インデックス投資は、誰でも始めやすいシンプルな投資方法です。
私も2017年からコツコツと続けてきましたが、いざ資産を「使う段階」に入ると、意外に迷うものです。
「どのタイミングで、どのくらい取り崩すのがいいのか?」「使いすぎて老後に困らない?」――そんな不安を持っている方も多いと思います。
今回は、私自身が最も現実的だと感じている「4%ルール」に基づいたインデックス投資の出口戦略を、分かりやすくご紹介します。
出口戦略をしっかり考えることで、将来への安心感が格段に変わってきますよ。
出口戦略を考えるべき理由
資産を積み立てることに注力している方は多いですが、「それをどう使っていくか」までは考えていないことが意外とあります。
でも、FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指すなら、出口戦略は不可欠。
取り崩し方を誤れば、せっかく築いた資産もすぐに減ってしまうかもしれません。
みんな、資産を増やすシミュレーションは楽しいけど、減らす計画ってあまり立てないですよね。
でもそこを避けずに向き合うことで、将来の生活設計がグッと現実味を帯びてきます。
- 投資の「終わり方」を考えておくことが大切
- 出口戦略が安心した暮らしの土台になる
- 減らし方の設計が資産寿命を左右する
4%ルールとは?資産を守る取り崩し法
「4%ルール」とは、アメリカ・トリニティ大学の1998年の研究に基づく取り崩し理論です。
この研究では、株式と債券を組み合わせたポートフォリオで、毎年資産の4%を引き出す運用をしても、30年間資産が枯渇しない可能性が非常に高いことが示されました。
具体的には、1億円の資産があれば、年間400万円まで生活費に使ってもOK、という考え方です。
これはFIRE実践者にも愛用されている方法で、日本のインデックス投資家にも十分応用可能です。
- 年間4%以内なら資産は30年以上持つという研究
- インフレ調整後の実質利回りベースの考え方
- 日本でも活用可能な普遍的ルール
定額と定率、どちらの取り崩しが良い?
4%ルールを実践するには、主に「定額方式」と「定率方式」の2種類があります。
定額方式
たとえば毎年400万円など、金額を固定して引き出す方法です。
メリット:
- 生活費が安定する
- 家計管理がしやすい
デメリット:
- 相場が下落しても同額を引き出すため、資産が減少しやすい
正直、相場が悪いのに同じ金額を引き出し続けるって、私には精神的にキツいです。
資産が減っている時に、淡々と取り崩すのは…考えたくありません。
定率方式
毎年、資産の4%をその時の額に応じて取り崩します。
増えれば多く、減れば少なく引き出す。
メリット:
- 資産状況に応じて柔軟に調整できる
- 資産の枯渇リスクが低い
デメリット:
- 生活費が変動し、やや計画しづらい
でも私たちインデックス投資家って、節約には強いじゃないですか?
相場が悪ければ、自然と倹約モードに入ればいいんです。
- 定額は管理しやすいがリスクも高い
- 定率は柔軟だが生活設計に変動あり
- 性格や投資スタイルに合わせて選ぶべき
月1で再計算する「柔軟な出口戦略」
定率が良いとしても、「年1回の再計算」だとリスクが高すぎます。
取り崩した直後に暴落が来たら…なんて考えると、不安で仕方ないですよね。
だから私は、毎月、資産を再計算して0.327%(年4%の月割り)を取り崩す方法を選びたいと思っています。
例:1億円の資産があれば、月33万円弱を取り崩す計算です。
使い切れなかったら翌月にプール。
逆に資産が減れば取り崩し額も減らす。
これが一番安心できるんですよね。
- 毎月の変化に対応できる柔軟性が強み
- 暴落リスクにも備えやすい
- 精神的にも安心感がある
まとめ:金を余らせて終わるくらいがちょうどいい
インデックス投資は基本的に右肩上がり。
だから、最終的に資産が余って死んでも、それは自然な結果だと思っています。
私は子どもがいませんが、遺産は特に可愛くもない姪に行く予定です(笑)。
それでも別に構いません。
死ぬ直前が一番お金持ちでもいい。
お金を使い切って困窮するより、安心して余裕を持って人生を終えたい。
それが私の考える出口戦略のゴールです。
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