Cocoonで記事下広告をPC2列・スマホ1列に並べるCSSひな型|コピペでできるダブルレクタングル

自宅の書斎でブロガーがノートPCと外付けモニターを前に座り、記事下に2列のバナー広告が並んだ画面とスマホの1列表示を確認しながら、マグカップやメモ帳の置かれた机で作業している様子 ブログ

ブログで収益を狙うなら、記事下の広告レイアウトはけっこう重要なポイントです。

しかし、広告をキレイに並べるのって、割と難しいんですよね。

この記事では、PCで2列、スマホで1列のバナーをキレイに貼る方法について書いていきます。

広告のレイアウトを整えたい人の参考になるかもしれません。

この記事でできること

WordPressのCocoonテーマで、記事ページの中央にグレーの300×250バナー枠が①と②の番号付きで2つ横並びになり、周囲の本文やカテゴリータグがぼかされているダブルレクタングル広告レイアウトのイメージ

PCでバナーを設置するときに、横に2枚並べたいことがあります。(ダブルレクタングル)

しかし、ASPのバナーコードをそのまま2つ貼ると、くっついたりして見栄えが悪くなることがあります。

Cocoonの「Cocoon設定」→「広告」では、ダブルレクタングルを出すことはできますが、アドセンスのコードを入れると他のASPバナーは出せません。

かといって、ウィジェット側にもダブルレクタングル専用の項目はないので、他のバナーを2枚並べたいときは、自分でCSSとHTMLを書く必要があります。

そこで、好きな位置にPCでは2枚を横並び、スマホでは1枚ずつ縦に並べるレイアウトを、自分で作る方法を書いていきます。

バナーは横幅300px前後のサイズを想定していますが、他のサイズでも考え方は同じです。

横長のバナーなどを使う場合は、このあと紹介するCSS内の数値を、バナーの横幅に合わせて少し調整してください。

 

CSSを追加する

自宅のデスクでブロガーがデスクトップPCの画面に表示されたCSSコードを編集しながら、横に置いたコーヒーとメモ帳に囲まれて集中して作業している様子

ここから実際に、バナーを横に並べるためのCSSを追加していきます。

今回は次の2つのクラスを使います。

  • .pr-double-rect
  • .pr-double-rect-item

 

カスタマイズ前の注意点

これから紹介するCSSとHTMLを追加すると、バナー広告のレイアウトが変わります。

表示がおかしくなった場合は、このCSS部分を削除すれば元の状態に戻せます。

この記事では.pr-double-rect.pr-double-rect-itemというクラス名を使います。

同じクラス名が、すでにテーマやプラグインで使われていないか、style.cssなどで検索して確認してください。

重なっていそうな場合は、.pr-double-rect-2のように他と被らないクラス名に変更してから使ってください。

 

CSSを書く場所

Cocoon子テーマの場合、CSSを書く場所は次のどちらかです。

  • 「外観」→「テーマファイルエディター」→右上でCocoon Childを選択→style.cssの一番下
  • または「外観」→「カスタマイズ」→「追加CSS」

本番でずっと使う前提ならstyle.cssに書くのが分かりやすいと思います。

まずは試してみたいだけであれば、「追加CSS」に貼り付けても構いません。

 

コピペ用CSS

準備ができたら、次のCSSをそのまま貼り付けて保存してください。

.pr-double-rect{
    display:flex;
    justify-content:center;
    gap:40px;
    flex-wrap:wrap;
    margin:20px auto;
    max-width:720px;
}
.pr-double-rect-item{
    flex:1 1 300px;
    max-width:300px;
    text-align:center;
}

@media(max-width:768px){
    .pr-double-rect{
        gap:16px;
    }
}

このCSSは、横幅300pxのバナーを2枚並べる想定になっています。

別のサイズのバナーを使いたい場合は、.pr-double-rect-itemflex:1 1 300px;max-width:300px;の「300」の数字を、使いたいバナーの横幅に合わせて変更してください。

PCでは2つのバナーが横並びになり、画面が狭くなると自動的に縦方向に折り返されます。

CSS側の作業はここまでです。

 

記事内のHTMLを書く

自宅のデスクでブロガーがデスクトップPCの画面に表示されたHTMLコードを見ながらキーボードを打ち、横にはコーヒーやメモ帳、スマホが置かれた落ち着いた書斎の様子

次に、記事本文の中でバナーを表示するためのHTMLを書きます。

CSSで用意した.pr-double-rect.pr-double-rect-itemをここで使います。

 

バナーを設置する場所

バナーを並べたい場所に、次のようにHTMLを挿入します。

  • ブロックエディターの場合
    「カスタムHTML」ブロックを追加して、そこに貼り付け
  • クラシックエディターの場合
    テキストモードに切り替えて、貼り付け

関連記事のすぐ下や、見出し前後など、好きな位置に置いてください。

 

コピペ用ひな型と差し替え手順

まずは、ASPのバナーコードをまだ入れていない「ひな型」です。

<div class="pr-double-rect">
    <div class="pr-double-rect-item">ここにバナー①を挿入</div>
    <div class="pr-double-rect-item">ここにバナー②を挿入</div>
</div>

やることは1つだけです。

それぞれの<div class="pr-double-rect-item"></div>のあいだに、ASPのバナー広告1つ分のコードを入れます。

次の手順で差し替えてください。

  1. ひな型のテキストを削除する
    ここにバナー①を挿入など、ひな型に入っている説明文をまるごと削除します。
  2. バナーコードを差し込む
    削除した位置にA8やafbなどのバナーコードをそのままコピペします。<div class="pr-double-rect-item"></div>は消さずに残してください。
  3. 2つ目の枠にも同じように入れる
    同じように2つ目の<div class="pr-double-rect-item">にも、別のバナーコードを入れればOKです。

HTML側の作業はここまでです。

 

表示を確認する

自宅のデスクでブロガーがデスクトップモニターの横並びバナーと手に持ったスマホの縦並びバナー表示を見比べながら、コーヒーやメモ帳の置かれた窓際の作業スペースでレイアウトを確認している様子

CSSとHTMLを書き終えたら、必ず表示を確認します。

 

PC表示の確認

まず、記事を一度「下書き保存」または「更新」して、プレビューを開きます。

PC表示では、次の点だけ確認すれば大丈夫です。

  • バナーが2つ横並びになっているか
  • 2つのバナーの幅が揃っているか
  • まわりのコンテンツと比べて、極端に大きすぎたり小さすぎたりしないか

2つのバナーの真ん中のすき間を変えたい場合は、.pr-double-rectgap:40px;の数字を調整してください。

たとえばgap:60px;にすると、真ん中の間隔が少し広くなります。

バナーが縦に並んでいたり、極端に小さくなっている場合は、HTML側のクラス名やタグの閉じ忘れがないかを確認してください。

 

スマホ表示の確認

スマホで確認しても良いですし、PCから確認しても構いません。

Google Chromeなら、プレビュー画面で右クリックして「検証」を開き、画面上部のスマホ・タブレットのアイコンをクリックすると、モバイル表示に切り替えられます。

画面幅を変えながら、次の点だけ見れば十分です。

  • 画面幅が狭い状態で、バナーが縦に1枚ずつ表示されているか
  • 余白が詰まりすぎていないか、逆にスカスカになっていないか

バナー同士の上下の間隔を変えたい場合は、@media(max-width:768px)内のgap:16px;の数字を変更します。

たとえばgap:24px;にすると、縦のすき間が少し広くなります。

ここまで問題なければ、レイアウトとしては完了です。

 

まとめ:見た目が整うだけで、稼げるかは別の話

自宅のデスクでブロガーがモニターに横並びのバナー広告2枚がきれいに表示されている画面を見ながら満足そうに微笑み、そばにはコーヒーやメモ用紙、観葉植物が置かれた落ち着いた書斎の様子

この記事では、PCで2列、スマホで1列のバナーをキレイに貼る方法について書きました。

Cocoonで好きなところに、ASPのバナーをダブルレクタングル風に2枚並べたいときに使えるのではないかと思います。

横幅が狭い場合は自動的に縦に2段で表示されるので、スマホでもそれなりに見栄えは整うはずです。

ただ、いくら広告をキレイに並べても、それで収益がアップするとは限りませんが(笑)