自分が会社を辞めてからした手続きを順番に説明していきます。
自分がやった手続きは5つ
皆さんは会社を辞めたことがありますか?
最近は終身雇用制度もヤバくなってきましたので、以前よりは辞める人も増えたと思いますが。
自分はそんなこととは関係なく、上司が死ぬほど嫌いだったので辞めました。
会社を辞めるのは全然いいと思うのですが、すぐに就職しない時はいろいろな手続きをしなければいけません。
それが少々面倒くさいところですね。
自分の場合で言えば、大きなところでは次の5つがありました。
- 健康保険への加入
- 国民年金への加入
- 退職金の請求
- 住民税の納付
- 雇用保険の申請
次はいつ働きに出るか分かりませんが、また辞める時のために備忘録を残しておこうと思います。
そうすれば、またいつ辞めても安心ですからね。
というわけで、今回は健康保険への加入と国民年金への加入について書いていきます。
健康保険への加入
まずは健康保険への加入です。
会社に勤めている時は、その会社の健康保険に加入しています。
会社の健康保険と言っても1種類ではなく、3種類あるそうです。
- 組合健保
大企業など。 - 協会けんぽ
中小企業など。 - 各種共済組合
国家公務員や地方公務員など。
自分の会社だと、中小企業なので協会けんぽですね。
まあそれはどうでもいいのですが、健康保険に加入していると面倒な手続きは会社の方でやってくれます。
保険料は給料から天引きされ、さらに保険料の半分は会社が負担してくれています。
ここだけはありがたいですね。
ですが、会社を辞めると全額自分の負担になり手続きも全て自分でしなければいけません。
まずやらなければいけないことは、どの健康保険にするか選ぶことです。
3種類から選ぶ
会社を辞めたあとの健康保険については、次の3つの選択肢があります。
- 任意継続健康保険
会社で加入していた保険を最大2年まで継続。
扶養家族の概念がある。
保険料は原則2年変わらない。 - 国民健康保険
働いていない人や自営業の人が加入している保険。
扶養家族の概念はない。
保険料は前年の所得で決まる。 - 家族の健康保険(被扶養者)
誰かの扶養家族になる方法。
保険料の負担は無し。
任意継続健康保険
任意継続健康保険は、会社にいた時と同じ健康保険に引き続き加入することです。
ただし期限があり、最大2年間となっています。
保険料は会社にいた時と同じですが、会社を辞めると当然会社は半分負担してくれません。
なので、単純に言えば会社で払っていた金額の2倍を納付することになります。
ちなみに今どのくらい払っているかは、給料明細を見れば分かると思います。
会社が半分負担していてもなかなかの金額だと思いますが、その2倍なのでかなりの金額になります。
国民健康保険
国民健康保険は、自営業や働いていない人が加入している健康保険です。
保険料はほとんど前年の所得で決まります。
なので、会社を辞めた年は辞める前の所得で計算されますのでかなりの金額になると思います。
任意継続健康保険とどちらが安くなるのかについては、役所の担当部署で確認した方が確実です。
自分で正確に計算するのはほぼ不可能、と言っても良いでしょう。
ただ、国民健康保険には扶養の概念がありませんので扶養家族がいる場合は要注意です。
自分はよく分かりませんが、その時は任意継続健康保険の方が良いのではないでしょうか?
家族の健康保険(被扶養者)
誰かの扶養家族になれるなら、もちろんそれが1番安上りです。
そういう人がいればいいんですけどね。
任意継続健康保険を選びましたが…
自分がどれを選んだかというと、任意継続健康保険を選びました。
その理由は、会社の総務に聞いたら「任意継続の方が安くなりそう」と言われたからです。
しかし最初に納付書を見た時はビックリしましたね。
納付金額3万5400円と書かれていましたから。
無職になったばっかりなのに、毎月そんなに納付しなくちゃいけないの?という感じです。
国民健康保険を選んでも同じくらいだったと思いますが、やはり自分で確認するに越したことはありません。
それが反省点です。
ちなみに加入手続きとしては、次の書類を全国健康保険協会の支部へ郵送するだけでOKです。
- 健康保険任意継続被保険者資格所得届
これは退職する時に会社からもらえるはずです。
2年目は考える余地あり
任意継続健康保険は、原則として2年間保険料が変わりません。
なので、何もせずにいると2年間ずっと3万5400円払い続けなければいけません。
しかしこちとらすぐに就職する気など全くなく、退職1年目の所得はガクッと減る予定です。
それなのに、毎月そんな金額を納付し続けていたら死んでしまいます。
何かいい方法がないかと探していたところ、いいことを思いつきました。
それは、国民健康保険に切り替えるということです。
国民健康保険の保険料は、前年の所得で保険料が決まりますからね。
ざっと計算してみても、2年目の保険料は大幅に下がります。
というわけで、2年目は国民健康保険に切り替えようと思っています。
ちなみに任意継続健康保険は、「国民健康保険に切り替える」という理由ではやめられません。
しかし、簡単に資格喪失させる方法があります。
詳しくは、下記の記事を読んでください。
国民年金への加入
次は国民年金への加入です。
ちゃんと年金保険料を納付しておかないと、年寄りになった時困ってしまいますからね。
会社にいる時は、厚生年金に加入しています。
手続きは全て会社がやってくれており、健康保険と同じく保険料の半分は会社が負担してくれています。
それはそれでありがたいのですが、会社を辞めると残念ながらその資格を失います。
なので、自分で国民年金に加入することになります。
月額はだいたい1万6000円ほどです。
手続きは郵送で行えませんので、最寄りの年金事務所で行います。
その時に持っていくものは、次の3つになります。
- 健康保険・厚生年金保険資格喪失等確認請求書
- 印鑑
- 雇用保険被保険者離職票
1と3については、退職する時に会社からもらえます。
2年前納は超お得
国民年金への加入で年金事務所に行く時は、その前に納付方法をどうするか決めておきましょう。
期間や納付方法はいろいろ選べます。
自分は何も知らないまま行きましたが、いきなり聞かれてかなり迷いました。
納付方法の選択肢には、次のようなものがあります。
- 期間
毎月納付、6ヶ月前納、1年前納、2年前納 - 納付方法
口座振替、納付書、クレジットカード
この中で、少し蓄えに余裕があるなら2年前納がおススメです。
まとめて納付する分少しオマケしてくれており、最大で1ヶ月分ほど安くなります。
その代わり2年後の3月分までをまとめて払わなければいけませんので、最大40万円ほどかかります。
これをその月中に納付しなければいけませんので、なかなか大変です。
しかしいつかは納付するお金なので、ここは思い切って納付しておきましょう。
2年納付する時にどの方法が1番お得なのかも調べましたので、参考にしてください。
付加年金も超お得
もう1つ重要なのは、付加年金に加入することです。
付加年金は年金受給から2年で元が取れ、そのあとは長生きするだけお得になります。
月額400円と安いので、そこはケチらずに納付しておきましょう。
仮に1年だけ納付したとすると4800円になりますが、付加年金は死ぬまで毎年2400円もらえます。
こんなにおいしい保険は滅多にありません。
職員に付加保険料を納付するかどうか聞かれたら、絶対に納付すると答えましょう。
ねんきんネットを活用する
これは会社を辞めた人だけではありませんが、自分の年金記録は自分で管理しましょう。
年金手帳は会社に預けているかもしれませんが、別に年金手帳など必要ありません。
ねんきんネットに登録すれば、誰でも自分の年金記録を確認できます。
自分の年金に関するいろいろな情報が載っていますので、登録していない人は登録しましょう。
詳しい内容については下記の記事に書いてあります。
ということで、今回は終わりにします。