インデックス投資は、誰でも簡単にできる投資方法です。
自分も2017年から始めています。
インデックス投資ができる口座は、だいたい新NISA口座、iDeCo口座、特定口座の3つです。
どの口座で投資するかによって税金が変わってくるので、投資する口座の優先順位を決めることも重要です。
ということで、今回は投資する口座の優先順位(あくまで個人的な考え)について書いていきます。
重要なのは税金が安いこと
インデックス投資をする口座を選ぶ時に重要なのは、トータルで見て税金が安くなることです。
それは当然で、税金が安いほどこちらの取り分が大きいですからね。
同じインデックスファンドを買うと、どの口座で買っても増え方は同じです。(減る場合もありますが)
それならば、税金が安ければ安いほど良いに決まっています。
口座ごとの特徴を簡単にまとめると、下記になります。
- 新NISA口座
購入時:税制優遇なし
売却時:所得に対して非課税 - iDeCo口座
購入時:全額所得控除
売却時:一時金受け取りは退職所得控除の対象。年金受け取りは公的年金等控除の対象 - 特定口座
購入時:税制優遇なし
売却時:所得に対して金融所得課税(20.315%)がかかる
最優先はiDeCo口座だな
インデックス投資をする時に最優先で使う口座は、iDeCo口座が良いと思います。
ただし、所得控除で節税できたお金を全額新NISA口座や特定口座で投資するのが条件です。
所得控除でどのくらい節税できているかが分からなければ、下記で調べましょう。
「投資した金額×(所得税の税率+10%)」で、だいたい計算できます。(10%は住民税)
仮に30%節税できるとすると、10万円の投資で3万円が節税できるので実質13万円の投資ができます。
個人的にはこれだけ入金力に差が付けば、新NISA口座よりお得だと思っています。
ただ、節税できないのであればメリットがないのでiDeCo口座を使う必要はありません。(特定口座の方がマシ)
ついでに書くと、節税できたお金を投資しないのであれば「新NISA口座>iDeCo口座>特定口座」かな?
2番目は新NISA口座だな
新NISA口座では、投資する時に税制優遇はありません。
その代わりに、受け取り時は所得に対して非課税です。
なので、どれだけ増えようが取り崩した金額をそのまま受け取れます。
この誰にでも分かりやすくお得になるのが良いですね。
iDeCo口座を使う人はiDeCo口座の次に、iDeCo口座を使わない人は最優先で投資したいですね。
できるだけ早く1800万円の非課税保有限度額を埋めるのが理想です。(年間投資枠は360万円)
最後は特定口座だな
特定口座では、投資する時に税制優遇はありません。
さらに、所得に対して金融所得課税(20.315%)がかかります。
なので、投資の優先順位としては最下位ですね。(銀行預金よりは圧倒的に上ですが)
投資するとすれば、iDeCo口座と新NISA口座にマックス投資しても投資資金が余る場合くらいでしょうか。
ただ、そこまで投資資金に余裕のある人はなかなかいないと思いますが。