口座の優先順位が決まったら、次に考えるべきはどの証券会社を使うかという問題だ。
世の中には星の数ほど証券会社があるが、選び方の基準を知らないと無駄な手数料を払う羽目になる。
投資でしっかり成果を出すためには、自分の目的に合った会社を合理的に見極める姿勢が欠かせない。
今回は俺が実践している証券会社選びの絶対条件と、具体的な決定法について解説していく。
譲れない2つの絶対条件

証券会社を選ぶうえで、絶対に譲れない条件が2つある。
まず1つ目は、自分がポートフォリオで決めた銘柄がすべて揃っていることだ。
1つでも銘柄が欠けていると、妥協して別の商品を買い直したり、複数の口座を作る羽目になってしまうからね。
2つ目は、購入手数料や口座管理料などの無駄な手数料が一切ないことだ。
特にiDeCoは原則60歳まで解約できないため、毎月手数料を取られる会社を選ぶと長年にわたって損失を出し続けることになる。
特定口座と新NISAは同じ会社に

特定口座と新NISA口座については、同じ証券会社でまとめてしまって問題ない。
新NISA口座を開設する際には必ず特定口座も同時に作ることになるため、わざわざ会社を分ける意味がないからだ。
窓口を1つにまとめておくことで、日常の運用管理や資産状況の把握もスムーズに行える。
この2つの口座に関しては、同じ会社で揃えて運用するのが最もシンプルで賢い選択だ。
上位5社以外は選ぶ価値なし

じゃあ具体的にどの証券会社を選べばいいかというと、選択肢は非常に限られてくる。
参考になるのは、ザイ・オンラインが公開している「低コストインデックスファンドの取扱本数ランキング」だ。
このランキングで上位に入るSBI証券、三菱UFJ eスマート証券、マネックス証券、松井証券、楽天証券の5社が圧倒的だね。
はっきり言って、この上位5社以外の証券会社は選ぶ価値が全くないと言っても過言ではない。
iDeCoは商品優先で選ぶ

一方でiDeCoに関しては、新NISAや特定口座と同じ会社にする必要は全くない。
iDeCoは法律で1社あたり35商品までと枠が制限されており、証券会社によってラインナップが大きく異なるからだ。
IDやパスワードの管理が面倒だからという理由で、自分が決めたポートフォリオを妥協するのは本末転倒だ。
同じ会社に揃えることよりも、自分の買いたい商品があるかを最優先にして選ぶべきだね。
iDeCoも結局は上位5社が有力

なお、先ほどのランキング本数は特定口座のものだが、iDeCoでも結局はこの上位5社が有力候補になる。
特定口座で低コスト商品の品揃えが良い会社は、当然ながらiDeCoでも優秀な商品を揃えているからだ。
もちろんこれら5社はiDeCoの口座管理料も無料なので、無駄なコストがかかる心配もない。
他の手数料無料会社をわざわざ探すより、この上位5社の中から商品優先で選ぶのが一番確実でハズレがない。
商品ラインナップは証券会社のホームページでも確認できるが、iDeCoナビで見るのが手っ取り早い。
最後はポイント還元率で選ぶ

上位5社まで絞り込めたら、最後はポイント還元率で一番得な会社を選べばいい。
使っているクレジットカードや保有銘柄によって貯まるポイントが異なるので、ザイ・オンラインの比較表などを参考に決めよう。
ちなみに俺の場合、特定口座と新NISAはSBI証券を使っている。
三井住友カードの積立に加えて投信保有ポイントが魅力で、以前使っていた楽天証券で毎月0ポイントだったのが、SBI証券へ簡単な手続きで乗り換えたら毎月2000ポイント以上入るようになった。
そしてiDeCoは松井証券を使っているが、理由はeMAXIS Slimシリーズが豊富で、俺のポートフォリオの銘柄がすべて揃っているからだ。
さらに松井証券なら、iDeCoの保有商品でもポイントがもらえるという大きなメリットもあるからね。
まとめ:上位5社から最適な会社を選ぶ

証券会社を選ぶ際は、欲しい商品がすべてあり無駄な手数料がないという2つの条件を徹底しよう。
特定口座と新NISAは同じ会社でまとめ、iDeCoは管理の手間を恐れず商品ラインナップを最優先に選ぶのが鉄則だ。
上位5社の中から自分のポートフォリオとポイント還元に合った会社を選び、無駄のない最適な投資環境を整えていこう。
納得できる証券会社を選んだら、あとは迷わず資産運用をスタートさせるだけだ。