セガサターン版のザ・タワーは、高層ビルのオーナーとして経営を楽しむシミュレーションゲームです。
プレイヤーの目的は、住人の要望に応えながらビルを巨大な「タワー」へと成長させることです。
ビルが大きくなるほど複雑になるのが、エレベーターや階段といった移動設備の管理です。
住人のストレスを最小限に抑え、効率的な動線を確保するための設置テクニックを整理しました。
作品概要

- 発売日
1996年3月1日 - メーカー
オープンブック9003 - ジャンル
経営シミュレーション - その他
セガサターン、1人、対戦なし
地上80階建てのビルを建設し、テナントを誘致して利益を上げる経営シミュレーションです。
住人のストレス管理が重要で、エレベーターなどの設備の配置が成功の鍵を握ります。
実在のビルを管理しているような感覚を味わえる、セガサターンの名作ソフトです。
この記事では、移動設備を効率的に設置する方法を解説します。
住人の特性

ビルを管理するうえで、住人がどのような特性を持っているかを知ることは非常に重要です。
彼らの行動や不満の理由を理解することで、効率的なビル運営が可能になります。
住人のストレス
住人は、生活しているとストレスが溜まります。
住人が感じるストレスには、移動ストレスと環境ストレスがあります。
ストレスが極限に達すると、住人はビルから出て行ってしまいます。
移動ストレス
移動にかかる時間と歩くことによる疲労で発生します。
エレベーターや階段までの距離が遠い、エレベーターの待ち時間が長い、階段の利用など。
ただし、特大エレベーターへの移動ではストレスを感じません。
環境ストレス
騒音や不便さによって発生します。
医療室や駐車場がない、うるさいテナントが近くにある、テナント料が高いなど。
住人の行動パターン
住人は適当に移動しているのではなく、決まった行動パターンで移動します。
住人の行動パターンは、次の5つです。
- 移動には最寄りの移動設備を使う。
- エレベーターの乗り継ぎは1回だけ。
- エスカレーターは連続5回、階段は連続2回までしか利用しない。
- スカイロビーでしかエレベーターの乗り継ぎをしない。
- 目的の施設は最寄りのスカイロビー、1Fで探す。
これらの特性を十分に理解した上で、移動設備を設置していく必要があります。
エレベーターの設置方法

エレベーターは、ビル内の主要な移動手段として欠かせない設備です。
設置できる基数には限りがあるため、それぞれの役割を明確にして配置する必要があります。
1つのビルには、エレベーターを24基まで設置できます。(カゴは1基につき6個まで)
通常用エレベーターの配置
スタンダードエレベーターは「自分の部屋⇔ロビー階」への移動に使います。
ロビー階は全部で6フロアあるので、1つのロビー階に対してスタンダードエレベーターを2基割り当てます。
なので、合計12基必要です。
問題はどのように設置するかですが、ロビー階の上7階で1基、ロビー階の下7階で1基を割り当てるのが効率的です。
30階のロビーなら「30階⇔31~37階」で1基、「30階⇔23~29階」で1基割り当てます。
23階の住人は一度30階に上がるので一見非効率的に見えますが、15階に降りるより早くロビー階に到着します。
特大エレベーターの配置
特大エレベーターは「1階⇔スカイロビー」と「地下⇔スカイロビー」への移動に使います。
スカイロビーは全部で5フロアあるので、1つのスカイロビーに対して特大エレベーターを2基割り当てます。
なので、合計10基必要です。
問題はどのように設置するかですが、1階⇔各スカイロビーで1基、地下1~6階⇔各スカイロビーで1基を割り当てるのが効率的です。
30階のスカイロビーなら、「1階⇔30階」に1基、「地下1~6階⇔30階」に1基割り当てます。
1階⇔30階に1基を割り当てるのはもったいないような気がしますが、1階からスカイロビーに移動する住人や一般客はたくさんいます。
なので、1基を丸ごと割り当てる価値はあります。
もう1基で、地下を丸ごとカバーします。
業務用エレベーターの配置
サービスエレベーターは「レストラン→ゴミ回収場」への移動に使います。
レストランをどの階に置かかにもよりますが、2基あれば十分でしょう。
サービスエレベーターはルームキーパーも使えますが、エレベーターの待ち時間がもったいないので使わせません。
ルームキーパーには、階段を使わせる方が効率的なです。
エレベーターの動作設定
エレベーターは、個別に動作の設定ができます。
- 曜日・時間帯ごとのカゴの動き
平日・休日の時間帯ごとに各階停止・下り急行・上り急行が設定できる。 - 標準待機階
カゴを待機させる階の設定。6個のカゴについて個別で設定できる。 - 停止・非停止階
通過させたい階がある場合に設定する。 - 待機機対応の条件
住人がエレベーターのボタンを押したときに、何フロア以上離れている時に他のカゴに任せるかの設定。 - ロビー階出発の間隔
住人が乗ってから出発するまでの時間の設定。0秒、30秒、60秒、90秒で設定可能。定員に達すると時間前でも出発する。
どの設定も一長一短あるので、どの設定にするかはハッキリ言って好みです。
個人的には、いろいろ試して「各階停止」に落ち着きました。
階段とエスカレーターの配置

階段やエスカレーターは、エレベーターの混雑を緩和するために非常に有効な手段です。
特に低層階やロビー周辺での活用が、住人のストレス軽減に大きく貢献します。
階段とエスカレーターは、合計で64個まで設置可能です。
ロビー階への効率的な誘導
階段とエスカレーターは「自分の部屋⇔ロビー階」への移動に使います。
ロビー階は全部で6フロアあるので、1つのロビー階に対して階段またはエスカレーターを8個割り当てます。
なので、合計48個必要です。
問題はどのように設置するかですが、各ロビー階の上下2フロアに、少し離して2箇所に設置するのが効率的です。
30階のロビーなら「30階⇔31、32階」で2個×2箇所、「30階⇔28、29階」で2個×2箇所割り当てます。
2箇所の設置場所については、フロアのどこからでも同じ距離になるように設置すると住人のストレスが溜まりにくくなります。
通常用エレベーターの負担軽減
階段またはエスカレーターでロビー階の上下2階を担当させることによって、問題になるのがスタンダードエレベーターとの兼ね合いです。
階段とエスカレーターで行けるフロアに、スタンダードエレベーターが止まる意味はありません。
なので、ロビー階の上下2階はスタンダードエレベーターが停止しない設定にすると効率的です。
30階のロビーなら「30階⇔33~37階」で1基、「30階⇔23~27階」で1基割り当てます。
これで、スタンダードエレベーターの負担を減らせます。
清掃員の移動効率アップ
もう一つの効果的な使い方は、ルームキーパーの「メンテナンスルーム⇔ホテル客室」への移動です。
階段は待ち時間がないので、効率的にベッドメイクができます。
余っている階段は、全部使ってもOKです。
ルームキーパーが階段で移動できる階には、サービスエレベーターを停止させる必要はありません。
特殊なエスカレーター設置術
エスカレーターは、商業施設(ショップとレストラン)の前にしか設置できません。
しかし、次の技を使えばショップとレストランの前以外でも設置できます。
- エスカレーターを設置したい場所の施設を壊す。
- レストランを設置する。
- エスカレーターを設置する。
- レストランを壊す。
- 元の施設を設置する。
要は、エスカレーターを設置する時だけ商業施設を作ればOKです。
まとめ:効率的な動線を構築しよう

ザ・タワーにおいて、移動設備の配置はビル経営の成敗を分ける極めて重要な要素です。
設置上限がある中で、いかに無駄を省き、住人のニーズに合わせた動線を作るかが攻略の鍵となります。
エレベーターの担当階を細かく設定し、階段やエスカレーターを併用して混雑を回避しましょう。
理想のタワーを築き上げるために、今回紹介した効率的な設置方法をぜひ参考にしてください。
※ 掲載画像は私のプレイ画面を撮影したものであり、著作権はオープンブック株式会社に帰属します。





