビを見ない、これに限ります。
まあ、普段から見ないのが1番良いですけどね。
SNSの煽り情報に流される
SNSでもテレビと同じくらい、クソ情報が飛び交っています。
クソ情報は普段からも飛び交っていますが、暴落するとさらにひどくなります。
「NISA損切り」などという意味不明なワードがトレンドに上がったりもします。
そんなものは、見るだけ時間の無駄です。
暴落した時はSNSを見ない、これに限ります。
ただ、他の人がパニックになっているのを見るのは面白いので見て笑えるなら見ても良いですけどね。
毎日証券口座を開く
暴落した日に証券口座を見るのは、恐怖でしかありません。
1日にして、資産が数%減っていますからね。
ただ、どのくらい減ったか気になるので見てしまう人もいると思います。
しかし、減っていることが分かっている時にわざわざ証券口座など見る必要はありません。
見てもブルーになるだけです。
暴落した時は証券口座を見ない、これに限ります。
- 焦って売買しない
- メディアやSNSの情報をうのみにしない
- 証券口座はしばらく開かない
まとめ:暴落時に取るべき行動はシンプル
暴落に直面したときは、無駄遣いを抑えて生活を引き締めることが最優先です。
その上で、これまで通りの投資を淡々と続けることが、結果的にもっとも賢い選択になります。
感情に振り回されて売買したり、不確かな情報に触れすぎると、判断を誤りやすくなります。
「見ない」「慌てない」「いじらない」――この3つが暴落時の基本姿勢です。
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