数あるウイニングポストシリーズの中でも、ウイニングポスト2は出色の出来です。
ゲーム内容
1995年3月18日に光栄から発売。
ひと言で言うと、オーナーブリーダーになるゲームです。
ゲームは1997年1月1週から始まります。
最初はただの馬主からのスタートです。
その後いろんな牧場と知り合ったり資金が増えたりすることで、自分の牧場を持つことができるようになります。
オーナーとして、レースのローテーションは自分で好きなように組めます。
しかしダビスタのように、馬を強くするために自分で調教する必要はありません。(別にしてもいいですが強くなるかは分かりません)
そういう意味で、ダビスタよりは馬主気分を味わえるゲーム構成になっています。
30年で引退するのがいい
このゲームは未来永劫続くわけではありません。
30年間で馬主引退というのが決まっています。
この期限付きというのがいいんですよね。
何というか現実的といいますかね、現実の世界でも30年経ったらたいていは年を取って引退でしょう。
それが上手く再現されています。
何年でも遊べるとなると、イマイチ緊張感が出ませんからね。
強い馬がいない時は、適当にやったり飛ばしたりしてしまいます。
しかし最初から30年しかないと分かっていると、そういう無駄なことはできません。
また、このゲームでは自分だけでなく秘書、騎手、調教師、馬も一緒に年齢を重ねていきます。
毎年のようにベテラン騎手やベテラン調教師は引退していき、新人騎手や新人調教師がデビューします。
活躍した馬は種牡馬や繁殖牝馬として残り、次の世代へとその血を残していきます。
種牡馬や繁殖牝馬たちも老齢になれば引退し、新しくその血を引き継いだ仔たちが繁殖入りしてきます。
そうやって、時の流れを感じながらプレイできるのがウイニングポスト2の一番面白いところです。
大外枠が不利なのがいい
レースの観戦方法については、次の3つの方法があります。
- スキップする(見ない)
- モニターで見る(他競馬場)
- レースを見る
この中で、1番面白いのはレースを見ることです。
ハッキリ言って、レース観戦した時は外枠の馬がかなり不利です。
レースを見ていると、外枠に入った馬は内枠の馬が邪魔してなかなか内に入れません。
下手したら、スタートからゴールまでずっと外を回り続けることさえあります。
なので、強い馬でも大外枠に入ってしまうとよく負けます。
もちろん自分の強い馬が大外枠に入って負けた時は腹が立ちます。
しかし逆に言えば、少々足りない馬でも内枠ならチャンスがあるということです。
皐月賞を圧勝した馬がダービーで大外枠に入って勝てなかったとしても、運が悪かったと考えるしかありません。
常に強い馬が勝つのが競馬、ではない。
そういうのが嫌いな人は、レースをスキップすればいいと思います。
そうすれば、強い馬がだいたい勝ちます。
夢は凱旋門賞制覇
このゲームでは国内G1を勝ちまくれば、海外のG1レースにも挑戦できるようになります。
その中でも勝ちたいレースは英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、凱旋門賞の3つです。
これらのレースはいずれも強敵が揃っているため、並大抵の馬では勝てません。
国内G1を勝ちまくるくらいの馬でないと、なかなか勝つことは難しいでしょう。
そういう馬を所有して、海外G1を勝つと最高に嬉しいものです。
秘書は6人から1人選ぶ
秘書は次の6人から選べます。
続きの記事で書いているように自分でスーパーホースを選定できるようになれば、誰を選んでも大差ありません。
自分は若くて可愛いくて給料も安い結城江奈ちゃんがお気に入りです。
- 有馬桜子
ウイニングポストと言えば、有馬桜子。
24歳で競馬はまあまあ詳しいお姉さん。
月給50万円。 - 井坂修三郎
45歳で、気のせいか著名な競馬評論家の誰かに酷似しています。
いつもガハハと笑っているが、能力は高い。
月給100万円。 - 宝塚菊夫
25歳で関西弁のお兄さん。
有馬桜子をライバル視していたような…。
月給50万円。 - 安田五月
32歳のキレイなお姉さんですが、既婚者とのことです。
競馬はそこそこ詳しい。
月給40万円。 - ビル・メッツ
30歳の外国人で、気のせいかマイクロソフトの誰かに酷似しています。
相馬眼はかなり怪しそう。
月給30万円。 - 結城江奈
18歳の新卒でもちろん独身。
競馬のことはあまり興味がなさそうで、事務所ですぐ居眠りをする。
月給16万円。
おススメの騎手
他の競馬ゲームでは騎手や調教師は年を取らず、ずっと同じメンツであることがほとんどです。
しかし、先ほども書いたようにこのゲームは違います。
なんと騎手と調教師が毎年1、2人デビューして、それと同じ数だけ引退していきます。
さらに引退した騎手が数年後に調教師デビュー、などという泣かせることもしてきます。
デビューしたての騎手は、現実世界と同じようにいくら素質があっても下手くそです。
しかしレースに乗れば乗るほど、大レースに勝てば勝つほど成長していきます。
なので昔のサクラと小島太(古すぎるか?)のように、自分の馬の主戦騎手を決めてトップジョッキーに育てることもできます。
調教師は別に育てようと思わないんですけどね。
騎手はなぜか育てたくなります。
主戦におススメの騎手
自分はいつも関東を本拠地にしていますので、育てることが多い騎手は下記の2人ですね。
- 嵐三太夫
1998年デビュー。
逃げから追い込みまで何でもできる期待の若手。
デビューが自分の馬主2年目なので、自分の馬を全部乗せていればお抱え騎手にしやすい。
嵐がG1を勝つことで嵐も成長し、自分の実績も上がり一石二鳥。
放っておいても時間が経てばトップ騎手になっていることも多い。
1番いい馬にどんどん乗せたい。 - 浅野大樹
2000年デビュー。
トップジョッキーの岡路幸夫の引退と入れ替わりでデビューしてきますが、まるで隠し子であるかのように顔がそっくり。
嵐の2番手として確保しておきたい騎手。
拾ってやらなければ並の騎手で終わる可能性もあり。
いつも1番良さそうな牡馬と牝馬は嵐を主戦騎手に、2番目に良さそうな牡馬と牝馬は浅野を主戦騎手にしています。
最終的には、2人でリーディングを争って騎手3冠を分け合う形が理想です。
女性騎手は引退が早い
女性にも素質のある騎手はいますが、軒並み引退するのが早いのが残念です。
騎手としての才能は超トップレベルで戦法も自在の鶴野亮子は2005年にデビューしてきます。
しかし、わずか8年後の2013年に引退してしまうのが惜しいところです。
その他にも柿崎由紀は2007年デビューで2016年に引退、黒木幸恵は2013年デビューで2021年に引退してしまいます。
正直育てる暇がないというのが本当のところで、女性騎手は主戦にはしません。
本当は乗せたいんですけどね。
ということで、今回は終わりにします。