Zガンダムのシャアはどうも弱い印象がありますよね。
果たして本当に弱かったのか、もう一度じっくり見返す必要があると感じました。
この記事では、Zガンダムでのシャアの戦闘シーン(後半)について書いていきます。
できるだけ客観的に書こうと思いますが、私はシャアのファンなので主観も入っているかもしれません(笑)
Zガンダムでのシャア

『Zガンダム』のシャアは「クワトロ・バジーナ」を名乗り、反ティターンズ組織エゥーゴのアーガマ隊として戦います。
出撃機体は序盤こそリック・ディアスですが、途中からは百式が主な搭乗機になり、以後は百式での出撃が中心になります。
物語は宇宙での戦闘から始まり、戦線が地球へ移ると地上作戦(カラバとの連携)に加わり、やがて宇宙の戦局へ戻っていきます。
宇宙に戻った後はシロッコの台頭とアクシズ(ハマーン)の介入を経て、ダカール演説からグリプス戦役の最終決戦へ進みます。
最終局面でハマーンと交戦したのち、クワトロは姿を消し、その後の消息は作中で明確には語られません。
本記事は第36話「永遠のフォウ」から最終話までを扱い、クワトロが出撃した戦闘シーンだけを話数順に拾って整理します。
第36話 永遠のフォウ

キリマンジャロで、フォウの乗るサイコガンダムとの戦闘。
シャアの百式はジャミトフが宇宙に脱出しようとしているのを見つけ、阻止しようとします。
その時に、ジャミトフを守っていたフォウに「来るな!」と一喝されて追い払われます。
シャアは「なんだ、フォウという強化人間のプレッシャーか?」と言いながら、汗だくになっています。
結局、ジャミトフは取り逃がしてしまいました。
この回はフォウが主役なので、シャアの戦闘シーンはほどほどです。
第38話 レコアの気配

地球を脱出して、アーガマと合流する時の戦闘。
百式のシャアは、アーガマにメガ・バズーカ・ランチャーを要求。
そして、敵艦を沈めようと試みます。
ドゴスギアで失敗しているのに、懲りていませんね。
敵のガディ艦長は気付いていませんでしたが、ティターンズに寝返ったレコアに気配を読まれ失敗。
シャアは「なぜ外れた、なぜ?」「じゃまをする気配があったのか?」などと言っていますが、レコアの気配には気付いていません。
レコアは気付いていたのに……。
この回では、レコアに完敗でした。
第39話 湖畔

13バンチコロニーで無法を働いていたハイザック2機との戦闘。
シャアは偵察中に「あのコロニーにアムロがいる感じがある」と一応ニュータイプっぽい発言をしています。
実際にいたのは、ハマーン様とミネバでしたが……。
戦闘は主にコロニーの中で行われ、シャアはしきりにコロニーの損傷を気にしています。
しかし、最後は「ままよ!」とブチ切れてライフルを発射して倒します。
コロニーに穴を空けているので、イマイチですね。
戦闘を終えてアーガマに戻った時に、カミーユからハマーン様とミネバがいたことを教えられます。
シャアは「その気配だったか、私も感じた」「それで迷ってな、敵に引き込まれてしまった」と言い訳をしています……。
シャアにしては、イマイチという感じですね。
第41話 目覚め

勝手にネモで出撃したロザミアを追っての出撃。
「戻れ」と言っても戻らないロザミアをライフルで撃つも、簡単に避けられます。
シャアは、それを見て「あの動きは、強化人間でなければフォローできない!」と驚いております。
その後、21バンチに毒ガスを注入したレコアのメッサーラと遭遇。
「今さらなぜかとは聞かん」「せめて私の手でその業を払わせてもらう」と勝って当然的なことを言いながら、戦闘に入ります。
しかし、ライフルを外しまくり「また外れた」「なぜ落とせん!」「私にためらいがあるのか?」などと言い訳を連発。
さらに、レコアから「私があなたを倒すのだよ、シャア」と生意気な発言も飛び出します。
結局メッサーラは落とせず、落ち込むシャアの姿が映っています……。
情けない限りです。
第42話 さよならロザミィ

ティターンズに戻ったロザミアとゲーツの乗るバウンド・ドック2機との戦闘。
カミーユは、ロザミアが相手だとフォウの時と同様使い物になりません。
シャアの百式は、ゲーツ機に見事ライフルを当てて貫通させます。
しかし、ロザミア機にはいくらライフルを命中させても弾き返されます。
ギャプランの時もそうでしたが、なぜ?
百式のビームは効かない、カミーユは戦う気なし、という状況の中でそのまま撤退。
なぜ百式のビームは、雑魚にしか効かないんでしょうか?
第46話 シロッコ立つ

ハマーン様、シロッコ、ジャミトフの3者会談後の戦闘。
ハマーン様とシロッコがプレッシャー合戦していましたが、シャアの出番はそのあとです。
グワダンから脱出したシャアは、戦場に向かいながらビームライフルを発射。
ビームがシロッコの乗ったジ・Oをかすめると、シロッコは「なに!」と驚愕します。
そして、ビームが百式のものだと分かると「百式?シャアめ、生きていたか!」とビビります。
どうも、グワダンでシャアが死んだと思っていたようです。
シロッコは、すぐに「レコア、帰艦するぞ!」と言って退却。
「さすがシャア」と言いたいところですが、ハマーン様に「私が出なくても勝手に潰し合ってくれそうだな」と笑われているのが少し気になるところではあります……。
第49話 生命(いのち)散って

Zガンダム最後の戦いになります。
まず百式は、メガ・バズーカ・ランチャーでガサCを数え切れないくらい撃破。
それを見て、シロッコとハマーン様も「シャアか」「来たな」と戦いをやめて散開します。
その後、百式はメガ・バズーカ・ランチャーの第2射を試みようとします。
しかし、キュベレイのファンネルによってメガ・バズーカ・ランチャーは破壊されてしまいます。
それと同時に、今度はジ・Oが百式の前に現れます。
シロッコは、「そんなモビルスーツでこのジ・Oと対等に戦えると思っているのか、シャア!」と、百式を思い切りバカにします。
それを聞いたシャアは、悔しそうな表情。
この回はここまで。
最終話 宇宙(そら)を駆ける

前回からの続きです。
コロニーレーザーの中心部を破壊しようとするジ・Oを、百式とキュベレイが追いかけます。
コロニーレーザー内部での戦闘
コロニーレーザー中心部の破壊を始めたジ・Oを探す百式を見て、ジ・Oは物陰に隠れます。
百式が近づくと、シロッコは「死にに来たか、シャア!」とジ・Oで百式を突き飛ばします。
そして、ライフルで足の爪先を破壊。
百式が吹っ飛ばされている隙に、今度はキュベレイが接近。
そのまま百式に斬りかかり、ライフルごと百式の右手を切断。
この攻撃にはシャアも驚いたようで「ハマーン!」と叫んでいます。
切断された後のライフルからビームが発射されているのが悲しいですね。
後方に倒れ込む百式に対し、「ぬかったな、シャア!」「こんなところで朽ち果てる己の身を呪うがいい」とマウントを取るシロッコとハマーン様。
シャアは「そうかな?」と言いながら、百式を上昇させます。
しかし、依然ジ・Oとキュベレイに挟まれたままです。
そこで、シロッコに「貴様のようなニュータイプのなり損ないは粛清される運命なのだ!」と有名なセリフを吐かれます。
そして、ジ・Oのライフルで百式の右足を破壊されます。
シャアは「まだだ、まだ終わらんよ!」とこちらも有名なセリフで応酬しながら居住区へ逃走。
その後、劇場でのやり取りをして火を入れたコロニーレーザーからみんな揃って脱出。
ハマーン様との戦い
Zガンダムはジ・Oと、百式はキュベレイと最後の決戦に挑みます。
シャアはビームライフルを撃とうとするも、痛恨のエネルギー切れ。
ハマーン様に「うかつだな」と笑われ、サーベルで斬りつけられます。
しかし、軽々と避けるあたりはさすがです。
その後、ファンネルで攻撃されるも漂流している戦艦を盾に避けます。
そして、戦艦の中に入る振りをしながらキュベレイの背後を取り「これであの武器は使えまい、ハマーン!」と迫ります。
このトリッキーな動きはさすがですね。
しかし「甘いな、シャア」と背後からファンネルで左手左足を破壊され、百式はとうとうダルマに。
キュベレイは百式の上にまたがり、ハマーン様は「これで終わりにするか?続けるか?シャア!」と問いかけます。
しかし、シャアは「そんな決定権がお前にあるのか?」と謎の質問返しをします。
ハマーン様は、シャアに決定権を委ねているんですけどね……。
激高したハマーン様にそのままやられるかと思いきや、シャアは戦艦の破損部を見つけてバルカンを発射。
戦艦を破壊した隙にハマーン様から逃れ、そのまま姿を消したのでした……。
まとめ:シャアの戦闘(後半)

この記事では、Zガンダムでのシャアの戦闘シーン(後半)について書きました。
正直言って、最後のハマーン様との戦闘でダルマにされたのはちょっと情けなかったですね。
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※本記事は2025年12月時点の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。







