Zガンダムのシャアはどうも弱い印象がありますよね。
果たして本当に弱かったのか、もう一度じっくり見返す必要があると感じました。
この記事では、Zガンダムでのシャアの戦闘シーン(前半)について書いていきます。
できるだけ客観的に書こうと思いますが、私はシャアのファンなので主観も入っているかもしれません(笑)
Zガンダムでのシャア

『Zガンダム』のシャアは「クワトロ・バジーナ」を名乗り、反ティターンズ組織エゥーゴのアーガマ隊として戦います。
出撃機体は序盤こそリック・ディアスですが、途中からは百式が主な搭乗機になり、以後は百式での出撃が中心になります。
物語は宇宙での戦闘から始まり、戦線が地球へ移ると地上作戦(カラバとの連携)に加わり、やがて宇宙の戦局へ戻っていきます。
宇宙に戻った後はシロッコの台頭とアクシズ(ハマーン)の介入を経て、ダカール演説からグリプス戦役の最終決戦へ進みます。
最終局面でハマーンと交戦したのち、クワトロは姿を消し、その後の消息は作中で明確には語られません。
本記事(前編)は第3話から第35話「キリマンジャロの嵐」までを扱い、クワトロが出撃した戦闘シーンだけを話数順に拾って整理します。
3話:カプセルの中

本格的なZガンダムでの記念すべき初戦は、ライラ隊との交戦。
シャアは、赤いリック・ディアスに搭乗。
当然格の違いを見せつけるのかと思えば、全くそんなことはありません。
「ええい、実戦慣れした部隊だ」と、かなり手こずっています。
やっとやっとでガルバルディβを1機撃墜しますが、シャアとしては精彩を欠く内容。
しかし、戦闘後にライラが「赤い彗星が相手だったと思いたい。でなければ立場がない」と言っています。
なので、一応有利に戦闘を進めていたとは言えそうです。
10話:再会

Zガンダムのラスボス、シロッコのメッサーラとの軽い接触。
シャアは、百式でなぜかメガ・バズーカ・ランチャーを装備して出撃。
いったい何のために……。
シャアはメッサーラに照準を合わせるも、ハアハア言いながら「あれに乗っている男のプレッシャーか?」と汗だくになっています。
一応ニュータイプらしく、敵のプレッシャーは感じ取れていますね。
シロッコは、ブライトの乗るテンプテーションにビームを命中させます。
それに怒ったシャアが「姑息な!」と怒りのバズーカを放つも命中せず。
シロッコは、そのまま余裕しゃくしゃくで撤退します。
この戦闘では、シロッコのプレッシャーに押されていた印象。
11話:大気圏突入

大気圏突入時の戦闘。
シロッコは、前回と同じくメッサーラで出撃。
雑魚のジムを相手に「堕ちろ、カトンボ」などとほざき、余裕しゃくしゃくです。
エマ機が救援に行くも、目の前でジムを2機同時に撃破するなどやりたい放題。
シャアは、その間は編隊を固定するため動けずにいました。
その後、編隊の頭をアポリーとロベルトに任せてエマ機支援に向かいます。
ブライトから「正体不明のモビルアーマーを叩き落せ!」と言われて、一応「了解」と答えます。
しかし「…とおっしゃるが、ただの敵とは思えん」とかなり警戒している様子。
その頃、メッサーラはエマとカミーユの前でモビルスーツに変形。
ビビる2人を前に、シロッコは得意げに高笑い。
「堕ちろ!」と、エマ機の腕をサーベルで切断します。
その後、カミーユがメッサーラと戦闘に入るも捉え切れず。
シャアは「明らかに違う。あれはアムロでもない、違うタイプだ」と、警戒しながらもメッサーラを追撃。
すると、シロッコは今までの余裕振りから一転。
「このプレッシャー、何だ?」と言いながら逃走。
今回は、シャアがやり返したという印象。
13話:シャトル発進

エゥーゴのパイロットが乗ったシャトルを守るための戦闘。
シャアとカミーユ、ロベルトが出撃しますが、自由に飛び回るブランのアッシマーにかなり苦戦。
アッシマーは、シャアの目の前でモビルスーツに変形。
シャアがビビっているところを蹴り落とされ、百式は地面に尻もちを付きそうになります。
ブランに「醜いな」と笑われる始末。
しかし、シャアはいきなり「ピキン」と何か閃きます。
そして「ナメるな!」とアッシマーの肩にビームを命中させるも全く効かず……。
この頃から、百式のビームライフルは雑魚以外には効かないという謎の仕様になっています。
その後、シャトルは無事発射しますが、ロベルトを失うなど完敗の印象。
14話:アムロ再び

この回は、2回の戦闘シーンがあります。
ロザミア:ギャプラン戦
強化人間のロザミアが搭乗するギャプランとの戦闘。
ロザミアの相手はカミーユがしていましたが、カミーユは劣勢。
堕とされそうになっているところへ、シャアが助太刀。
「堕ちろ」「堕ちろー!」と、怒鳴りながらのビームライフルを連射。
ギャプランには直撃しますが、なぜか全く効かず……。
しかし、一応ロザミアをビビらせ撤退させることには成功。
まあまあの強さです。
ブラン:アッシマー再戦
ロザミアを退けた後は、ブランのアッシマーと再戦。
空中戦でカミーユと挟み撃ちにしようとしますが、機動性に勝るアッシマーに苦戦。
散弾で多少ダメージを与えるも、百式はアッシマーに殴られる始末。
そこへ、アムロの操縦する輸送船が登場。
「何をする気だ、アムロ!」「下がってろ、シャア!」
まだ再会していない二人ですが、お互いのことを無意識のうちに感じています。
さすが、ニュータイプ同士で感じ合う。
戦いは、アムロが輸送船を見事アッシマーに当てて撤退させます。
さすがのアムロ、シャアはイマイチ。
15話:カツの出撃

シャアは、勝手に出撃したカツの救出。
そんなものは、放っておけばいいと思いますけどね……。
相手は、例によってロザミアのギャプラン。
カツでは、勝てるわけがありません。
シャアは、カツにとどめを刺そうとしたギャプランにまず奇襲の一撃を入れます。
見事にライフルを当てて、ロザミアを驚かせます(笑)
その後、ドダイを奪ったギャプランを追撃。
上空に逃げながら、ロザミアが「この力はなんだ?」と言っています。
地球の重力なのかシャアのプレッシャーなのか、どちらなんでしょう?
強化人間のロザミアも、シャアに追い回されると逃げるのが精一杯。
その後は、カツのニュータイプ的まぐれ射撃がギャプランに命中。
シャア、カミーユのライフルでギャプランを撃破します。
この頃までは、シャア強い。
23話:ムーン・アタック

宇宙に戻ってからの戦闘。
フォン・ブラウン市で、ジェリド、マウアーの乗るガブスレイ2機に遭遇。
ジェリドのガブスレイにライフルを向けたところで、救援に現れたマウアーに気付かず、ライフルを破壊されます。
その後もジェリドのガブスレイと月面上をゴロゴロ転がったり、ニュータイプらしさは全く感じられません。
結局、フォン・ブラウン市はシロッコに乗っ取られます。
シロッコ1人勝ちの回でした。
32話:謎のモビルスーツ

アクシズとの接触前に、シロッコが指揮を執るドゴス・ギアとの戦闘。
シャアの百式は、メガ・バズーカ・ランチャーを装備して出撃。
レコアのゲルググを、燃料タンク代わりに引き連れています。
シャアは、当然ドゴス・ギアを狙います。
撃つ前は「なまじ大きいと、一発で致命傷にならないのが問題だ」と当てて当然的なことを言っていましたが……。
ドゴス・ギアに照準を合わせた途端「なんだ、このプレッシャーは!」とビビり始めます。
その後「パプテマス・シロッコ!」と叫びながら撃つも、外れてしまいます。
結局4発中2発が命中しましたが、カタパルトデッキを損傷させるに留まります。
情けないのひと言。
35話:キリマンジャロの嵐

カラバのキリマンジャロ制圧の支援で、宇宙から攻撃。
カミーユのZガンダムは、ヤザン隊のハンブラビと戦闘。
しかし、ウミヘビに捕まって絶体絶命のピンチに。
そこへ、シャアの百式が登場して救出。
Zガンダムは、手放したビームライフルを取るためハンブラビに背を向けますが、再びウミヘビが飛んできます。
シャアは百式を盾にしてZガンダムを守ろうとしますが、当たりどころが悪かったのか百式が操縦不能に。
そのまま大気圏に落下してしまいます。
燃え尽きそうになり、万事休すかと思われたところで、ウェイブライダーに変形したZガンダムが救出。
2機はそのままキリマンジャロへ降下して、カラバと合流。
今回は、シャアが弱いというよりもカミーユがヘタレということで。
まとめ:シャアの戦闘(前半)

この記事では、Zガンダムでのシャアの戦闘シーン(前半)について書きました。
決して弱くはないんですが、シャアはそれほど強くもないと言うのが正直な感想ですね。
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※本記事は2025年12月時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。







