ねんきんネットの超便利な使い方(年金記録・将来の年金額)

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最近は将来の年金がヤバいというようなことが言われています。

子供がどんどん減ってきているのに年寄りばかり増えているからでしょうね。

普通に考えれば誰でもそう思うでしょうが。

ただ、将来的に年金がゼロになるわけではありませんからね。

将来の自分の年金受給額はいつでもチェックできるようにしておく必要があります。

そこで超便利なのが「ねんきんネット」です。

マイナンバーカードか基礎年金番号とメールアドレスがあれば登録できます。

ねんきんネットを使えば自分の年金記録、将来の年金受給額を簡単に調べられます。

ということで、今回はねんきんネットの超便利な使い方(年金記録・将来の年金額)を書いていきます。

年金記録で分かること

過去の年金記録

年金保険料は20歳の誕生月から納付しなくてはいけません。

誕生日が30日だろうが31日だろうがその月からの納付になります。

これは義務です。

日本年金機構のしおり」にもそう書かれています。

日本国内にお住まいの 20 歳以上 60 歳未満の方は、国民年金への加入が法律で義務付けられています。

ねんきんネットでは、自分が20歳になった月からの納付履歴を見ることができます。

下記のような感じですね。

確認方法は下記になります。

トップページ>年金記録を確認する>月別の年金記録を確認する

国民年金保険料を納付した月はピンク、厚生年金保険料を納付した月はブルーで表示されています。

一覧で表示されるので非常に分かりやすいですね。

ちなみに納付していない月は赤字で【未加】と表示されるようです。

幸いにして自分の記録には見当たりませんでしたが。

付加年金の納付状況

国民年金に加入している人は、「付加保険料」を納付することもできます。

厚生年金に加入している人は納付できないんですけどね。

なので、ずっとサラリーマンをやっている人には関係ありません。

付加年金は受給開始してから2年で元が取れる非常にお得な年金です。

国民年金に加入している人は、絶対に納付しておいた方がいいと思います。

毎月400円と安いですしね。

それはそうと、ねんきんネットでは付加保険料の納付状況も確認できます。

付加保険料を納付した月は【付加】、納付していない月は単に【納付】と表示されます。

スラッシュのところは厚生年金に加入していた月です。

確認方法は下記になります。

トップページ>年金記録を確認する>国民年金加入記録を確認する

後払いできる月数と金額

自分は知りませんでしたが、年金はトータルで10年以上納付しないともらえないようですね。

老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額|日本年金機構

昔は25年以上納付しないともらえなかったようなので、かなり甘くなりました。

それが理由でもないでしょうが、納付していない年金は後払いもできます。

ねんきんネットでは、年金を後払いできる月数と金額が確認できます。

確認方法は下記になります。

トップページ>年金記録を確認する>国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する

該当がない場合はエラーになります。

該当があった場合はすぐにでも納付しておいた方がいいと思いますけどね。

将来の年金額で分かること

受給開始年齢ごとの受給額

ねんきんネットでは、将来の年金受給額が試算できます。

どのくらい信憑性があるのかは分かりませんが、参考にはなるでしょう。

確認方法は下記になります。

トップページ>将来の年金額を試算する>試算条件を入力して試算する

好きな受給開始年齢を指定して試算開始ボタンを押せばOKです。

ちなみに自分の場合は下記のようになりました。

受給開始年齢受給予定年金見込額(月額)
60歳8万3678円
65歳11万103円
70歳15万6357円
75歳20万2591円

受給開始年齢は1ヶ月単位で指定できますが、面倒なので5歳ごとで調べました。

受給開始を遅らせれば遅らせるほどたくさんもらえることが分かります。

自分の場合は70歳受給開始くらいにしないと年金だけで食っていくのは辛そうですね。

自分の年金額を把握している人は少ないと思うので、一度試算してみることをおススメします。

累計額をグラフ化できる

多くの人が知りたいのは、何歳から受給したら1番得なのかということだと思います。

先ほどの金額から計算すれば分かりますが、自分で計算するのは面倒くさいんですよね。

ねんきんネットでは、試算した受給開始年齢に名前を付けて保存することができます。

そして、保存した受給開始年齢ごとの年金受給額の累計をグラフで表示できます。

表示方法は下記になります。

トップページ>将来の年金額を試算する>試算結果を確認する

参考に、先ほど試算した60歳・65歳・70歳・75歳の累計額をグラフにしてみます。

このように、受給開始年齢ごとの年金額の累計が表示されます。

グラフにすると非常に見やすいですよね。

これを比較すれば、死亡する年齢ごとにどの受給開始年齢が1番得なのか簡単に調べられるというわけです。

ちなみに自分の場合は次のようになりました。

受給開始年齢お得になる死亡年齢
60歳60~79歳
65歳80歳
70歳81~90歳
75歳91歳~

早死にするなら60歳から、長生きするなら75歳からにすれば良さそうですが悩ましいところですね。

自分がいつ死ぬか分かっていれば、迷うことなく選べるのですが。

人によって結果は違うと思いますので、一度やってみると面白いかも。

まとめ

今回は、ねんきんネットの超便利な使い方(年金記録・将来の年金額)を書きました。

ざっくりまとめると次のようになります。

  • 年金記録で分かること
    過去の年金記録:自分が20歳になった月からの納付履歴を見ることができます。
    納付していない月は赤字で【未加】と表示される。
    付加年金の納付状況:付加年金は受給開始してから2年で元が取れる非常にお得な年金。
    付加保険料を納付した月は【付加】、納付していない月は単に【納付】と表示。
    後払いできる月数と金額:納付していない年金は後払いもできます。
    該当がない場合はエラーになります。
  • 将来の年金額で分かること
    受給開始年齢ごとの受給額:将来の年金受給額が試算できます。
    受給開始年齢は1ヶ月単位で指定できます。
    累計額をグラフ化できる:受給開始年齢ごとの年金受給額の累計をグラフで表示できます。
    グラフにすると非常に見やすい。
    死亡する年齢ごとにどの受給開始年齢が1番得なのか簡単に調べられる。
老後の資産形成に興味のある方は「お金の教養講座」の視聴をおススメします。

ということで、今回は終わりにします。