もう会社員には戻れない…辞めて気づいた「二度とできない働き方」

木目の濃いデスクの上に斜めに置かれた白い用紙の左寄りに退職届の文字があり、その右側で紺色のスーツの袖をした人の右手が黒い万年筆を握って書き出そうとしている様子 退職

会社員を辞めてしばらく経つと、「よくあんな働き方をしていたな」と感じることが増えてきました。

当時は当たり前だと思っていたことも、今の感覚からするとかなり無茶だったなと感じます。

この記事では、会社を辞めてから振り返って「今では絶対にできない」と感じることを書いていきます。

特に学びはないので、軽い気持ちで読んでもらえればと思います。

会社員には戻りたくない人は意外と多い

大きな窓からビル群がぼんやり見えるオフィスで、木目のデスクにノートパソコンと白いマグカップ、黒い手帳が置かれ、スーツ姿のサラリーマンが片手で顔を覆いながら画面を見つめて深くうつむんでいる様子

会社を辞めてから「もう会社員には戻りたくない」と感じる人は、意外と多いようです。

そのことは、いくつかの調査結果からも分かります。

独立や起業をした人を対象にした調査では、8割以上が「サラリーマンを辞めてよかった」と答えています。

フリーランスエンジニアの調査でも、8割強が「正社員には戻りたくない」と回答しているそうです。

つまり、「会社員という働き方は一度やめると戻りにくい」と感じている人が、かなり多いということですね。

また、転職希望者を対象にした調査では、6割以上が「転勤がある会社では働きたくない」と答えています。

働き方や価値観は人それぞれですが、「あの頃の働き方には戻れない」と感じている人は、決して少数派ではないのだと思います。

  • 独立・フリーランスの多くは「会社員に戻りたくない」と感じている
  • 転勤のある会社で働きたくない人も6割以上いる
  • 「あの働き方には戻れない」という感覚はわりと一般的
豆知識:こうした調査結果の割合は、業種や年代、調査時期によって変わるため、ここで挙げた数字はあくまで傾向として参考程度にとどめておきましょう。
注意点:統計データだけで自分の進路を決めるのではなく、自分の資産状況や家族構成なども踏まえて冷静に判断することが大切です。

起業18.jp「会社を辞めて独立した人が【サラリーマンに戻りたいか?】調査」

マイナビ「転勤と転職に関する調査レポート(個人・企業)」

 

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会社員時代の「当たり前」でもう無理だと思うこと

土砂降りの朝、濡れた石畳のような路面が光る細いオフィス街の通りを、白いワイシャツに黒いズボン姿のサラリーマンたちがそれぞれ傘を差して無言で歩いていき、左右には無機質なビルとわずかな植栽や街路樹が並び、遠くまで灰色の雨と靄に包まれている情景

会社員時代の「当たり前」が、今の自分から見ると信じられないことだったと気付く場面は少なくありません。

ここからは、私自身が「今となっては絶対にできない」と感じていることを具体的に挙げていきます。

危険な現場や転勤、悪天候での出勤や長時間労働、業務スマホまで、「なぜあんなことを普通だと思っていたのか」と振り返ってみたいと思います。

 

危険な行動

会社員の頃は、割と危険なことを当たり前のようにできてしまうんですよね。

あれは今考えると、ホントに不思議です。

私もいろいろやりましたが、中でも1番危険だったのは高さ数十メートルの鉄塔に昇ったことです。

もちろん安全帯は付けていましたが、まともに講習なんか受けていませんでしたからね。

今思えば、あんな状態でよく命懸けで昇っていたなと思います。

今なら絶対にあんなことはできません。

鉄塔の上から下を見ると、マジで失神しそうになるほど怖いですから(笑)

 

転勤

私も転勤は何度かしたことがありますが、あれもアコギな制度ですよね。

その地で幸せに暮らしている人間を、会社の都合で平気で飛ばすんですから。

しかも、私の会社では人選も割と適当でした。

私もかかわったことがありますが、「あいつはいなくちゃ困るけど、この人はいなくても何とかなるから回すか」みたいな感じでしたね(笑)

そんなんで飛ばされたら、飛ばされる方はたまりませんよね。

私は今なら絶対に転勤は断りますね。

それで出世できなくなったとしても、知ったことではありません。

 

悪天候時の出勤

私がFIREしてから「サラリーマンは大変だな」と1番思うのは、天気の悪い日に出社していることです。

我が家の前の道路は、バス停に向かうサラリーマンの通り道になっています。

なので、通勤しているサラリーマンの後ろ姿がよく見えるんですよね。

その人たちは、土砂降りの雨だろうが雷が鳴っていようが、毎日同じ時間に歩いています。

それを見て、「大変だな」と思っています。

私も会社員だった頃は、頑張って通勤していたんでしょうけど、今はもう無理です。

そんな日は100%休みます(笑)

 

1日の労働時間

私の会社では1日7.5時間勤務(時間外を除く)でしたが、おそらくどこの会社も似たようなもんでしょう。

しかも、休憩時間は昼休みの1時間が普通でしょう。

平日はこのルーチンを毎日やっているわけですが、これはもう殺人的スケジュールと言ってもよいですね。

今の私では、机に座っているだけでも無理です(笑)

ただ、1日に集中できるのは、どう頑張っても3時間くらいじゃないですか?

となると、あとの4.5時間は一体何をしているのやら……という気はしないでもないですが。

 

大型連休が少ない

会社員は、大型連休も少ないですよね。

私が会社員だった頃は、1週間連続で休めたのは、正月、ゴールデンウィーク、お盆くらいでした。

その他は、祝日が木曜日か火曜日にあるときに1日年休を取って、4連休が取れたくらいでしたね。

これは会社を辞めてから考えると、異常なくらい少ないですね。

なんといっても、こっちは毎日が日曜日のようなものですからね(笑)

今はもう絶対にできません。

 

業務スマホを持たされる

これも最悪ですね。

私も会社からスマホを渡され、休日に外出するときも、会社と個人の2つのスマホを常に持ち歩いていました。

当時はこれが当たり前だと思っていましたが、今考えるととんでもないですね。

なんせ、休日であろうがなかろうが、用事があれば電話がかかってきたりメールがきたりします。

無視しても良いのですが、やはり何の用か気になりますからね。

結局、最終的には対応してしまうことになります。

これでは、年中無休で仕事しているのと同じです。

 

GPSも最悪

私の会社では、スマホの位置情報を調べられるシステムが導入されていました。

なので、調べようと思えば部下がいつどこにいたかが簡単に調べられました。

これがどういうことかというと、休日でも会社のスマホを持っていれば、調べられるということです。

これでは、プライベートも何もあったものではありません。

特に、気持ち悪い上司がいる場合なんかは最悪ですよね(笑)

なので、今なら会社のスマホを持てと言われても絶対に断ります。

豆知識:位置情報は行動履歴と結び付きやすいデータなので、多くの場合は個人情報として慎重な取り扱いが求められます。
注意点:会社支給のスマホであっても、位置情報の取得や利用方法に不安がある場合は、就業規則や社内規程を確認したうえで、人事や労務担当に相談することをおすすめします。

 

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まとめ:あの働き方にはもう戻れない

ベージュの大きなソファに片足を投げ出してもたれかかりながらスマホを眺めるカジュアルな服装の男性が、木製テーブルの上のマグカップと手帳、窓際の観葉植物とやわらかな室内灯に包まれてのんびり寛いでいる様子

この記事では、会社を辞めてから振り返って「今では絶対にできない」と感じることを書きました。

こうして書き出してみると、自分でも「よくやってたな」とあらためて不思議に思います。

自分で読み直してみても、もう会社員には二度と戻れそうにありません

なので、あとは「頼むから資産が枯渇しないでくれ」と毎日祈るしかありませんね(笑)