今回はスーファミで1996年に発売された「ベストショットプロゴルフ」についてゲーム内容や攻略法などを書いていきたいと思います。
このゲームはひたすら地味ですが、(社)日本プロゴルフ協会監修で坂田プロが解説に出てきたりとなかなか本格的な作りになっています。
ゲーム内容
ゴルフをプレイするゲームではなく、男子プロゴルファーを育成するゲームです。
女子ゴルファーは育成できません(笑)
初期設定
ゲームを始める前に育てる選手の個人データを作成していきます。
基本情報入力
まず名前と誕生日、出身地を決めます。
自分を育ててもいいですし、他の人でもいいです。
詳細情報入力
もう少し詳しい情報を入力していきます。
選手の特徴は9項目あり、ゴルファーとしての素質やプレースタイルに影響を及ぼします。
- 体型
ふつう or がっしり - トレーニング
胸を鍛える or 背中を鍛える - 息を吸う時
はやい or ゆっくり - 肉を食べる時
せっかち or ゆっくり - 歩く時の目線
近い or 遠い - 性格
短気 or のんびり - アドレス時間
短い or 長い - 足の指先
開いている or 曲がっている - 体力・精神力
トータルで64になるよう調整
肉を食べる時のスピードがゴルファーとしての特性にどう影響するのかは分かりません(笑)が、とにかくこの8項目について選択していきます。
ホームコースの選択
ホームコースとなるゴルフ場を選択します。
最初は関東のコースしか選ぶことができません。
練習ラウンドをする時に使いますが、他のコースでも練習できるのでどこでもいいかと思います。
プロになれば1年ごとに変更もできます。
ゲーム開始
ゲームは育成する選手の高校1年の4月1週から始まります。
ここから自分がコーチとなって、引退までの長い道のりを共に歩むことになります。
選手は高校卒業後にプロを目指すことになりますが、高校の大会で良い成績を収めると大学から推薦入学の誘いが来ることもあります。
プロになってもそれで終了ということはなく、トーナメントプロとして戦っていきます。
1ヶ月は4週間あり、選手への指示は毎週月・火・水曜日の3日間行います。
木~日曜日までの指示ができないのはおそらくプロトーナメントが4日間あるからだと思います。(アマには関係ないですが)
コマンドは練習・試合・休養・情報・予定の5つ(主に練習と休養)から選べます。
練習
練習は下記の5種類から1つ選んで実施します。
練習を実施すると1日を消費します。
- 肉体的トレーニング
- 精神的トレーニング
- 知的トレーニング
- スイングトレーニング
- 練習ラウンド
何回も練習して上達していく毎に、選手の練習後のコメントが変化していきます。
肉体的トレーニング
体を鍛え、ドライバーの飛距離を伸ばす練習です。
下記の4項目の中から1つ選んで実施します。
- バーベル
- ランニング
- 自転車
- 屋外トレーニング
トレーニング効果がどう違うのかについては正直よく分かりません(笑)
精神的トレーニング
精神を鍛え、どんな状況でもプレッシャーに負けないプレイができるようにします。
下記の3項目の中から1つ選んで実施します。
- 座禅
- 呼吸法
- イメージトレーニング
トレーニング効果がどう違うのかについては正直よく分かりません(笑)
知的トレーニング
ゴルフについての知識を学び、ゴルフ理論に基づいたプレイができるようにします。
下記の3項目の中から1つ選んで実施します。
- ルール学習
- スイング理論
- クラブ理論
トレーニング効果がどう違うのかについては正直よく分かりません(笑)
スイングトレーニング
ゴルフに必要ないろんなスイングの練習です。
下記の7項目の中から1つ選んで実施します。
- パッティング
- ショートゲーム
- エクスプロージョンショット
- フルショット
- ドローボール
- インテンショナルショット
- スロープでのショット
最終的に全てのスイングを選手の素質の上限まで上達させないと、プロになるにはなかなか厳しいでしょう。
練習ラウンド
実際にゴルフコースを回っていろんな経験を積む練習です。
ホームコースも含めて日本各地のコースを自由に選ぶことができます。
コースの経験を積むと、試合でコースを熟知しているからこそできるショットなどができるようになります。
ただホームコースの経験を十分に積んでから他のコースに行っても、また経験が浅いとか言われるので効果は微妙です(笑)
試合
出場できる試合がある時に参加するか不参加にするかを選択できます。
休養
選手は練習や試合をすると、疲労やストレスが溜まっていきます。
疲労やストレスが溜まるとケガをしたりスランプになってしまうので、早めのケアが必要になります。
下記の4つの項目(ケガをしている時は6つ)から選択します。
休養すると1日を消費します。
- デート
- 自宅療養
- 針を打つ
- 温泉に行く
- 病院に行く(ケガをしている時のみ)
- 人間ドック(ケガをしている時のみ)
項目によって回復度合いは変わるようですが、デートと温泉はストレス解消、自宅療養と針は疲労回復にいいんじゃないかと思います。
情報
選手のいろんなデータを確認することができます。
選手のラウンドデータや優勝回数などの確認や選手のファッションやクラブセットについても変更できます。
予定
年間の試合スケジュールの確認ができます。
各試合の詳細も確認することができます。
出場可能な試合も分かるようになっています。
攻略
このゲームでは時間をかけてコツコツ選手に練習をさせれば、いつかは素質の上限まで能力を上げることができます。
しかし能力を上げたからと言って、どの選手でもプロトーナメントで活躍できるようになるかというとけっこう微妙です。
プロトーナメントで活躍できる選手にしたいなら、最初から素質がある選手を作る必要があります。
素質の見分け方
アシスタントコーチがゲーム開始直後の高校1年の4月1週に選手の素質について教えてくれます。
下記のコメントでどの程度活躍できそうか判断できます。
- とてつもない才能
- 凄い才能
- かなりいいセンス
- いいセンス
- なかなかのセンス
- 努力すればいい線
他にもあるかもしれませんが、自分が見たのはこれくらいです。
素質によって肉体・精神・知力・各スイングがどのレベルまで上達するかが変わってきます。
自分の経験からすると、「いいセンス」くらいのコメントではプロにはなれても優勝はなかなかできないのではないでしょうか。
才能がある選手にするには
自分の経験では下記の選択で「とてつもない才能」の選手になりました。
強い選手を作りたい場合の参考にして下さい。
- 体型 ⇒ がっしり
- トレーニング ⇒ 背中を鍛える
- 息を吸う時 ⇒ ゆっくり
- 肉を食べる時 ⇒ せっかち
- 歩く時の目線 ⇒ 遠い
- 性格 ⇒ 短気
- アドレス時間 ⇒ 短い
- 足の指先 ⇒ 曲がっている
- 体力・精神力 ⇒ 32・32
全く同じデータにしてもコーチのコメントが若干変わることもあるので、ある程度ランダムで決められているところもあるようです。
選手の鍛え方
選手を強くするためにはトレーニングを重ねるしかありませんが、いくつかのポイントがあります。
コース経験はキャディで積ませる
コース経験は練習ラウンドでも積むことができますが、18ホール回るのを見るだけで時間がかかる上にコースの数も多いため大変です。
そこでコース経験を積むのに役に立つのがプロのキャディを務めることです。
高校や大学である程度良い成績を収めていると、たまに有名プロからキャディの依頼が来るのでそこで引き受けると、コース経験値がグッと上がって帰ってきます。
5回か6回ほど引き受けるだけで、どのコースでも経験豊富と言われるほどになります。
でもキャディの依頼が来るほど良い成績を収めるのはけっこう難しいんですよね…。
プロになるまでは猛特訓
選手は練習をすると疲労やストレスが溜まりますが、プロになる前から月・火に練習をして水は休養、などと甘ったるいことをやっていてはいけません。
アシスタントコーチが疲れていると言っていても、とにかく月・火・水は練習させて選手がケガをするまで鍛え続けましょう(笑)
選手はケガをすると「寝違えた」とか「手首がしびれる」などと報告してきますので、そのタイミングで「人間ドック」に入れます。
そうすると全治1週間とか言われますが、体力もストレスもある程度回復していますので次の日から特訓しても大丈夫です(笑)
練習は計画的に行う
選手には肉体・精神・知力・スイング7種類のトレーニングを行いますが、1つ注意点があります。
- 2ヶ月間トレーニングをしなかった項目は衰える
パッティングが最大まで上手くなったからと言って、他のトレーニングばかりしていて2ヶ月間パッティング練習を疎かにしていたら少し下手になってしまいます。
そういうわけで、2ヶ月のスパンで満遍なくトレーニングを実施していきます。
- 月:肉体、火:精神、水:弱点
- 月:知力、火:弱点、水:弱点
- 月:パッティング、火:弱点、水:弱点
- 月:ショートゲーム、火:弱点、水:弱点
- 月:エクスプロージョン、火:フルショット、水:弱点
- 月:ドロー、火:弱点、水:弱点
- 月:インテンショナル、火:弱点、水:弱点
- 月:スロープ、火:弱点、水:弱点
弱点と書いたのは、週初めに選手が「この練習がしたい」と訴えてきた練習です。
選手はその時点で一番下手な項目を練習したいと訴えてきますからね。
ただし練習ラウンドをやる必要はありません。
大学には行くべきか?
高校3年の時点である程度の実績があれば大学から誘いが来ます。
そこで進学すべきか、高校卒業後に一刻も早くプロを目指すべきかということについてお話しします。
どんな素質のある選手でも6年間みっちり鍛えれば、肉体・精神・知力・スイング7種類は全て素質の限界まで鍛えられます。
しかしコース経験だけは、ラウンド練習で十分な経験を積むのは相当難しいです。
大学に進学すればアシスタントコーチを通して有名プロからキャディの依頼があり、そこで莫大なコース経験を積むことができるので自分は行けるなら行くべきと考えます。
大学から誘いを受けるには、高校3年生の時に「全関東高校ジュニア大会 予選(上位16位以内)」と「全関東高校ジュニア大会 決勝(上位10位以内)」を通過して、「全日本高校ジュニア大会」には出場しておきたいところです。
これがかなり難しいので、行けたらラッキーくらいに思っておきましょう。
- 大学は行けたら行くべき
プロになったら
めでたくプロになれたなら、シーズン中は毎週のようにプロトーナメントに参加することになります。
プロトーナメントは予選も含めるとほとんど木~日曜日に試合が行われるので、疲労とストレスが相当蓄積します。
そこでプロになるまでの猛特訓から一転して、今度はいかに疲れを取るかということが重要になります。
なので試合に出た後は能力が下がらないように気を付けつつ、下記のように針を打ちまくって(たまに温泉も)次の試合に備えましょう(笑)
- 月:針、火:肉体、水:精神
- 月:針、火:針、水:知力
- 月:針、火:針、水:パッティング
- 月:針、火:温泉、水:ショートゲーム
- 月:針、火:エクスプロージョン、水:フルショット
- 月:針、火:針、水:ドロー
- 月:針、火:針、水:インテンショナル
- 月:針、火:温泉、水:スロープ
針が疲労回復に1番効果があることは確かなのですが、これでも1年間戦えるか少し不安ですけどね(笑)