「ミシシッピー殺人事件」は1986年10月31日にジャレコから発売されました。
ジャンル的には、アクションアドベンチャーゲームです。
ゲームはミシシッピー川を航行するデルタ・プリンセス号の3号室から始まります。
プレイヤーが操作する名探偵チャールズは、助手ワトソンと共にニューオーリンズに向かっていましたが…。
という感じで始まりますが、自分は買ってから30年経った今でもクリアできていません。
とにかくめちゃくちゃ難しいゲームです。
ということで、今回はミシシッピー殺人事件(ファミコン)の解説(難しすぎる理由)を書いていきます。
登場人物
このゲームの登場人物はチャールズとワトソンを除いて8名です。
- ブラウン
4号室で死体となっている人。
自殺なのか他殺なのか、ここで死んだのか死んでから運ばれたのか…。
とにかく謎ばかりです。 - ネルソン
この船の船長で船長室にいます。
この船では唯一まともそうな人。 - ディジー
8号室にいる若いお嬢さんです。
事件とあまり関係なさそうな気もしますが、実際のところはどうなんでしょうか? - テーラー
20号室にいるオシャレなお姉さんです。
売春婦との噂も? - カーター
9号室にいる判事です。
普段はあまり存在感のないおじさんです。 - ヘレン
23号室にいる未亡人のおばさん。
お金持ちですが高飛車です。 - ウィリアム
15号室にいる慈善家。
しかし実際は毎朝罪もない野鳥を撃ち殺している偽善者。
チャールズの顔を見るとすぐに寄付をしろと言います。 - ヘンリー
この船の船員で27号室にいます。
殺されたブラウンの息子ですが、殺されても悲しんでいないように見えます。
果たしてこの中に犯人がいるのでしょうか…?
ちなみに落とし穴は1号室と14号室、ナイフが飛んでくるのは16号室です。
事件解決が難し過ぎる理由
チャールズの足が遅すぎる
このゲームではチャールズを操作しますが、とにかくチャールズの歩くスピードが遅すぎます。
ゲーム開始早々イライラすること間違いなしです。
屋上の船長室から最下階のヘンリーの部屋まで移動するだけでもイヤになります。
スーパーマリオのように、Bダッシュ機能があれば良かったのですけどね。
ワトソンがうざい
ワトソンは、チャールズを動かすと背後霊のように後ろを付いてきます。
それだけでもうざいのですが、もっとうざいのは事件解明に全く役に立たないことです。
常に一緒にいますが、推理を手伝うどころかアドバイスも一切してくれません。
チャールズが落とし穴に落ちた時も全く助けようとしません。
「この床は誰かの罠だったんだ…。この高さから落ちたのでは先生は…。」とほざいています。
チャールズの頭に罠のナイフが刺さった時も同様です。
「先生が誰かの仕掛けに引っ掛かって死んでしまうとは…。」とほざいています。
「代わりにお前が殺されろ」と思うわけですが、ワトソンは不死身です。
とにかく傍にいるだけでイライラするので、事件解明の邪魔以外の何物でもありません。
文字が読みにくい
このゲームでは、画面の下半分は文章が表示されるスペースになっています。
文章はひらがなとカタカナだけで表示され、漢字は使われていません。
ファミコンでは他のゲームもそうだったので、それは仕方ないでしょう。
ポートピア連続殺人事件でもそうでしたから。
しかし、このゲームで使われているフォントははなぜかめちゃくちゃ読みにくいのです。
文字を読むだけで疲れ切るので、肝心の内容が全く頭に入ってきません。
ポートピアは普通に読みやすかったんですけどね。
同じフォントにしておけば良かったのに、なぜいちいち変えたのでしょうか?
アドベンチャーゲームで文字が読みにくいのは致命的です。
メモは1人につき3つまで
事件を解決するためには、いろいろな人に話を聞かなければいけません。
1回だけではなく、何かあるたびに何回でも聞かなければいけません。
このゲームでも、いろいろな人にいろいろなことを聞きながらゲームを進めていきます。
しかし、助手ワトソンはなぜか1人に対してメモを3つしか残しません。
4つ以上メモさせると、1番古いメモを消して上書きしてしまいます。
上書きされたメモは二度と見ることができません。
「おいおい、事件が解決するまで全部残しておけよ」と言いたいですね。
全部メモを残していても事件解決は難しいのに、上書きされてはさらに難しくなります…。
乗客が捜査に非協力的
チャールズが無償で捜査しているのに、この船の乗客は全く協力的ではありません。
部屋を訪ねると怒鳴られたり「出ていって下さい」と不審者のように扱われたりします。
こちらも勝手に机を漁ったりしているので、どっちもどっちですけどね。
それはまだいいとして、さらにひどいのは同じ質問には二度と答えてくれないことです。
同じ質問をすると、冷たく「もう言いました」と言い返されます。
「おいおい、お前らもっと捜査に協力しろよ」と言いたいですね。
そこでもっとイライラさせてくれるのが助手ワトソンです。
「もう言いました」をメモらせると、ご丁寧に「もう言いました」とメモります。
どう考えても無能すぎだろ。
詰んでいても分からない
このような感じでゲームは進行していきますが、最後にもう1つ大きな問題があります。
それは詰んでいても分からないということです。
ポートピアのように、次の展開に進むまで待っていてくれるなどということはありません。
重要なメモを取り忘れたらそこで詰んでしまいますが、誰もそれを教えてくれません。
自分で気付くしかありませんが、そんなことは不可能です。
ゲームオーバーになったのがハッキリ分かるのは、チャールズが死んだ時だけです。
チャールズが死なない限り、詰んでいてもゲームは永遠に続きます。
終わらせるには適当に誰かを告発して、証拠不十分でゲームオーバーになるしかありません。
詰んだ時にワトソンが「もうあきらめろ」とでも言ってくれればいいんですけどね。
まとめ
今回は、ミシシッピー殺人事件(ファミコン)の解説(難しすぎる理由)を書きました。
ざっくりまとめると次のようになります。
- 登場人物
登場人物はチャールズとワトソンを除いて8名。
・ブラウン→4号室で死体となっている人。
・ネルソン→この船の船長で船長室にいます。
・ディジー→8号室にいる若いお嬢さんです。
・テーラー→20号室にいるオシャレなお姉さんです。
・カーター→9号室にいる判事です。
・ヘレン→23号室にいる未亡人のおばさん。
・ウィリアム→15号室にいる慈善家。
・ヘンリー→この船の船員で27号室にいます。
落とし穴は1号室と14号室、ナイフが飛んでくるのは16号室。 - 事件解決が難し過ぎる理由
チャールズの足が遅すぎる:ゲーム開始早々イライラすること間違いなし。
Bダッシュ機能があれば良かった。
ワトソンがうざい:推理を手伝うどころかアドバイスも一切してくれません。
チャールズが落とし穴に落ちた時も全く助けようとしません。
チャールズの頭に罠のナイフが刺さった時も同様。
文字が読みにくい:このゲームで使われているフォントははなぜかめちゃくちゃ読みにくい。
アドベンチャーゲームで文字が読みにくいのは致命的。
メモは1人につき3つまで:4つ以上メモさせると、1番古いメモを消して上書きしてしまいます。
上書きされたメモは二度と見ることができません。
乗客が捜査に非協力的:同じ質問には二度と答えてくれない。
冷たく「もう言いました」と言い返されます。
詰んでいても分からない:ゲームオーバーになったのがハッキリ分かるのは、チャールズが死んだ時だけ。
ということで、今回は終わりにします。